第1話
説明回?
異世界に転生してから3年が経った。
生まれた時から意識というか記憶はあるが何処か夢を見ているようなすごくフワフワとした感覚で過ごしたのだが3歳の誕生日を迎えた時意識が物凄くはっきりしたと言うか地に足がついたと言う感じで全てが自分の物になった。
父親はオラフ。オラフ=オブ=ワンアイズ。34歳
説明しよう!このでは世界未だ貴族やら王族やらの身分制度が根強く残っており、姓を与えられているのは王族、貴族のみである。貴族の爵位は上から公爵、侯爵、辺境伯、伯爵、子爵、男爵、騎士とある。騎士以外の子爵以下は伯爵位以上の領地を街や村単位で収めている。簡単に言えば伯爵以上がエリアマネージャー、子爵以下は店長だろう。騎士でも王宮騎士等例外的に領地を与えられることもあるそうだ。
ちなみに父は宮廷魔術師となり当代から男爵となったが領地は持たない代わりに故郷に一定の土地を貰い屋敷を構えたそうだ。いやーそれなりにいい家に生まれて良かった。
姓のワンアイズは彼の隻眼が由来である。
主な所有スキルは火、水、風魔法、テイマー。本人は魔法を使えてその上魔物を使役出来る。
燃えるような赤髪に真紅の瞳のイケメン。主人公でもおかしくないよ?
母親はエリー。永遠の17歳と180ヶ月。
オラフの妻。
元騎士。宮廷魔術師となった父に一目惚れし妻となった。
美人で金髪にサファイアブルーの瞳。誰もが憧れてやまないであろう女騎士って感じだ。
そして巨乳である。巨乳女騎士。赤ん坊の頃からそのおっぱいに無我夢中でしゃぶりついていたのを覚えている。役得役得。
だが決して性欲などではない。精神年齢的には20半ばだろうが所詮は赤子。食欲と言うやつだ。
主な所有スキルは騎士、剣術、武術とただの脳筋女だ。ハッ殺気!?
そして俺には兄妹がいる。
長兄のライオ、12歳。
主な所有スキルは火、水、土魔法、剣術。
魔法剣士にでもなるんですかな?父親と母親のスキルがあるがスキルは遺伝するものなのか?
責任感が強く、喧嘩っ早い。赤髪、紅目と兄妹で一番父親に似ている。
父と同じく魔術師を目指し王都の魔術師学院に通っている。
次兄のトール、10歳。
主な所有スキルは火魔法、治癒魔法、武術。
僧侶ですね、はい。
大らかで人当たりも良く面倒見もいい。よく遊んで貰ってる。
治癒魔法があるので近所の教会で修行僧をしている。
金に薄く赤みがかかった髪に青の瞳。母親似の優男だ。
三兄の俺、3歳。ちなみに名前は○ャギィではなくエルス。
スキルは10歳にならないと分からないのだとかで不明。その理由はいよく分からないが教会の決まりらしい。絶対裏がアルヨー ナイヨー。しかし後7年もスキルが分からないのは非常に不便だ。
金髪に紫紺の瞳。変に黒髪黒目とかにならなくてよかったと思うよ?
最後に双子の妹、ユリー。
同じくスキルは不明。可愛い末の妹。絶対スキル妹とかあるよ。
唯一の女の子と言うことで母上に似せた名前だ。見た目も母上に似ており将来約束された美女になるに違いない。
金髪に蘇芳色の瞳をしている。
簡単な家族紹介は以上。男爵になったからってお父さん頑張りすぎじゃないのか?美男美女の家系になってしまった。俺はここまで求めてないぞ神様!
ちなみに我が家には執事のゴンザレス、メイドのシーラ、シェフのミートがいる。貴族っていいね!
しかもそれぞれ仕事に適したスキルがあるのだとか。
スキルで職が決まる世の中なのだ。現代もある意味では似たような物ではあるがそれがより具体的になったというか運命的に決められてしまっている印象を受けた。
そしてこの世界の文化水準がどうなのかと屋敷をうろうろしていたが雰囲気的には言い古されているが中世ヨーロッパ風というのがやはりしっくり来る。これもお約束なのか。
電気、ガスといったライフラインは存在しないようだ。その代わり魔道具が存在し家電の代わりをになっている。
魔法がどんなもんかと兄たちの見様見真似で色々試しているがどうもうまく発動しない。恐らくスキルを持っていないのだろうと俺は落胆する。
だがなんとなく魔力と言うものはつかめてきた気はするが。目を瞑ると何か体の中を巡っている力を感じることが出来た。
いっそのこと単純に魔力を放出してみてはと思い色々試している。
そんな時
「エル様!」
とメイドの声が聞こえたが俺が目を覚ましたのは翌日の昼を過ぎてからだ。
どうやら魔力が枯渇したのか気を失っていたらしい。
「知らない天井だ」
「エル様何を仰っているのですか」
とメイドがクスクスと笑っている。
これは言わないといけないのだシーラよ!
