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アナザー・フロンティア・オンライン ~生産系スキルを極めたらチートなNPCを雇えるようになりました~  作者: ぺんぎん
第十三章

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ミラクル・ドーナツ

 

「ご主人様、エリアストーン周辺とミスト様のお屋敷付近で戦闘が始まったみたいですよ」


「そうなんだ? こっちに魔人達が来たから大丈夫だとは思うけど勝てるよね?」


「負ける要素はないと思いますよ。どちらかと言えばご主人様の方が危険です。負ける可能性としてはこっちの方が上ですね」


「それはそうなんだけど、あれがいる限り魔人達はここまで来れないんじゃないかな」


 ハヤトは「不死者の大森林」の北東にある採掘場所で鉱石を掘っていた。


 近くにはエシャしかいないが、この採掘場所を守るには過剰というべき戦力が揃っている。


 ハヤトはつるはしで掘るのを止めて空を見た。


 ミカンが召喚した巨大なタコのような黒い物体が触手からレーザーのような魔法を放ち、あちこちに攻撃している。


 なんという名前のモンスターなのかと思って情報を確認したのだが名前が文字化けしていて分からない。


 大昔ならいざ知らず、この時代に文字化けなどあり得ない。つまり意図的。名前を言ってはいけないとか、この世界のモンスターではないという意味なのだとハヤトは勝手に解釈した。


 そして悪魔召喚研究会のアドリアン達も公爵級の悪魔を呼び出して一緒に暴れていた。


 たとえ相手が魔人であろうとも、レイドボスになるようなモンスターが数体いる状況ではハヤトに近づけない。


 戦力はそれだけでなく、ミスト達もハヤト達を守る様に戦っている。


 ミストも強いが、全員が吸血鬼であるクラン「アンデッド」のメンバーも強い。


 ダミアンはアンデッド達を作り出して戦っているが、通常のクリエイトアンデッドとは違い、より強力なアンデッドを作り出して攻撃している。


 ルースは魔法と生産アイテムによる支援を行っていて、他の「アンデッド」のメンバーも吸血鬼化した能力を活かした戦いをしていた。


 それらの戦力を突破したとしても最後にはエシャがいる。敵プレイヤーもそうだが、魔人も近寄るのは難しいだろう。


(向こうはジョルト達やマリスさん達がノアトさん達を護衛するから問題はないだろうな)


 しばらくすればレクイエムによる大合唱が始まる。ルナリアがわざわざ相手のエリアストーンを破壊する必要はないが、こうすることで相手の士気を下げ、こちらの士気を上げる効果があるとランダは皆に説明していた。


 それ以外にも単純に勝つだけでは今後が苦しいので今のうちから泥沼の消耗戦にするとも言っていた。敵側は人数が多く、大手クランはそれなりに強力なので戦力を削るためにも余裕のある今のうちから色々仕込んでおくという作戦だ。


 普段のランダを見ていると「本当に?」と疑いたくはなるが、アッシュ達は信頼しているようなのでハヤトも信じることにした。ランダは映画公開や配給にあたってのマーケティングなども担当しているようで、戦略という意味では信用できる部分もあるからだ。


「これからはラブってコメる時代っすよ!」


 映画に関してランダがそんな風に言っていた。もしかすると今度公開するヴェル達の映画はラブコメなのかと思いつつ、ハヤトは楽しみにしている。


 そんなことを考えることができるほど余裕があったのだが、エシャが急に「え」と驚いた声を出したのでハヤトはエシャを見た。


 エシャは音声チャットで誰かと話をしたままだったが、しばらくするとエシャは腕を組んで黙った。ハヤトの方に視線を送ることもなく、眉間にしわを寄せている。


「どうかした?」


「セシルから音声チャットがあって、問題が起きたと連絡がありました」


「セシル? ノアトさん達の護衛をしてたよね?」


「はい。そのノアトなんですが、頭を抱えて痛みを訴えたとか」


「え、それって……」


 この仮想現実に痛みは存在しない。NPCが痛がる要因はただ一つ。消されている記憶が戻ったときであり、ハヤトはそれを何度も見てきた。


「記憶が戻った可能性がありますね。私と同じように気を失ってしまったようですが」


 ハヤトはディーテに以前、雑談で聞いたことがある。


 個人差はあるが消した記憶や改ざんした記憶が多いほど痛みが増しやすいとのことだった。


 エシャも記憶が戻った時には痛みに耐えられず気を失った。痛みに耐えられるなら気を失うこともないが、ノアトは耐えられず気を失ったのだ。


 それはそれで心配だが、問題はなぜ記憶が戻ったか、だ。


 この仮想現実には「AI保護」と呼ばれるシステムがあり、NPCに現実を思い出すような文章や単語は聞こえない。にもかかわらず記憶を取り戻したのなら、よほどのことがあったと想像できる。


