キスレチン共和国
トミエル・ブラウン
第六十二代大統領(キエメルテ共和国〜キスレチン共和国)であり民主改革運動の党首。
魔法排斥主義者であり、表向きは公表していないがクレメア教の信徒でもある。
政権を取って以降、少しずつ中枢にクレメア教徒を取り込み来るべき日のために準備を重ねていた。
ハムゼ・パミル
外務大臣。統一宗教主義戦線副党首。
初老の老人であり、ケティスの手足となって彼のために尽力している。
フェリアム・グルーゼンパーク
前大横領にして同盟派の党首であり、髪を後ろに流した威風漂う壮年。
歴代でも有数の実力派として知られており長期政権を築いていたが、帝国からの同盟派賄賂事件によって失脚し、同盟派は野党に転落する。
以前よりエイス・クローサーと名乗る黒髪を有する商人と親交があり、お互いがお互いを警戒しつつ取引を重ねていた。
ウフェナ・バルデス
キスレチン共和国最強とされる豪傑。
元々は対帝国戦線の英雄であり、現在は警備隊長を務める巨漢の男である。
西方会議において、市民向けの交流戦としてラインドル王国の人間とされるアイン・ゴッチという仮面の男と戦うこととなった。
カロウィン・クレフトバーグ
帝国戦線のもう一人の英雄。
武のウフェナに対し、知のカロウィンなどと評される。
生来の皮肉屋であり、愚痴が多くそれは上官に対しても変わらない。
ある事件でケティスと完全に対峙し、軍を辞して野に下っていた。
ソラネント・フレーグ・アットフィールド
冷静冷徹な頭脳は将軍。中肉中背の整った顔立ちをした壮年の男性。
サービアンとは幼年学校時代からの天敵でよく賭け事をしている。
その能力は高く評価されて入るが、上官や同僚を選ぶたちであり、一部上層部からの評価はカロウィン同様にあまり高くはなかった。
フォックス・レオルガード
四大賢者の一人。
既に他界したアンフィニ、カーラ・マイスム、そして半ば世俗から離れたアズウェルたちとともに、この世界を救うために戦ったことがある。
特定の魔法に特化した人物であり、現在においても何故か少年のような姿を保っている。
ケティス・エステハイム
軍務大臣であり、そして統一宗教主義戦線の代表であり枢機卿。
トルメニア出身者以外としては初の枢機卿であり、現在の総主教との関係が良いことから他の枢機卿たちとの関係は悪い。
十五年前まではただの温厚な信徒であったが、ある日突然、神の啓示を受けたと口にして、政治活動開始。
その後、瞬く間に戦線派をその手中に収め、国家の主要ポストに収まった。
クルネルソン
第二情報部所属でラインドルでの先導作戦を指揮した長髪の青年。
かなりの自信家で、キスレチン内でも嫌うものが多かった。
グリセル
クルネルソンより年上の部下。
上官の人を見下す性格をあまり好んでいない。
ミヤッカ
クルネルソンの部下。
彼の命令どおり動く駒の一つであるが、今回の命令には疑念を抱いている。
エルロブ・カタフィリム
初老の軍務省次官。制服組のトップ。
帝国の天敵とまで言われたカロウィン・クレフトバーグの上官であり、皮肉屋の彼に苦労していた。
オプジーム・ペネルマン
初老の男であり、軍務副大臣(書籍版は軍務大臣)。
かなりの良識家で懐深い人物であるが、その視線はあくまで国内とその周囲にまでしか届いていない。
ケール
やや高齢のフェリアムの筆頭秘書官
細かいところに気がつく性格で、秘書官たちをまとめ上げている。
キルベハイト
キスレチン軍将軍の初老の男性。巨漢の男で叩き上げ。
まっとうな軍人だが些か搦手に弱い
アムロン
キルベハイトの副官。
サービアン・ローク
キスレチン軍将軍の職にある壮年。やや短期だが破壊力には定評がある
ソラネントとは幼年学校時代からの天敵でよく賭け事をして負けている。
クーレンセン
サービアンの副官。