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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

でかにく

チェーンソーギャル

作者: 汽船位(キセンクライ)
掲載日:2025/12/10

 「で…何がなんだか…」

16歳で、若干化粧濃いめ女子…国宝(くにだから)サメは、昨日見た…興行収入No.1映画に影響を受けた、安っぽいコスプレイヤーにでもなったような気分で…自分の両腕を眺めていた。

 「と…とにかく…誰か…」

ピピ…

器用に、ネイルの入った足指でスマホを操作する…

 「あ…高市(こういち)…実は…コレコレこうで…」

ガチャン!

開けっ放しの、防犯意識ゼロのサメの部屋に同世代のメガネ男子、藤崎高市が入って来た…

 「ぷ…ハハハ…」

 「わ…笑ってんじゃね〜よ…」

強がりつつも、少し涙を溜める少女…

(時間経過)

 「しかし…それが、コスプレで無いとすると…」

 「マジだって…言ってんじゃん…バカ…」

(あ…何かカワイイ…)

デレるそぶりを悟られないように、よそを向いて会話を続ける高市…

 「つまり…サメが、朝目覚めると…両手に電ノコが、ついてたって事…」

 「うえ~ん…コレじゃ…」

 「わかるよ…これからの人生…」

 「パンツ履き替えられないよ〜」

 「アカンアカン…泣く時、手を目にやると切れるよ…」

ギュイ〜ン!

彼女の感情に左右されるのか…泣きと共に、刃が回転する…

 「仕方ない…僕が履き替えさせてあげるよ…」

 「グスグス…エッチ…」

半泣きで、照れるが…致し方ないって思い、替えのパンティを…感情を抑えながら刃先に、引っ掛けて手渡す…

 「見てない…見てない…」

スルスル…グイッ

言いつつ…今晩のオカズに、目に焼き付ける少年…

 「あ…蜘蛛…」

部屋の壁を這い回る生物を、無意識に払うサメ…

ブンブン…ギュルギュル…ザクッ!プシュ〜!

 「アレ…高市って…そんな背低かったっけ…」

床に切断面をくっつけ、頭だけで立つ…かつてのボーイフレンドの姿に戸惑う…

 「い…いやぁ〜!」

壁にこだまし…エコーがかかる…

 「きっと夢だ…」

もし自分が、創作世界の住人だとしたら…きっとこの後、目覚めるか…もしくは時間がループするに違い無いと、思い込もうとするサメ…

 「て…事は…アレだ…ホラ、何かであったやつ…」

自らの首に刃を当て、考える…

(そうよ…今コレを回せば…元通り…よね…)

ギュイン゙ギュイン゙!ガリガリガリ…

(骨が…ガリって…)

ふたつ並んだ首は、まるで昔の理髪店に並べられた、マネキンの様だった…






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