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後方兵科が異世界転移!?  作者: お芋さん
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武器類に関してほかの方の作品を見てみると、実名で使われる方もいらっしゃるみたいですね。分かりやすくするため、武器類について実名を使うように変更しました。

 サンドワーム警戒のためトラックを天幕の側面に動かしてエンジンをかけっぱなしにする。しかし、いざフォックス族の人たちを連れて入ろうとすると、彼らにとってトラックのエンジン音はとてもうるさいそうなので、改めてトラックを20m程度離れたところに移動させた。

 フォックス族を連れて天幕に入る。天幕は入ってすぐ右が休憩区画となっている。入り口を入って左にあったPCと、奥にある電子スクリーンには布がかけられている。前回休憩区画を見たときは長椅子と机が置かれていた。しかし今は長椅子は天幕の隅に移動されていて、先ほど治療した二人が横たえられている。そして休憩区画には電子スクリーンの前に並べられていた椅子が移動してきている。


(あの二人、気が利くなぁ・・・)


「皆さんこちらへ一列に並んでください。今から水とコップを配ります」


 そういってウォーターサーバーの前に立つ。

 ウォーターサーバーは透明なポリタンクがサーバーの上部に据え付けられているタイプのものだ。そしてサーバーの隣にはひっくり返された形で紙コップが重ねられている。そこから一つ紙コップをとる。レバーにコップを押し付け水を注ぎ、列の先頭に渡す。


「はい、どうぞ。水を受け取ったら、一度椅子に座ってください。椅子に座ってから飲むようにしてください」


 そういって一人ずつ水を配っていく。9人ほど水を渡したあたりでふとあることに気づいた。


(・・・?あれ?さっきから水位が下がってないぞ?)


 ポリタンク内で水面が波打つので水が入っていることがわかる。そして、水を出すたびに水面が波打っている事から、ここの水が出てきているのだろう・・・。しかし、数人分ほど水を取り出しても一向に水位が下がっているようになかったのだ。

 疑問に思いつつも水を配り、倒れている二人と赤ちゃんを除く12人全員にいきわたった。


(あれ?てっきり誰か飲み終わって二杯目を求めてくるかと思ったけど・・・誰も来なかったな)


 そう思って椅子に座った人たちを見てみると、全員まだ水に口をつけていなかった。


「あれ?どうしました?」


 そう声をかけるとガパティが答えた。


「あの・・・こんなに水をいただいてしまって大丈夫なのですか?」

「?・・・大丈夫ですよ?」

「いえ、でも・・・砂漠を越えて次の水源に着くまでまだ何日かかるのかわかりませんから・・・」

「あぁ、そういうことでしたか」


 あなたは水を何L担いで移動できるだろうか?一般に汗をかかないように生活するとして一日2Lほどの水分を食事とは別に摂取することが望ましいとされている。これはもちろん健康な生活を送るための指標でしかない。しかし5日間歩き続けるとして10Lの水で足りるのか?ここは砂漠で日光を遮るものものはなく直射日光をもろに浴び体温が上昇しやすい。加えて砂に足を取られるため固い地面を歩くのに比べ多く体力を奪われる。一日2Lはあくまで汗をかかない生活という前提での指標・・・。こういったことを考えると5日間を生きるのに10Lは少なすぎる。しかしリュックに2Lペットボトル5本 + 食料 + その他諸々を詰めて歩く様を想像してほしい。


(うん。ただのFPSプレーヤーだった私はそんなことできないな。しかし・・・そうか。5日間砂漠をさまよってきた彼らは水の重たさと大切さを知っているんだな・・・)


「飲んでください。・・・言い方が悪いですけど、倒れた人間ほど重たい荷物はありません。皆さんが自力で動けること、それが何よりの助けです。砂漠を抜けることに協力していただけるなら飲んでください」


 こちらを向いていたガパティの顔が下がり、目が左にそれる。眉尻が下がり眉間にしわが寄る。もともと疲れた顔をしていたが、それが今度は老け込む。


「・・・・・・そうですな」


(何か心当たりがあるのかな・・・?)


