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36話:婚活パーティと就職口の増加作戦

 まず、翌日、陰山は、事務所に帰り婚活パーティーの募集の草案を練って、

今までの山陰創造社と市の活動と移住者増加の歴史を書いた。婚活パーティーは、

18以上~40歳未満までで1回30人づつで、おこなう様にして開催回数を

多くすることにした。県外から参加の女性には交通費2万円、宿泊費1万円の

合計3万円を補助する事にした。創造社の中で移住してきた未婚女性、水戸

さんと瀬戸さんに、この地区の女性の移住相談窓口になってもらう様にお願い

したところ了解してもらった。


 次に全体の婚活の責任者として創造社の山田部長にお願いし今後の婚活

パーティーの企画、補助金の送付、予算管理の全てを担当してもらう事にした。

 つまり創造社では道の駅事業、飲食関連事業、レンタルオフィス事業、

温泉センター事業と移住支援事業と5本柱で事業を展開して行く事になった。

 収益を出せる事業と赤字になる事業があるが、この地域、若い移住者、

起業家の支援事業で収益を事業全体でプラスに維持することを目標に行動

していくことになる。婚活パーティーは4月、6月、9月、11月の年4回

、企画して、女性募集人数、1回30人の補助金3万円、年間360万円、

広告宣伝、通信費用40万円、食事代、会場費300万円、合計700万円。


 実際に移住して、こちらで結婚した人のインタビュー大家族で移住してきた

人のインタビューなどプライバシー注意して使わせていただく事を考えた。

 また広告宣伝費は東京のI、Uターンセンターでの広告宣伝の出張費も含めて

考えている。起業家の支援事業については信金にお願いする。山陰創造社で、

移住者の仕事を正社員80名とパート、アルバイトで120人の合計180人、

受け入れたが、2018-2025の8年間で660人の移住者を受け入れた

うちの30%程度でしかない。今後、受け入れるために新しい事業を考えて、

人を受け入れていかなければ、就職先の問題が出てくることが予想された。


 ネット社会の今、陰山は、やはりネット関連の事業を考えた方が良さそうだ

と考えた。ここは、ソフト会社の宮城さんに、連絡して、話を聞くことにした。

 数日後、陰山は宮城さんのオフィスをたずねて、新しいネット関連事業に

ついて、どんな、ニーズが、あるか、単刀直入にたずねた。すると、儲けは

少ないが、ホームページ管理、受付、通販の24時間コールセンター、外国語

の翻訳と観光案内、日本の企業案内の作成などネット企業の下請け事業などが

考えられると教えてくれた。ただ、時間的に9時から17時と言うよりも、

夜間、深夜、早朝、24時間体制と時間的には、かなり厳しい。その割に単価

が低いので、パート、アルバイト向けだろうねと言うのだった。具体的に

事業案を聞いてみると、外国語翻訳、データ入力、24時間コールセンター

の委託事業、ソフトウェア企業の下請け計算処理など単純でめんどくさい仕事。

 夜型の若者には良いが中高年には厳しいし従業員の送迎、移動の問題がある

よと言われた。宮城さんの話を聞くと、やはりパート、アルバイトの掛け持ち

しかないように思え現実の厳しさを痛感するのだった。ここまで完了

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