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16 スイーティーナイト (前編)

今回は少しHな内容です。あくまでも、漫画なら少年誌ぐらいの内容です。

深く突っ込まないでください。

「今晩は寝かせにないぜ。オールで行っちゃうぞ。」

「レッツ パティーナイツ!!」

「私たち!!パティービーナス!!」


おい、誰か止めろ!なんか痛すぎるぞ!おい、コウキいないのか?心で叫ぶ俺・・・


「最新の円盤も用意できてるぜ。照明、音響もOKだぜ。後はみんなで爆ぜてしまえ!イェーイ。盛り上がっていこう!」


閻魔コウキ・・・お前もか・・・

女神テラを筆頭に、また婦神達が再集合してる。


俺たちのお城が・・・新たなる新居がすでに占有されている。今日ぐらいはと、諦めて、とりあえず、離宮に行こうと妻たちを探した。


見回すと、コウキのところのメイド長も来ており、テキパキと指示を出している。メイド長が連れてきたメイドたちはバニーガールの恰好でシャンパンやカクテルを用意している。


絶対カジノ都市できたよな!



あそこに、見えるは女神ファス様・・・スケベオヤジのようなバニーガールの柔らかそうでおいしそうな、お尻をムニューとつかまないでくれ。くそ!うらやましい。いかんいかん。


それにしても、みんなハードコアなボンテージスタイル。ポリスキャップとレイバンのような金縁のサングラス、それにヤラシイ口紅。ハイヒールの婦神やブーツの婦神・・・網タイツが決まってるな。アー破りたい。さすが婦神達。


それにしても、調教されたい・・・おや??おや???おや、おや、おや?


俺は妻たちの見つけた。ボーとしている顔を望みこんだが?・・・うらやましそうに見ている。いかんぞ!イリヤ!イース!


「って、サキ!?お前まで、なぜ?うらやまけしからん恰好をしてるんだ!」


「似合わない?」


「ブラックの口紅が俺のハートをわしづかみしてるぞ。そして、また恋に落ちそうです。ああ、これは夢かな?確認の為、右手に持っている、そのしなやかそうなムチで背中を叩いてくれる?もしくは、ハイヒールで踏んでも構わんぞ。」


「お前様も嫌いじゃないわね。そういうとこも好きよ。でも、夢じゃないわよ。テラ様が捕獲した女の悪魔を調教・・・言い間違えた、極卒にするからって・・・それに、私には素質がありそうって、服も用意してくれたのよ。期待にこたえなくっちゃ!」


「いいな。うらやましいー。私も参加したいよ。」

「サキだけズルーイ。私も、女の悪魔を極卒にしたことないんだからね!」


「そうだそうだ。俺もやってみたいぞ!なんなら、俺でためせ。ウケて立ってやるぞ。」


勇者経験のある俺は痛みに強い。というより、快楽さえ感じてしまう・・・こともある。

妻たちの視線が痛い。空気が冷たい・・・そういう仕打ちは嫌いです。ハイ。でも放置なら・・・えへえへえへ・・・


「顔がヤラシですわ。ケイスケったら。一通り指導してもらったら、後でベッドの上で手取り足取り教えて、あ・げ・る・か・ら・ね。おおカミさん。」


はい、おおカミさんは待ってます。いってらっしゃーい。俺は手をふり、羊の皮をかぶったおお神さんたちの群れにサキをはなった。しっかり覚えてくるんだぞ。


俺が、あまりにも嬉しそうにしているのを見て、イースは聞いてきた。

「獄卒って閻魔の手先の?それにしても、簡単に悪魔が獄卒になれるの?」


「暇を持て余している、百選練磨の婦神達なら簡単にやりそうじゃない?」

「それに、捕獲した悪魔自慢や品評会と祝賀会・・・って名目で、騒ぎたいのよ。」


俺とイリヤはちょっとうんざりしたように・・・というより、参加できない苛立ちにふてくされていた。


「それにしても、男の悪魔たちは獄卒にしないのかしら?」


「それはいいんじゃない。個々の婦神達が個人的にやれば。掘り出し者の獄卒が出たら、その都度、パーティするんだから・・・それに、閻魔たちは男の獄卒より女の獄卒の方が喜ぶしね!」


「でも、亡者ように男の獄卒も必要でしょうけど。まあいいか。こればっかりは閻魔たちの趣味だからね。」


イースは察したかのように大声で話した。

「だから、閻魔コウキは張り切っているの。自らDJしているじゃない。それに、あのすましたメイド長も、新しいく加わる獄卒メイド達に力を誇示したいのね!」


俺はイースの頭を撫でながら教えてあげた。


「それに、悪魔は元は天使だったんだから、極卒から昇天して復帰天使になったメイド長の株は上がるからね。でも、メイド長は下手な守護天使より間違いなく強いけどね。イースもメイド長を怒らしてはいけないよ。」


「戦うメイド長!カッコいい!」

「もしかしたら、復帰天使を利用して、天使長や天使団長と知り合いになりたいとか。でも、それはないよね。」


「だよな。すでにメイド長自身も復帰天使になれるんだけどならないんだよ。でも、コウキの子が閻魔として一人立ちするときは、守護天使団長か、御使いになるかもな!」


イースもイリヤも目を丸くして驚いている。


「あれ?言ってなかったけ?そうか、まだ、会ってもいなかったよな。閻魔サツキは、まだ閻魔見習いにもなれず死神をやってるんだぞ。それに、コウキはサツキの将来の為に、俺たちを手伝っているっていっても過言じゃないぞ。」


