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第6話

ブクマ30超えました!物凄く驚いています。拙い小説ですが今後ともよろしくお願いします♪(´ε` )

ついにこの日がやって来た。


神様、どうか剣と魔法の素晴らしいスキルを下さい。

俺はこの日のために7年間毎日教会へ通って居たのだ。きっと神様も応えてくれるに違いない。

出発の準備をする。今日は父上も母上も休みを取って俺たちの帰りを待ってくれるらしい。



「2人とも、7年間よく私の指導に耐えてくれました。特にエルス、貴方たちにはスキルがなくても使える知識や魔法の基礎を沢山教えました。それらも極めればスキルへの昇華も叶うかもしれまん。我々エルフはその長寿を活かした、スキルの研究を行って来ましたので」



俺たちはレフィ先生に多くのことを学んだ。妹が脱駄妹するくらい。

おにいちゃんは駄目な妹の方が好きなんだけどね!好きなんだけどね!

知識はもちろんだが、ステータスの上げ方やスキルに満たない基本的な技、ポケットのなかのモンスターで言うところのたいあさりとかはねるとか。はねるはダメか。

教会から馬車が派遣される。貴族待遇万歳だぜ。まぁトール兄さんが出してくれたんだけどね!

俺とユリーカ、レフィ先生は馬車に乗り込む。




「どんなスキルがあるのかなー」



「ユリーは間違いなく天使スキルがあるぞ」



「ぶー私はそういうの興味ないもん。それに私は神よ!信者はおにいちゃんだけだけど!変な称号あるのってほとんどおにいちゃんのせいな気がして来た...」



「ふふふふふ」

妹よ私は神だ!などと痛々しい!俺のせいか?俺のせいなのか?確かに俺は唯一の信者である。

そしてついに気がついたか。だかもう遅いのだ!




「おにいちゃん気持ち悪い」



破壊力抜群だ。きっと破壊魔法のスキルもあるに違いないぐぬぬぬぬ



たわいの無い会話をしながら馬車に揺られて30分程経つと教会が見えて来た。

兄のトールが働いている。トールは12歳になると王都の神聖アンセトール教学校に行き、15歳でこちらに戻って来ており、今や立派な助祭として教会で働いているのだ。テュポン1の優男風イケメンで礼拝に来ている老若問わず女性からモテる。父からは騎士団で働けと言われていたが反対を押し切って神を説く道へ進んだ。

ちなみに長兄のライオは魔導師学校を卒業後父に次いで宮廷魔術師になった。父に劣らず複数の属性魔法を操る期待の新星である。父と王都で暮らし家督を継ぐべく貴族会デビューも果たした。父はこれまでの功績が讃えられ近いうちに伯爵になるのではと噂されており、兄への縁談も多いに違いない。美人貴族令嬢のよろしくやってるに違いない!羨ましいな!俺と変わってくれ!





「ようこそワンアイズ家の皆様。本日はいい日になりますようお祈りいたします」


入り口では司祭さん自ら出迎えてくれた。

中に入るとトール兄さんもいる。


「やぁ2人とも昨日はよく眠れたかい?」




「今日が楽しみ過ぎてあまり眠れなかったな」



「エルスはどう言うわけかずっとスキルを楽しみにしてたもんね、仕方ないさ」




「私もたのしみ」



「そうだね。2人とも父上や母上に負けないくらい良いスキルがあるといいね」



「トールにいさんの治癒魔法もすごい」



「ユリーに言われると僕も自信がつくね」



「ふふふ」



天使の笑顔。ユリーは唯一の女の子で末の妹として家族皆の愛を受け健やかに成長しましたよトール兄さん!





「長話もなんだから早く勇者の祭壇へ行ってスキルを見てもらおうか」








祭壇へ向かうとそこには俺たちと同じくスキルを授かるべく多くの子供達とその両親がいる。

スキルは身分に関係なく無料で見てもらえる。そのせいもあってかアンセトール教は影響力がすさまじい。

別に教会でなくても見れるようになればいいとは思うが鑑定用の魔道具が教会にしかないのだから仕方ないと言えば仕方ないが物凄く胡散臭い。鑑定スキルは存在するらしいがレアスキルな為こういった教会に成り替わる事も出来ないのだとか。まぁ鑑定スキルなんて異世界勇者御用達だもんな。




俺たちが列に並ぶと




「あの子たちがワンアイズ家の双子かしら?初めて見るわ。ものすごく可愛らしい」

「そうね。ユリー様とエルス様将来が楽しみだわ」

「ユリー様ハァハァ」

「ちょっと失礼よ!不敬罪で処刑されてしまうわ!」

「神はこの日のために天から使いをお寄越しになられたに違いない!」




俺たちは普段屋敷から出て近所の人たちと交流は殆ど無かった。我が家が領主と言う訳ではないので尚更だ。決して引きニートしてしてた訳では無いがある意味初のお披露目に近い。なんだかむず痒いな。しかし!妹にハァハァしてる彼奴は許さない!がユリーが天使のなのはしょうがない。多めにみよう。




