6.あなたと私の距離
更新できない、とか言ってましたが、テスト後のちょっとした休みでの更新です。
遅くなり、申し訳ありませんm(__)m
そして今回も短めです……。
ティアは小鳥のさえずりで目を覚ました。
一瞬自分がどこに居るのか分からず、数回瞬きを繰り返した。
カーテンから漏れる柔らかな光の眩しさに目を細めた。
ベッドから出て、既に用意されたお湯で顔を洗う。
どこからともなくメイドが現れ、ティアの身じたくを手伝った。
黙々と着替え、メイドの後に付いて行く。
昨夜と全く同じ廊下。一晩で変わるはずはないのだが、気分は落ち込んだ。
毎日食事をするためだけに、ここを歩くようなことはないかしら…………。
同じような重い足どりで……。
そんなことを考えてしまい、首を振った。
ティアは、そんな考えを持った自分に少しだけ嫌気がさした。
毎日をどんな風に過ごすかも、イヴァンにどのように歩み寄るかも、全て自分次第なのに……。
そして、今は朝食を食べている。
「あの、これはどのようなお料理ですか?」
それは初めて見たもので、黙々とする食事を脱する為の打開策でもあった。
「………ブイヤベースだ。」
たった一言で返されてしまった。
「そうなんですか。とても美味しいです。」
「………そうか。」
また、一言。どうすればよいのか分からなくなる。ゆえにティアは口をつぐんだ。
朝食が終盤になった頃に、イヴァンが口を開く。
「………このあと図書室に向かう。」
感情が感じられない声音。呟くようにしか応えられない私。
どこかで鋭い痛みがした。でも、それが何なのかはティアは知らない。
イヴァンはなんであんなにも素っ気ないんでしょう?
書いてる本人も分かりません(>_<。)
ティアは無自覚です……。ちょっとずつ、ですよ…………?
これ以上はネタバレになりますので、自粛!
読んでくださる皆様ありがとうございます☆♪\(^^)/♪☆