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始まりは突然に




教室に置かれている壁掛け時計が11時52分をさしている。


今日の昼何食べようかな…肉じゃが食べたいけどコンビニ行きたくないなー

何て、数学担当のたき先が暗号みたいな問題を出してるのを遠目で現実逃避を決め込んでいるといつの間にか時計が11時59分をさしていた。


さっきからお腹はグーグー鳴ってるし昼休みまで30分以上あるし、どうしようか何て考えてた今日この頃




「今から皆さんでゲームをしてもらいます。

優勝した方はプレゼントががあるのでしっかりと、ズルはしないで真面目に行ってください。」


数学の公式を説明していたはずのたき先が急に喋りだした。



昼ごはんの事しか頭に無かった私でもえっと二度見するぐらいすっごく真面目な先生

今ままで授業中ゲームをするなんてキャラじゃないのに…

周りもざわざわとして「ゲーム?」「何もらえんだろ〜!」「勝ったらテストパスさせてくれないかな笑」「滝本先生が授業中なのにゲームなんて珍しい〜」

何て声が聴こえてくる。


「静かに、簡単なゲームですよ。ビンゴゲームです今からビンゴカードを配ります。

真ん中は穴をあけておいてくださいね。


周りから「ビンゴかよ」とか「私運ないんだよね」とか聞こえる


私も運ないんだよな〜なんて思いながら前の席から回ってきたビンゴカードを後ろに渡すと真ん中に穴をあけた


「一列だと早く終わってしまうので先に2列ビンゴになった人が優勝です。

準備はいいですか?皆さん真ん中開けました?始めますよ」

そう言って教卓の下からビンゴマシンを取り出すとゲームを始める


「12……54…73…

24………46…27……………35……………

……1…………22……」



それまで笑っていた先生がすっ…と真面目な顔をしたかと思うと淡々とビンゴマシンを回し出た数字だけを読み上げる

何だか気味が悪いぐらい真剣に読み上げていて、少し怖いような気持ちでビンゴカードに穴を開けていく


最初のは1つ2つと開いていたビンゴカードだったが後半になるにつれ中々穴が開かなくなる

周りからはチラホラ「1ラインビンゴ!」「ダブルリーチ!」とか聞こえ始めさっきまで変な緊張感が走り空いていたお腹の事なんて忘れてビンゴに夢中になっていた。


「36……………5………9……21……………7…………55…33………61…………83…………………………………………


少し遅れながらも1ラインビンゴしもう1ラインもリーチとなり周りのクラスメイトも誰が1番にダブルビンゴになるかそわそわとし始めた



「………47」

あっ!と、最後の穴が埋まり私は嬉しさから思わず「ダブルビンゴ!!」と大きな声で立ち上がった


「負けたーーー!」

「リーチだったのに…!」

「おめでとー」


大きな声で叫んだのも少し恥ずかしくなったがクラスメイトから色々言葉をかけられるのもなんだか恥ずかしくなる

周りを見ると私が1番最初のダブルビンゴだったらしい。


「おめでとうございます…


優勝は卯月さんですね、前に出てきて下さい」



そう言えば優勝したらプレゼントって何だろう…なんて考えながら先生に近く


「皆さん!優勝者の卯月 由奈さんに拍手を!!」


恥ずかしながら前に立つと後からそんな声が聴こえた

いや〜照れるな…何て思いっていると同時に腰に激痛が走った。


熱いような痛いようなよくわからないまま腰に手を回すと何か硬いものが刺さっている。

ふっと力が抜け足がガクガクとし、その場に倒れると次第に誰かが叫ぶ声や大人を呼ぶ声が聞こえてくる。


誰かが、先生が卯月さんを刺した…何て声が聞こえた




腰からはボタボタと血が流れていく感覚がし次第に痛さを感じなくなってきた体に力が入らなくて指も動かせそうにない


あっこれ死ぬかもなんて呑気な事考えながら優勝したらプレゼントが殺される事なんて漫画かよなんて思いながら目を閉じる



「 」


何か聞こえた気がするけど何にも感じないし聞こえてこない体も動かないし凄く眠たい



これ……し…んだか…も……





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