90年以上前の閻魔サツキのことしか知らんが、イースは納得したようだ。


「コウキもメイド長も、閻魔に従う、極卒をスカウトしたいのね。」


そういうことだよ。まったく。親馬鹿にも程があるぞコウキ。


そこで、横切るイエローシュレ・・・おいおい、その幼気なアイテムの数々運ぶんじゃない。コウキは陽気に手を振ってる。


イリヤは無邪気にハシャいでいる。


「イエローシュレのコウちゃんだっけ、そのロウソクと、ぶっといヒモは何に使うの。それに、そんな形のとび箱初めて見たよ。△ってすごいね。」


「コウちゃん、私にも教えて、見たことのないアイテムいっぱいあるね。それに、この羽は何使うの。やだー?それに振動するマサージ器、私も欲しいな。」


ふれないでくれイース。イリヤ。俺の拷問道具の一部なんだ・・・それも俺の前世の黒歴史なんだから。何だか泣けてくるな。


「その真っ赤なハイヒールは少し大きくない?」

「これは靴ですけど、ハイヒールのコップです。」

「あーあーあー。その辺にしときなさい。コウ。テラ様もお待ちしているぞ。いそげ、いそげ。早く立ち去れ。」


「はーい。用を済ませて、結界作りに戻りまーす。早く戻らないとクロちゃんとアイちゃんたちに怒られちゃうわ。」


俺は動揺していらぬ事をつぶやいてしまった。


「いけいけ。コウ。そうだイリヤ、イース。男の悪魔を獄卒にする方法のさわりだけなら教えられるぞ。でも今度な!」


イリヤもイースも目が輝いている。新しいおもちゃを見つけたような赤ちゃんの目のようにキラキラしている。そんなに期待しないでくれ。

でも、イリヤは少しわかっているみたいだな。頬が紅潮してエロいぞイリヤ。


お前たちもいつかはあの婦神達のようになるのかな。少し遠いまなざしで妻たちの成長を見守ろうと決意した瞬間だった。


でも、動揺している俺は話を逸らすように、イリヤとイースをエスコートしながらシュレについて話した。


「イースはシュレの事、聞いてるかな。あいつ分身すると、髪の色と目の色、そして、顔や身長まで変わるんだぜ。俺も何人まで分離するか把握してないんだ。それに、スキルや好み、人格も別人なんだよ。」


「あれあれ、今日はなんだかアイドルシュレの事をペラペラしゃべるのね。なんか挙動不審になってるのかな?」


「イースはアイドルシュレの呼び方って知ってる?私が教えてあげようか?」


イリヤは俺にウインクして話を合わせてくれた。良い子やのー、イリヤたんは!


イリヤはサキと俺とで決めた呼び方を説明してくれた。


赤髪のシュレなら紅から「コウ」

青髪のシュレなら藍から「アイ」

黒髪のシュレなら黒から「クロ」

白髪のシュレなら白から「シロ」

黄髪のシュレなら黄から「コウ」

・・・

・・・


「シュレって男神達のそれぞれの好みを把握して分裂してない?貢ぎ物もらいすぎだよね。いっそ、アイドルキャバ嬢倶楽部シュレって呼んじゃうよ。」


長いよ。それにセンスないよ。イース。それをいうならセクキャバシュレ・・・どうでもいい。そんなことは。とりあえず、俺も動揺もおさまったから離宮にイリヤとイースと向かいながら話を続けた。


「シュレは俺が現世におりている間、閻魔に修業つけてくれていたから、俺もイリヤも詳しくは能力もわからないことだらけなんだけど、下手な獄卒達よりは優秀だとおもうぞ。それに閻魔がつかう神術も使えるから霊魂状態になれば転生さえできるかもな。」


「へー優秀なんだ。今度、アホなシュレをマジックアイテムに霊魂錬金してみれば!でも、今の魔法鞄の状態と変わらないか。」


「そんなの簡単にできるよ。立ってシュレは基本的には式神だからね。それに陰陽の術でどうとでもなるよ。」


そんなたわいのない会話をしながら、離宮にきた。


「どう、この離宮もいいだろう。お城はシ◎◎レア城と◎◎◎三世のカリオス◎◎城をイメージしてつくったんだけど。この離宮はアース様とテラ様が来たときようにと、地球のフランスにあるベルサイ◎宮殿とイギリスにあるバッキンガ◎宮殿を足したような創りにしたんだ。ちなみに迎賓館は日本の赤坂離◎そっくりに、離れの別邸まで再現したんだよ。イースは地球のことはあまり詳しくないだろから、変かもしれないが異文化交流だと思ってくれ。それに、あそこに見える神殿だけど、あれも地球のギリシアにある神殿を模したものなんだ。」


イースはふーんといった表情で俺に尋ねた。


「そうなんだ。ふーん。それにしても、サキもケイスケも、なんで、礼拝堂は創らなかったの。ちなみに神社、仏閣、教会・・・宗派は都は問わず神様見習いといっても、一応、神さまとしているだから、信仰心を集めないと力がなくなっちゃうよ。・・・でも、無くなることはないかもしれないけど、力を誇示できないし、星神にはなれないかもね。」


俺もサキはどうやらまだまだ、未熟の様だ。今までのノリならサクラ◎◎◎ミリア大聖堂とシェイク・サ◎◎◎・モスクを創ってしまいそうだ。


夜はまだまだ始まったばかりだから、イリヤとイースから神様についてくわしく聞くことになった。

次回はお楽しみに!


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