「えぇ。まぁ、それに皆さんには仕事を手伝ってもらう約束です。ここで倒れられては大損です。フフフ・・・覚悟してくださいね。街に着いたらこき使ってあげますから」


 悪い顔で笑う。するとガパティも顔を上げ少し笑う。


「はは。お手柔らかにお願いします」

「ええ。・・・そういうわけですから、今のうちに元を取っておいた方がいいですよ」

「はい」


 ガパティは椅子から立ち上がり、フォックス族の人たちのほうに体を向けると話し出した。


「聞いてくれ。今話にあった通りこの水はタダではない。こちらにいる行商人のイシダとの取引で分けてもらえることになった。私たちは水と食料の対価として街に着いたらイシダの商売を手伝うこととなっているが、了承してほしい」


 フォックス族の人たちから反対の声は上がらなかった。


「では、いただこう」


 それぞれが水に口をつけ始める。


「フー・・・。生き返るー」

「あー・・・なんだか癒される・・・」

「は~。疲れが吹き飛ぶようだ・・・」


(?なんか最後・・・感想違わなくね?)


 ふと思い出し、石田は赤子連れの母親フィルに視線をやると子供に水を与えていた。水が得られて食料も手に入るとわかって落ち着いたのか、幾分落ち着いた顔をしていた。

 一人の男がからのコップを持ってこちらに近づいてきた。


「もう一杯もらえないですか?」

「どうぞ。皆さんも必要でしたらご自由にどうぞ」


 そういってサーバーの前をどいた。その男はサーバーの前まで来て、コップをレバーに押し付ける。


「おぉ・・・」


 その男が水を注ぐのを見て、飲み終わった別のフォックス族も続いた。


「ううぅ・・・。ここは?」

「うぅ・・・ん?」


 数人サーバーから水を注いだ頃、先の戦闘で負傷した二人が起き上がった。それに気づいた数人が駆け寄る。駆け寄った男の一人が声をかける。


「おい、大丈夫か?」

「あ・・・あぁ。・・・あれ?・・・怪我がない?」

「ああ。お前はさっきの戦闘で足を食われたんだ。でもそこにいる旦那とその仲間が助けてくれたんだ」

「おいおい・・・足はついているし、傷跡もないぞ?」

「あぁ。俺も信じられないんだが、そこの旦那が治療したらお前の足が復活したんだよ」

「え・・・ってことは伝説の・・・エリクサーでも使ったのか?」

「・・・わからない。遠目に見ただけだが、とても複雑な・・・準備?を行って、それから最後に何かをお前に与えていた・・・」


 この二人のやり取りを聞いていた石田は内心困っていた。


(あれ?この世界では治療行為は一般的ではないのか?・・・う~ん。そしたら困ったなぁ・・・。なんていえばいいんだろう?治療ではあるけど、自分が知っているそれではないし、魔法・・・なんだろうか?)


 FPSゲームでは普通に回復アイテムとして使われていた。しかしそこに人体欠損は存在しなかった。つまり彼の目の前で起きた現象はとても不可思議なものだったのだ。また、FPSで使っていたアイテムを京藤と古井は異なる使い方をしていた。これはFPSとSTG(戦略ゲーム)では使用法が違うことを示しているのだろう。


(ずばり、よくわかってないんだよね。原理も効果もよくわからないものを使用して無事回復しましたよー・・・とか怖くて言えないな・・・)


 説明を求められると困るなと思って外に出る。外に出るとテント右手にちょうどゲートが開いたところだった。ゲートの向こうに古井と京藤が立っていた。彼女らの奥にはリュックサックや大きな手提げバッグが置かれている。