「なんでそんなことが……」


「なにか現実の記憶を揺さぶるようなことがあったんでしょう。聞いた状況でしかないのですが、パーシャという女性が歌いだすとノアトが混乱したとか」


「混乱?」


「もしかするとノアトが現実で作詞作曲した歌を歌ったのかもしれませんね。それよりもどうしますか? ディーテ様はヒュプノスと戦っていますし、事情を知っているネイ様やジョルト様も近くにはいないそうでして。事情を知っていて一番近いのはマリス様ですね」


 囮役としてここにいるハヤトは動けない。魔人達を引きつれてその場へ行けば大変なことになる。


 微妙に察しがいいノアトなら放っておいても状況をすぐに把握しそうな気もするが、何をしでかすか分からない怖さもある。


 とくにNPCが人間であることが周囲のプレイヤーにバレることは避けたい。バレたときにこの仮想現実や出資者扱いとなっているネイにどんな影響があるのか分からないからだ。


「マリスにノアトさんをこっちへ連れて来てもらおう。ここなら目を覚ましたときにフォローしやすいし」


「それしかないですね。レクイエムの合唱に関してはノアト無しでやってもらいましょう。私の方から連絡を入れておきます」


 ハヤトは頷く。


 こんな状況でノアトの記憶が戻るとは思っていなかったが、それはそれとしてハヤトは思うところがある。


 ノアトの記憶が戻ったこともそうだが、パーシャの行動も気になる。単なる偶然なのか、それとも何か確信をもっての行動だったのか。


 パーシャはアルヴィーと同じ様にノアトに執着している感じではあった。拠点で初めて会った時にも何やら意気投合して「高尚な遊び」をするほどだ。それに昨日も個別に戦っていた。


 少なくとも悪い感情はなかったとハヤトは思っている。知っていた上でノアトの歌を歌ったのか、そのあたりをしっかり確認する必要がある。


「マリス様にお願いしました。すぐにノアトを連れてこちらへ向かってくれるようです」


「ありがとう。ところでノアトさんの歌って偶然で歌えるものかな? エシャは現実で聞いたことある?」


「ありますよ。一部の歌は名曲と言われているほどです。ただ、ノアトが歌っているオリジナルの動画はないですし、作詞作曲は不明になっていますが」


「まあ、そうだろうね。昔の歌はほとんど作者不明になってるし……ということは偶然かな?」


「偶然で歌いますかね? 名曲とは言ってもそれは一部の人達が言っていることで世界的に有名という話ではないですよ」


「なら一度パーシャさんと話をしないとダメかな?」


「答えを知りたいならそれしかありませんが、今は余計なことはしない方がいいと思いますよ。相手が確信してやったなら向こうから接触してくるでしょうし」


「なるほど。こちらから接触したら藪蛇になるかもしれないか。なら、とりあえずノアトさんが目を覚ましたときに落ち着かせることだけ考えようか」


「ノアトの場合は記憶が戻っても何も変わらない気がしますけどね。たぶんドーナツをあげれば落ち着きますよ。ちなみに私はパフェで落ち着きます」


「知ってる」


 ハヤトはそう言ってからドーナツの作製を始めるのだった。




 十五分ほどで、マリスがグリフォンのランスロットに乗ってハヤト達がいる場所へとやってきた。


 マリスの後ろには気を失っているノアトがうつぶせでランスロットに積まれている。


「お待たせしました! ノアトさんを連れてきましたよ!」


「ありがとう。ここなら人も少ないし安全だから意識を取り戻してもなんとかなると思う。そうだ、意識を取り戻す前に状況を確認したいんだけど」


「なら、私が知っている限りで説明しますね――と、その前にノアトさんを地面に寝かせましょう。毛布とかあります?」


 ハヤトはすぐに準備をしてからノアトを仰向けに寝せた。


 その後、マリスは当時の状況を説明する。


 ノアトとアルヴィー達はマリス達のテイマー部隊や大手クランと共に大森林を侵攻していた。


 さすがに森全体をカバーできるほど広範囲で大合唱はできないので、レクイエムは二回に分ける作戦だった。


 自軍のエリアストーンからミストの屋敷まで一度配置して、ルナリアが屋敷に移動する、その後、屋敷から相手エリアストーンまでの範囲をカバーするという形だ。


 ディーテからの褒美で歌の効果範囲が広くなっているノアトをミストの屋敷に配置することになっていたのだが、そこで戦闘になった。すでに相手が屋敷を押さえており、それを奪還する形での戦闘だ。


