29話:老舗デパートの倒産1
じゃー期待してますよと陰山が言い、最後に若者が積極的に夢を語ってくれるのは、
誠にありがたい、何とか、その夢を実現させて上げたい。しかし、まだ甘い所もある。
そこを我々、先人が支えていくべきだと言い、こういう夢にトライし続ける若者を
この地に集めて実現させてYG市に再び活気を取りもどそうじゃーありませんか。
そのために、ここの若者達に、みなさんのご支援をこれからも宜しくお願いします
と言い、これで、この会を終了したいと思いますと宣言した。
この地区の一番の高級デパートが経営不振で閉鎖された、その跡地の処理を
役場から創造社に電話かかかってきた。そこで陰山はレンタルオフィスの40社を
このビルに移動させるてはどうかと考えた。その他、学習塾とコンピュータ塾も
入居させる案などを考え、また移住者や若者のサロンと喫茶店、地産地消の喫茶店、
レストラン、地ビールの店と入居させる事を考えた。空いたレンタルオフィスは、
格安のシェアハウス、ゲストハウスとして使う事を考えた。
市長からは駅前のデパート跡地を残して再利用して欲しいと言われ、池田建設の
池田社長と電話で話し、後日、直接会って相談する事にし、その前に池田建設の
山川部長と共にデパート跡地のビルで会って改修費用と工事期間や問題点を捜す事
にし、1時間後とデパートで会い7階建ての大きなデパートを見て回った。
山川さんがレストランを入れるなら水回りの大きな改修が必要だ。次に多くの
区割りで小さな部屋として使う場合、窓側の方にばかりに部屋ができて中心部を
教室形式で使うとしたらトイレの数がを増やす必要があり、築30年以上で、
耐震補強工事をすればば改修費用は1億を超える金額になると言った。
直近の問題は、1:水道の問題、2:トイレの数を増やす。3:内側の部屋の
照明問題。4:デパートの耐震設備の状況。山川部長がビルの図面のコピーを
取って、そこに、手書きで、部屋の区割りを書き込んでくれた。
レンタルオフィスを町中の駅前の一等地に移転する問題についてレンタル
オフィスの責任者会議を開いて討議した。まずお風呂がなくなる事、少し手狭に
なる事を話した。オフィスの責任者からは料金が同じなら了解すると言う事で了解
してもらい、農協、漁協に2階に入る事、1階を市役所の分庁舎として使う事などを
連絡し了解してもらった。
最上階の7階にレストラン、喫茶店、地ビールの店の入居をお願いした。
6階に以前計画していた移住者や地元の高齢者、若者が集える自由に使える喫茶店
をレンンタルルームの一角を間仕切った小さな部屋につくった。これで6階の市民の
ためのレンタルルームと小劇場を随時、利用受付をするようにする事とした。
敷地1350m2の7階建て(延べ床9448m2:36m*36m)1階を
市役所分庁舎、市長室、応接室、2階を農協、漁協、山陰創造社、3階をレンタル
オフィスA,4階をレンタルオフィスB、5階を進学、パソコン塾、6階をレンタル
ルームと小劇場、催事場、7階を地場のレンストランと地ビール、喫茶店という
計画で行く事にした。