「あ、司令。食料持ってきたよ」

「すでに向こうで温めていますからすぐ食べられますよ。少し待っててくださいね」

「お!ありがとう」


 二人が後ろの荷物を取りに行く。それを手伝おうと、近づくと後ろから声が聞こえた。


「え?そのゆがんだ空間はなんですか・・・?」


 後ろを振り向くと天幕の入口にフェーネが立っていた。フェーネはゲートのほうを向いて驚いている。


「ゲートだけど?」

「ゲート・・・ですか?」

「ああ。ちょうど向こうに・・・さっき治療を手伝っていた二人が見える」

「・・・え?見えませんよ?」

「・・・え?・・・ごめん。どういう風に見えてる?」

「なんか空間がぼやけてます。蜃気楼のように、空間がゆらゆらしてます」

「そっか・・・」


 フェーネと二人、話をしている間に荷物を取り、京藤と古井がゲートをくぐってこちらに出てきた。


「・・・・うわっ!!」


 フェーネが突然現れた二人に驚いた。


「え!?ええっ!?!?」

「落ち着いて。このゲートを通って二人が出てきただけだよ」

「?この人どうしたの?」

「いや、この人にはゲートがゆらゆら揺れる空間に見えるらしくて、ゲートの向こうの様子が見えなかったんだよ。そこに二人が突然出てきたもんだから」

「あぁ・・・なるほど。ってそう、赤ちゃんだよ!」

「そうですね。急がないと・・・!」

「司令も食料を配るの手伝って!」

「了解!」


 驚いて固まっているフェーネを置いたまま二人について天幕へ戻る。中に入ると負傷した二人のもとにほとんどの人が集まっていた。復活した足に注目が集まっていて、先頭にいる者が足を触って確認していた。


「すごい・・・違和感とかないか?」

「ない。失ったというのが嘘じゃないかってくらいだ・・・」

「そうか・・・」


 という具合だった。

 天幕に入った京藤と古井は赤ちゃんを抱えたフィルを探す。フィルは休憩区画の椅子に座り腕に抱いた赤子を眺めていた。三人でフィルのもとへ駆けつける。


「赤ちゃんは・・・あれ?」

「ぐったり・・・してませんね」

「あぁ。さっき母親が水を飲ませていたから、それで幾分調子がよくなったんじゃないかな?」

「・・・水を?」

「うん。そこのサーバーの水をさっき配ったから。その時に」

「・・・サーバーの水・・・ですか・・・」


 京藤がフィルの正面に進み両腕を赤子を抱える形で突き出す。


「あの赤ちゃんを抱かせてもらってもいいかな?」


 すると、フィルは困惑した顔をしている。フィルは石田に顔を向け聞いた。


「・・・あの、この方は何をおっしゃっているんですか?」

「え?・・・もしかして言葉がわからない?」

「はい・・・ちょっと聞いたことがない言葉です・・・」

「あー、赤ちゃんを抱かせてほしいって言っている」

「あ、なるほど。はい、どうぞ」


 フィルは京藤に赤ちゃんを預けた。受け取った京藤は赤ちゃんを胸のあたりまで抱き上げたのち、赤ちゃんのおなかに耳を当てて音を聞く。京藤が診察のようなことをしている間、古井が話しかけてきた。


「驚きました。この人たちは異なる言語を使うのですね。そして司令は言葉が通じるのですね・・・」

「・・・みたいだね。でも私は特に意識して異なる言語を使っているつもりはないんだけどね・・・」

「・・・・・・そうなんですね。先ほどそちらの女性と話をしているとき、司令の言葉だけは聞き取れました。となると司令はなにか・・・意思疎通を可能とする技能などお持ちなのですか?」

「さぁ・・・ちょっとわからない」

「・・・そうですか。・・・彼らと話すときは司令にお願いすることになってしまいますね」

「そうだね。・・・まぁ、頼ってよ」


 と話をしていると、京藤が診察(?)を終えた。赤ちゃんをフィルに返して石田の方を向いた。


「ふぅ・・・種族が違うからなのかよくわからないけど、とりあえず問題はなさそうだったよ」

「よかったです」

「うん。よかった」

「あのさ司令、通常このくらいの赤ちゃんは冷水を飲ませると腹を下してしまう危険があるんだ・・・」

「へ?」

「えぇ。ですから私が白湯を用意しますって話をしていたんですよ」

「あ・・・」


 思い出してみると確かに言っていた。


「赤ちゃんは体力がないですから、その体調には気を使わないと危ないんですよ」

「まぁ、今回は何もなかったようだからよかったけどね」

「・・・はい」

「「今後、気を付けてね(くださいね)」」


 二人の笑顔が怖かった。


(なんだろう、この二人やけに赤ちゃんについて詳しいな・・・いや、これが赤ちゃんに対する男と女での認識の違いなのだろうか?)