「さて皆様、お揃いですかな」



司祭様の言葉に皆が耳を傾ける。どうやら俺達が最後だったらしい。



「それではスキル鑑定の儀を始めます」


会場がどよめく。このスキル至上主義の世界だ。いくら自分でスキルを身につけられると言っても限界がある。優秀なスキルがあれば身分に関係なく重宝されるだろうし父上のように平民から貴族にもなりあがれるのだ。子供達の華々しい未来に込められる期待は大きい。





最初の子のスキル鑑定が終わる。

鑑定が終わるとスキルの書かれた紙が渡されるのだが




「やった!お父さんと同じ漁師スキルがあるよ!これでお父さんの後をついで漁師になれる!」



「よかったな、うんよかった」



筋肉隆々の父親が涙を流している。いい子を持った彼は幸せだろう。

しかし兄達もそうだがスキルって遺伝するのか?そう言った研究もされてはいるのだろうが。

次々にスキル鑑定が終わり、自分の持つスキルに皆一喜一憂している。

ただ俺たちの前の子供の鑑定が終わった時ある一言で会場が一気にしんとなるまでは。





「残念だが君にはスキルがない」





スキルがない。俗に言う無能者。彼女は今日をもって無能者のレッテルを貼られる。

スキル無しは極稀にいるそうだ。確率は1パーセントに満たないらしいが。無能者だからと差別される訳ではないが生き辛くなるのは明白だ。

この世界でスキル無しと言われることは死刑を宣告されたに等しい。彼女にはこれからの未来を照らす道がないのだから。



「スキルがなくても、生きていけるわ。そうでしょ?お母さん」



泣き崩れている母親に彼女はそう言葉をかける。その笑顔は悲しみの涙に包まれていたがどこか強い輝きを放っていた。会場の空気は次第に彼女達を励まそうと皆が声をかける。

無能者に対して心無い言葉をかける者は誰1人として居なかった。




並々ならぬ雰囲気の中、俺たちの番になる。

何これ超気まずいんだけど。スキル無しを宣言された母親の視線が物凄く痛い。

俺たちは宮廷魔導師の父を持ち、母親は元騎士だ。それに教会では治癒魔法を持つトール兄さんが働いている。これまでの鑑定結果を見るにいいスキルを持っているに違いないのだから。





「さて長かったスキル鑑定の儀ももうそろそろ終わりですね。あなた達は良きスキルを持つ両親、隣にいるトールの弟妹なのです。彼女の事は非常に残念では有りますが」



「なぁレフィ先生、彼女どうにかならないのか?」



「エルス様はお優しいですね。残念ですが世の中そう甘くはありません。これでも私は物凄く高いんですよ?平民の彼女ではお金は払えないでしょう」




様付けされた。普段先生と生徒という事で様付けなんてされないのに。ゴンザの気持ちがわかる。レフィ先生に様付けされると失礼だがなんか気持ち悪い。

まぁそうだよな。家庭教師なんてよっぽど裕福でなければ教会に通い座学などを受けるくらいしか教育制度がないのだから。スキル鑑定が終わった後ならそのスキルを生かすべく王都の学院に通うなりするのたが。


「そうか」



「彼女は無能者と言われた時もああやって強い心根をもっているのです。心配する事はありません」



「そうだよな。それじゃ気を取り直して!レディファストという事でユリーから行くか」




決してスキル無しの子が出て物怖じした訳ではないので!!!決して!!!




「っふおにいちゃの意気地なし」



どうやら妹には見透かされて居た様で鼻で笑われた。

称号に意気地なしが追加されたに違いない。妹の言葉は俺にとって神にも等しいのだから!!!



「それではこちらに手をかざしてください」



アンセトールは魂に刻まれていると言って居たが手をかざすだけか。

俺はてっきり医者の様に聴診器のような魔道具で幼女のぺったんこハァハァと合法的にできる者だったと思って居たが違うでござる!!!この日を境に俺は聖職者への道を断つことを決意した。

なんてどうでもいいことを考えている内にユリーのスキル鑑定が終わる。



「どうだった?」



「ひみつ。後で見せ合いっこ」



可愛いなぁこいつ!!!よし!おにいちゃいいとこ見せるんだから!




俺はスキル鑑定の魔道具に手をかざす。見た目は台座に刺さった水晶で出来た剣みたいだ。

つい◯狼剣を押し込め!たくなる。そこは聖剣ごとく引き抜きたくなるだろうが俺は違う!

