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【16話】別れ

元夫に手紙を出してから

数日して元夫から返事が来た。

「面接があった。だからもう少しで帰れる。

考え直して欲しい」

という内容だった。

私は身元引受人になっていたから

別れることになると

身元引受人がいなくなる。

面接があったということは

私を身元引受人として

帰ってからの調査が行われたということ。

だから近いうちに仮出所は

間違いないだろう。


でも、走り出した私の気持ちは

止まることはなかった…

だから、好きな人が出来たと

返事を出した。

また数日して返事が来た。

「わかった。荷物は置かせて欲しい。

帰ったら荷物を取りにいかせて欲しい」

と書いてあった。

納得して貰えた。良かった…


それから、私は安心して

年下の彼との関係を続けて行った。

彼も、彼女と別れると言っていたが…


ある日、彼から話があると言って来た。

「彼女と別れて来た」

心の中で、「良かった」と

思っていたら…

「別れたけど、付き合うことはできない。別れて欲しい」

そう彼は言った。

私は

「え? 私は明日からどうすればいいの?」

「彼女にも同じことを言われた。

別れてから彼女が大事だということに気付いた」

私は、それ以上は何も言えなかった。

だまって車から降りて

家に帰った。


ま、知ってたけど…


1度目の人生では

元夫と別れることが出来たから良かった。

勇気をくれてありがとう

と思っていたけれど…

今は、くず男だとしか思えない。

若いし…仕方ないか…


明日からも、会社で会うことになる。

しかし、私は知っていた。

彼は、内勤の仕事に変更させてもらうから

会うことはなくなる。

私から逃げたのだ…


会社には、彼の友達が来るようになった。


私は、友達と飲みに行ったり

紹介してもらったり

友達とお見合いパーティーに行ったりして

遊んだけど

これという人は

現れなかった…


休みに長男と街へ遊びに行っていたら

お見合いパーティーの司会の人に

ばったり会ってしまったことがある。

子どもがいることは言ってなかったので

驚かれた。

その司会の人とは

友達になって

遊びにも行った。

その人と友達とサッカーの試合を見に行った帰り

彼の彼女の働いている店の前を通った。

すると、彼がいたのだ。

彼が彼女を迎えに来ていたのは明確だった。

もう何ともないと思っていたけど…

そうでもなかったらしい。

頭の中は真っ白で

その後、どうやって歩いて行ったのかも

分からなかった…


1度目の人生の時に

どれくらいで彼を忘れたのかなんて

覚えてない…

私はどうやって彼を忘れたの…

忘れたいと思えば思うほど

忘れられないものだ…


それから数か月後…

元夫から出所したと電話があった。

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