 戦い自体は問題なく、こちら側が有利だったが、屋敷の上空にパーシャが現れてノアトに対して口上を述べてから歌いだした。


 バフ効果を空から振りまくというこちら側からしたら迷惑極まりないやり方だが、それは問題ない。


 問題は歌を聞いたノアトが頭を押さえてうずくまったとのことだ。


「ミラクルドーナツ?」


「ええ、パーシャさんと言う方が口上を述べたとき、ほとんど意味は分からなかったんですが、ノアトさんに対して言った気がします。それを聞いたノアトさんも最初は首を傾げていたとか」


 ハヤトは考える。


 ドーナツといえばノアトだ。だが、ミラクルドーナツという料理は知らない。もしかすると「高尚な遊び」の言葉かもしれないとハヤトは顎に手を当てて考え始めた。


 悩むハヤトの隣でエシャが口を開く。


「ミラクルドーナツはノアトの名前ですね。以前そんな話を聞いたことがあります」


「……名前?」


「アーティストネームというんですかね。本名ではなく歌手として名前です。ノアトはミラクルドーナツと名乗っていると言っていた気がします。興味がなかったのでうろ覚えですが」


「ちょっとは興味を持ってあげて」


 ハヤトはそう言ったが、これで一つはっきりしたことがある。


 エシャが言うとおり、ミラクルドーナツがノアトの名前なら、パーシャはその情報を手に入れたのだ。ノアトの歌を歌うだけなら偶然で済むこともあるだろうが、当時名乗っていた名前まで知っているのなら意図的だったというしかない。


 ただ、どこで手に入れたのか、という話になる。


 ハヤトも以前、エシャ達の情報を調べたことがある。百年も前の事なのだが、ネットに何かしらの情報があるかもしれないと思ったからだ。


 出てきた情報は世界的に有名だった俳優のヴェル・ブランドルくらいで、家族であるアッシュやレンの情報はなかった。かろうじてパットやミカヅキの情報が映画のクレジットにあった程度だ。


 他にも有名ということではイヴァンがヴァーチャルグラディエーターという仮想格闘技で世界一位だった情報や戦闘の動画が残っている程度。レリックの情報は当然のこと、ミストやダミアンの情報もなかった。


 それはいいとして確認しなければならないことがある。


「相手のパーシャさんはノアトさんが倒れたとき、どんな感じだった?」


「ホウキに乗って空を飛んでいたので、どんな感じかと言われてもよく分からないとしか言えないです。ただ、向こうも驚いたのか歌が止まっていましたね」


「なら、ノアトさんが人間であることを知っていたわけではないのかな……?」


 もし記憶を取り戻させるために歌ったのなら、こうなることも知っていたはず。驚いたのならこうなるとは思っていなかったという可能性がある。


 そう考えた直後、眠っていたノアトから「うぅ……」とうめき声が聞こえた。


「ノアト、大丈夫ですか?」


 エシャがノアトの近くに膝をついてそう尋ねると、ノアトはゆっくりと目を開いた。


 ノアトがエシャの顔を見ると、不思議そうな顔をしてから再び目をつぶった。


「あと五分」


「馬鹿言ってないでとっとと起きてください。撃ちますよ」


「もう少し優しくしてあげて」


 目を覚ましていきなりボケることができるなら大丈夫そうというのがハヤトの見解だが、状況が状況だけに多少はいたわりの心が必要だ。


 ノアトは上半身を起こしてから顔を左右に何度も振る。そしてハヤトやマリスを見た。


「ハヤトさんやマリスちゃんがいるってことは夢じゃないんだ?」


「夢?」


「記憶がない間は半分眠っていた感じだったから夢かと思った」


「実際にほとんど寝てたけどね」


「その呆れ顔のツッコミは明確に覚えてる」


 ノアトはそう言って立ち上がる。そして両腕を上に大きく伸ばし、首を左右に何度も曲げてから、最後に手足をぶらぶらと揺らした。


「仮想現実だけど、こうすると目が覚めたって感じ。ところで、何がどうなっているわけ?」


「仕方ないので説明してあげますよ」


 エシャはノアトに説明を始めた。


 どちらも面倒くさがりなので話はすぐに終わる。端的に説明しただけだが、それだけで十分だったのか、ノアトは頷いた。


「大体分かった。詳しいことは後で聞くけど、一つだけ教えて欲しいことがある。かなり大事なこと」


「なんです?」


「披露宴の出し物は歌で良い? 友人代表としてスピーチもする?」


 ハヤトは眩暈がした。ハヤトとエシャの結婚、その披露宴で歌うと言っているのだ。


 大昔ならともかく今の時代の結婚式や披露宴はかなり質素だ。結婚式で指輪を贈ることはあるが、神に誓うようなことはない。そもそも今は宗教が廃れていて神を信じているなどと言うものなら、よほどの悩みを抱えているのかと心配されるレベルだ。


 結婚ともなれば、親しい友人と食事会くらいはするので、それが披露宴のような扱いになる。財団の関係者なら豪勢なものになるが、労働階級の人間ならちょっとした宴会みたいな状況になるだけだ。