剣の下の台座から結果用紙がだされるみたいだがどこか変に現代じみている気がして腑に落ちないがそういうものなのだろう。




しかし手をかざして1分経っても用紙が出てこない。



「どうしたのでしょう?まさか故障したなんてないと思いますが...」


司祭が俺の不安を煽る。

すると剣がまばゆい光を放ち始めた。












「久しぶりだな我が子よ」



突然俺は異世界に来た時のように不思議な空間に呼び寄せられた。



「爺さんに我が子と呼ばれる筋合いはないと思うんだか」




「ふぉふぉふぉ。この世界に住む者は皆我が子よ」



などと如何にも神様らしい事を宣う。




「そんな事より、なんで俺はこんなとこにいる?」




「儂が呼び寄せたのだ。あの魔道具に触れた者のみ儂はその魂の深淵を覗くことができるのじゃ」




「そうなのか?それじゃみんなこの空間に呼び寄せられるのか?」





「いや、個人的に楽しみにしていたからのぉお主だけ特別呼び寄せたのじゃ」




「そんなサプライズいらねぇよ!」



「そういうなて。ここにいる間向こうの時は止まるのじゃ問題なかろう」




「そういう問題じゃねぇよ!クソジジイ!」



案の定タライが落ちてくる



「いてーな!なんで悪口言うとタライ落とすんだよ!」




「趣味じゃ」



「ロクでもない趣味ですね!せめてタライが実体化すれば使えるのに!」



「タライは重要な鉄資源じゃからの。他の世界では実体化したタライが落ちて来てそれを使った商売をしている強かな者も居ると聞く」




「神様共通のロクでもない趣味なんだな。そんな事より!スキルだスキル!」




「なんじゃせっかく儂が話をはぐらかしておったのに」




「はぐらかすなよ!」




「深呼吸せい。魂を落ち着かせるのじゃ。スキルを見ても落ち込むではないぞ?いいな?」



「物凄く不吉なことを言わんでくれ」




「仕方あるまい。お主が異世界から来た時強い魂と儂は感じたのじゃがの。これでは復活するであろう魔王は倒せんじゃろうから」





「別に魔王を倒したいとは思わないがなんだ、その言葉で俺はもうスキルを見る気が失せたぞ!魔王倒せないってことは俺TUEEEEE異世界ライフが!!!」




「仕方あるまいて、俺YOEEEEE異世界スローライフでも楽しむがよいわ。しかし魔王を倒すあてがまた減ってしまったわい。どうすればええのかのう。勇者召喚された者は魔王討伐ではなく己が欲望のために働かされておる」




「どう言うことだ?」




「詳しい事は儂の口からは言わんが、そのうちわかるだろうて。そなたはそなたで自分の人生を謳歌するのじゃ、ではさらば!壮健に暮らすがよい」




そう言って俺は元の世界に意識が戻されるのだった。





「おにいちゃん大丈夫?なんか剣がぴかーってして」




「うん大丈夫だよ。ありがとうな」


と言ってユリーを抱きしめる。癒される最高だ。




「おにいちゃん苦しいし恥ずかしいからやめて!」




初めて妹に拒絶された気がする!おにいちゃんショック!もう死にたい。けどちょっとした妹の成長に喜ぶのだ。そりゃこれだけ人に囲まれたら恥ずかしいわな。


外野は

「兄妹仲がいいこと」

「微笑ましいわね」

「お貴族様の双子は仲がいいんだな」

「禁断の兄妹恋愛!!!」


などとうるさい。



「今迄こんな事は無かったのですが、ようやくか、神、いえ、紙が出て来ました」


神って言わなかったか?俺は首を傾げる。

といいスキルの鑑定結果用紙が渡される。




「そうかそうか。どれどれ?」



俺はスキル結果用紙を見る。


そして、深く深呼吸し……









「異世界転生したけど生産系スキルばかりなんだが!!!!!」





つい叫んでしまった。




え?スキル結局判明してないじゃん?ごめんなさい:(;゛゜'ω゜'):今後の展開どうしようか悩んでまして、スキル構成が固まらないのです!明日更新するつもりなので、こんなスキルがいいよとか意見があればおなしゃす!!!採用しますから!(採用するとは言ってない)

設定やらなんやら書きながら考えてる部分が多いので前話色々と修正した部分があります。世界の設定について今後も色々と足されていくと思いますが何卒お許し下さいw

後、自分でも書きやすいように大陸図等書きなぐって見たとで載せましたので興味のある方はご覧頂けたらと思います。今後もこう言った図を描くことがあると思うので都度載せようと思いますが何せ下手くそなのでいらねぇよ!等意見がございましたら感想にお寄せ下さい。キャライラストも描けたらと思うんですが全く絵心がないので諦めてます泣


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