「さて、ご飯配ろうか」

「はい」

「了解・・・皆さんご飯を配ります。一列に並んでください」


 石田はフォックス族の人たちに伝えるため少し大きな声を出して呼びかけた。呼びかけを受けてフォックス族の人たちは石田たちの方へ向き動き出した。

 京藤と古井はウォーターサーバ―隣の長机に荷物を置き準備を始めた。カバンから缶を取りだし並べていく。その様を見ていたフォックス族の人たちが足を止めざわついた。


「おい、見てみろ。金属製の容器だ」

「あぁ、どれも恐ろしく均一に作られている・・・」

「え?・・・見ろ、上に置いた容器がが下の容器にぴったりはまってる」

「ほんとだ・・・なんて精巧な作りだ・・・」


 缶詰は重ねてあるので取り出すのにそう時間はかからない。彼女らは取り出したのち缶切りでもって蓋を外していく。


「あぁ・・・もったいない。せっかくきれいに作ってあるのに壊している」

「あれ?・・・でも中にご飯が入ってる?」

「え・・・本当だ・・・え?どうなってんだろう?」


 と全員驚いた顔をしている。


(・・・缶詰を知らないんだろうか?・・・まぁ、それより彼らを並ばせないとな)


「えーとじゃあ、一列に並んでください。そしたら彼女らが配る料理を受け取ってそれぞれ椅子に座ってください」


 フォックス族の人たちは列を作るべく動き始めた。フィルがは椅子を立ち上がり列の最後尾のほうへ移動した。この時ちょうど天幕の入口からフェーネが入ってきてフィルに話しかけた。


「あれ?みんな何してるの?」

「あ、お姉ちゃん。食料を配るから並んでくれってさ」

「!!」


 フェーネは素早い動きでフィルの後ろに並んだ。

 京藤達が用意したのは鳥飯、牛肉野菜煮と羊羹だった。食べやすいように金属製の先割れスプーンが用意されている。鳥飯と牛肉野菜煮は二人が缶を開けているので石田は先割れスプーンと羊羹を配る。

 一人ずつ順に配っていく。フェーネとフィルの番になる。フィルは片手で赤ちゃんを抱えているのですべてを受け取ることができない。フェーネが前に出て、代わりに受け取ろうとする。京藤が赤ちゃんの存在に気づいた。


「あ、ちょっと待って司令。そのお母さんは別の食事を用意しているから」


 二人分のスプーンと羊羹を持って渡そうとして止まっていたのでフィルとフェーネが不思議そうな顔をする。フィルに向かって話しかける。


「えーと、フィルさんでしたね?」

「え?なんで名前を・・・」


 フェーネが慌てて会話に入る。


「あ、ごめん。さっき話し合いの時少し話に上って、その時に教えたの」

「あ、はい。私がフィルです」

「赤ちゃんを連れているということですので、皆さんとは違う食事が用意されています」

「えっ!」(フィル)

「えっ!?なんで?」(フェーネ)


 当然、独身男である石田はその理由を知らない。


「えー・・・ちょっと待ってください。京藤さん、なんで違う食事なのかってさ」

「塩分と脂肪分は乳腺を詰まらせるリスクを高めるらしいよ。で、うちの戦闘糧食は屋外で体を動かすことを前提に栄養が調整されている。このため少し塩分多めに調理されているんだよ」