シーラは母上の幼馴染だそうだ。スキルは生活魔法EX、茶マイスター、潔癖の乙女。
正直意味が分からないがメイドの星の元に生まれたに違いない。
「紅茶を淹れましょうか?もう昼食時は過ぎてしまいましたから何か摘めるものもお持ちいたします」
母上の幼馴染とは思えないほど...いや辞めておこう。いつか母上に本当に殺されかねない。
「ありがとう、シーラさん」
「メイドにさん付け等不要ですよ」
「うーんまぁそうだけど僕は所詮三男だし、シーラさんは年「何か?」イイエナンデモアリマセン」
異世界でも女性に年齢の話をするのはタブーである。これマメな。
シーラさんは母上と同い年だが独身である。黒髪ショートに青い瞳、見た目もきれいなのに何故か貰い手がいない。
「お待たせしました」
「シーラの淹れるお茶は最高だよ」
「褒めても今朝焼いたケーキしか出てきませんよ」
ケーキが出れば上々だろう。
案外と食文化は良い。洋風であることは否めないが。主食はパン、パスタである。肉も魚もあるし何より野菜が上手い。
不満と言えば転生しても日本人であるが故の悩みは尽きない。
「しかしエル様魔法を使おうとされてたんですか?」
「そんなところ。兄上たちのようにはできないよ」
「エル様はオラフ様のお子ですから魔法がいつか使えますよ。でも母に似たら使えないかもしれませんね」
母上と幼馴染なので言葉に遠慮がないと言うかなんというか。確かに母上は脳筋剣士でしかない。まぁ魔法が使えなくても....とは思っても残念なものは残念なのだ。だがまだ諦めたわけではない。スキルなど無くとも!!!
「でも昨日みたいに無理はなさらないようお願いします」
「分かったよ。魔力が切れないギリギリまでにしとく」
「全くエル様は3歳だと言うのに色々とマセてらっしゃいますからね」
また笑われた。伊達に20何年も生きていない。どこぞの探偵ではないが大人に引けを取らない理解力に3歳児のスポンジのような脳なのだ。なんでもできる気しかしない。
「ではエル様も調子が宜しいようなのでこれにて失礼致します。今晩は旦那様とライオ様もいらっしゃるそうなのでそれまでまた倒れないようにしてくださいよ?」
「分かりましたって」
シーラが出て行くと入れ替わるように執事のゴンザレスが現れた。
「ゴンザか。どうしたんだ?」
ゴンザはこの家の執事である。バトラー服を着る為に生まれて着たと言っても過言ではない程似合っている。
初老に差し掛かり髪は明るい鼠色、体格も良い。
所有スキルは武術、読唇術、隠密、執事の心得と用心棒というか確実に裏社会で生きていただろうスキル構成だな。ゴンザの闇は深いのかもしれない。
「エル坊っちゃま、お元気そうで何よりです。皆様ご心配されてましたぞ」
「それは悪いことをしたな。トール兄は教会か?」
「ええ。朝様子を見てからおでかけになり、いつも通り夕食には戻られるかと。エリー様は旦那様と一緒の頃合いに戻られるそうです。ユリー様はお昼寝の最中ですな」
ユリーと一緒にお昼寝したい。
エリーこと俺の母は騎士になったはいいがすぐに父と結婚したらしく、結婚した後は家に篭らずここの領地を治めているラグナー辺境伯の騎士団に入っている。全く元気な人だよ。
そして夕方となり家族一団そろって夕食の時間を迎えるのだ。
書き溜め等してないので更新はまばらだと思います。勢いで書いてるので数話一気に投稿する事もあると思いますが基本1話更新でいきたいと思います。
誤字、脱字、等ありましたら遠慮なく申しつけください_(:3 」∠)ー