 出し物をするならお願いする可能性はあるが、これまでの事情を説明した後の質問がそれかと思うと、放っておいてもいいような気がした。


 そんな状況でもエシャは全く動じていない。それを頼もしいと思いつつも、少しくらい慌ててくれともハヤトは思った。


「何を言っているのかは分かりませんが、ノアトは友人じゃないので出し物もスピーチも必要ないですよ」


「照れなくていいのに。こんなエシャちゃんだけどハヤトさんはいいの? 将来、苦労するよ?」


「現在はノアトさんの言動に苦労していることを察して」


「ハヤトさんも言うようになった。お姉さんは嬉しい」


 年下だろ、というツッコミはこれまでも何回かしているので、もう打ち止めだ。代わりに溜息をつくと、ノアトは少しだけ不満そうな顔をしている。


「それにしてもずいぶんと落ち着いているね。もっと慌てるとか思ったんだけど」


 ハヤトに経験はないが、記憶を取り戻すというのは意外に大したことがないのかもしれないと思い始めた。


 これまでも記憶を取り戻した人達を見てきたが、慌てるような感じではなかった。マリスやスーリャなどはその場で分析を始めるほどだ。


「アーティストとはそういうもの。歌とドーナツがあれば無人コロニーで目が覚めても世は全て事もなし」


「無人コロニーで目が覚めたら大問題だからね。あと、そんなところにドーナツはない」


「そうそれ。そういうツッコミが欲しい。もっと頂戴」


 ノアトとのやり取りを見ていたエシャが溜息をついた。


「そんなことよりもノアトはこれからどうするんです? ログアウトしますか?」


 ノアトは腕を組んで考えるポーズを取った。


「謎の歌手ミラクルドーナツとして再誕するのも悪くない。いままでも本気で歌ってはいたけど、記憶を取り戻した私の『本物』を聴かせて、そのまま歌手デビューするのも一つの手」


「事情があるからNPCのままでいてもらえるかな?」


 そんなデビューを果たされたら、NPCは人間ですと言っているようなものだ。しかも百年前の人間。それだけは避ける必要がある。とはいえ、ノアトを知っている人は極わずかだが。


「面倒なことになっていることは分かった。でも今回みたいにNPCが記憶を取り戻すのは時間の問題だと思う。いつまでも隠し通せるとは思えないけど?」


「それはそうかもしれないけど、タイミングが悪いと言うか、大混乱になるとイベントで勝てなくなるかもしれないから」


 パーシャがどんな状況でノアトの情報を手に入れたのかは不明だが、そういうことができるということを証明した。それならノアト以外のNPCにも、やり方はともかく似たようなことができるという事になる。


 そのあたりのことをパーシャに聞くことができればいいのだが、敵な上に現実ではどこの誰なのかも知らないので、こちらの事情を話すわけにもいかない。


 それにヒュプノスやアマンダが絡んでいる可能性がある。パーシャに情報を提供してこちらを混乱させようとしたとも考えられるのだ。


 どうしたものかと思っていると、エシャが急に空に向かってベルゼーブを構え、ノアトやマリスもそれに反応して上を見た。


 ハヤトも釣られて上を見ると、ホウキの上に立って空を飛んでいるパーシャと、それに随行する二人がこちらに向かっているのが分かった。ただ、単に飛んでいるだけでなく白旗を振っている。


 白旗は降参の証。戦う気がないと言っているのだろうが、それを信じていいものか微妙なところだった。


 パーシャ達を見ていたノアトがいきなり頷いた。


「ハヤトさん、あの三人をこっちに呼び寄せて」


「大丈夫かな?」


「白いのと黒いのは分からないけど、パーシャって子は悪い子じゃないから話せば分かるはず。魂がそう言ってる……!」


「言っておくけど『高尚な遊び』はやらないでね」


 ハヤトはアドリアンやミスト達に音声チャットを送った。上空にいる三人を通して欲しいとの内容だ。


 二人とも事情を詳しくは知らないはずだが、すぐに了承した。その後、パーシャ達を襲わないという話が周囲に展開される。


 そしてマリスがここまで案内することになり、ランスロットに乗って迎えに行って、ゆっくりとこちらに先導していた。


 ハヤトは大丈夫かなと心配しつつ、パーシャ達が来るのを待つのだった。


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― 新着の感想 ―
[良い点] ドーナッツの請求がないだと相当動揺してますね
[良い点] ノアトさんの記憶が戻ったと言われても、何も心配はいらないのでは? としか思わなかった。 実際、何の問題も無かった。 この分だとセシルやイヴァンも記憶が戻っても大丈夫そう。 特にイヴァンはリ…
[良い点] ドーナツを要求しない……だと!? これは実は内心動揺しているということかな。
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