「なるほど」

「あと、母乳が出ないってことだから早急に栄養状況を改善しなくちゃ。栄養の吸収速度も速いほうがいいとおもってね」

「なるほど」


 京藤の話をそのままフィルとフェーネに伝える。


「はー。知りませんでした」

「えぇ。ところでどんな料理なんでしょう・・・?」

「さぁ?ちょっと見てないんでわからないですね。あ、フェーネさんはこちらをどうぞ」


 そういってフェーネにスプーンと羊羹を渡す。京藤と古井も共に缶を開け終わり、フェーネに渡す。手が空くのを見計らって声をかける。


「で、その専用食ってどんななんだ?」

「えーと、どこに入ってる?」

「確か・・・こっちのほうに入れたと・・・あ!ありました」


 そういって取り出されたそれは、片手に収まる程度の大きさで銀色のビニール袋だった。その袋にはストローが取り付けられており、ストロー先端にはねじると外れるタイプの蓋がついている。そしてそのパッケージは・・・


『完全栄養食EX in ゼリー』


(まんまかよ!)


「・・・えーと、それってうちの領にあったの?」

「うん・・・といっても病院・・・というか救護室にあった病院食なんだけどね」


(ということはそれを摂取するとめっちゃ回復できるとかってことか?)


「栄養は1パック当たり1/3食程度が含まれているよ。補助食品だからね。あと、患者が動けないことを想定して塩分・脂質が控えめで、たんぱく質・ビタミン・鉄分が多めになってる。また内臓機能が低下している人も想定して消化吸収の効率は最高だよ」

「ちなみに効果効能としては、自然治癒能力の向上です。残念ながら回復薬としては最も低い性能なんですけどね。・・・でも自然治癒力向上ですから疲労回復・美肌効果があります。あと低い性能のおかげで一つ当たりの単価が低いってメリットがありますねぇ」

「美肌効果か・・・もしかして二人とも常飲してたりする?」

「あら?もしかして褒めてもらってます?フフフ。副作用がないのでそうしたいんですけどね。許可くださいます?」

「へ?」

「一応、これ領の所有になってまして・・・許可がないと使えなんです」

「支給品のリストには存在しないんだ。だからボク達が勝手に使ってはいけないかなって」


(あー・・・ユニットの回復に使うアイテムだからプレイヤーの指示がないと使えないのか・・・)


「なるほど。検討してみるよ」

「はい」

「で、1/3食程度ってことは・・・それ3パック?」

「そうなるね。グレープ、マスカット、オレンジ・・・フルーツ系に限られるけど各種味がそろってるよ」

「お好きな味を選ばせてあげてください」


 そういって袋からパックを取り出し並べていった。それぞれパッケージに果物のイラストが描かれているため説明は簡単だ。

 フィルのほうへ振り返ると、フェーネも興味があるのかフィルの隣に立っていた。


「容器に書かれた果物の味がしますのでお好きなものを3つ選んでください」

「はい」

「あの、私も食べてみたいです!」


 フェーネがキラキラした顔で主張した。


(この子は食いしん坊キャラ?)


「フィルさんが選んだ後で、1つだけならいいですよ」

「やった!」


 フィルはマスカット、グレープ、マンゴーを選択した。フェーネはアップルを選択した。二人は椅子へ移動していった。


「司令、もうそろそろお昼になるし、ボク達もここで食べていかないかな?」


 タブレットを取り出し時刻を確認してみると11時20分だった。


「少し早いけど、確かにいい時間だね。そうしよう」

「あのー・・・・・・私たちもお昼はこの病院食が食べたいんですけど・・・いいですか?」


 と少し申し訳なさそうに古井さんが申し出た。


(確か・・・普通の缶飯は食べ飽きたんだっけ?)


「うーん・・・・まぁ一食ぐらい大丈夫でしょう。どうぞ」

「「やった!」」


 天幕の中でフォックス族といっしょに昼食をとることとなった。

先日届いたので非常食、食べてみました。

作品に生かせれば・・・と期待したんですけど自分の語彙力のなさに絶望しました。

おいしそうに表現するのって難しいですね・・・

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