表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/17

第16話

久しぶりの更新です。

どうしようもない大賢者の意趣返しにより2対1の戦いを強いられることになった訳だが、どう戦おうか。

向こうは連携を取る気がないような感じだし各個撃破していくか。





「よっしゃ行くぜええええ!」




ラインが身体強化を発動し突っ込んで来る。

下馬評通りだな。しかしいつの間に剣なんて用意してたんだ畜生!

隠密に頼るのも芸がないしさてどうしたものか。





「っな!壁かちきしょう!」



バク転しながら避けている。



「あれ避けるとか反射神経すげーな」



俺は迫り来るラインに対し幾度も壁を錬成し対抗した。

なんだろ、これってある意味土魔法なんじゃないかと思わなくもないが土魔法ではないのだ、そうないのだ。

錬金術師だからな!錬成できる物はなんでも錬成してやる!

地面に手を当て俺は、抽出土魔法を使い鉄を抽出、剣を錬成する。

あれ?これって鍛治する必要無いんじゃ無いんですかね?いや、鍛治スキルもあるからしっかりとした剣が出来るのか?

まぁ剣術スキルはないが伊達に毎日振り回してた訳ではない。

ユリーや母上相手に幾度も剣の練習をした。一度も勝てたことがない。妹にも負けるなんて情けないと思ったが聖戦士や騎士相手に勝つというのが無理難題だったのだ。


壁を避けつつ接近したラインもついに目の前に対峙する事となった。

剣と剣がぶつかり合う。ふむ相手も鉄の剣のようだ。



「なんだ剣が使えたのか?」



「生憎剣のスキルはないんだけどね」



「その割になかなかやるな!」



「伊達に聖戦士と騎士の相手をしてた訳じゃないんでね」



「ならこれはどうだ!」



剣速が更に上がる。俺は一気に防戦一方となってしまった。

こうもスキルで差がでるとは。



「防ぐだけじゃ俺は倒せないぜ!」



「そうだな。そんじゃ少し本気を出す」



俺は身体強化を更に強くする。




「なに!?俺の速さに追いついて!?」




「ただの打ち合いじゃ負けはしない!」



力押しでは負けない所は見せておかないとな!



「なかなかやるじゃねぇか!これはどうだ!ソードバッシュ!」




今までと比べ物にならないくらい剣に重みが加わり、剣を弾かれ一気にピンチになる。

しかし何故か相手の剣も弾かれ弧を描き飛んで行く。するとラインは急加速し懐に拳を飛ばして来る。

反射的に拳を合わせてしまった。

拳と拳がぶつかり合い軽い衝撃波が巻き起こる。



「っくそ!これにも合わせて来るとか本当は生産系スキル以外も色々スキルもってんじゃないのか!?」




「残念だけど戦闘系と分類されているスキルは弓術と投擲術くらいしかないんでね!」




「っちそれで俺の剣と拳が通じないってどうなってやがる!」




「鍛え方が甘いんじゃないのか?」



ステータス差が倍近くもありますしおすし。あー寿司食べたい。

ステータスが全てじゃないと言えどもそれは相手のスキル熟練度が高ければの話だ、多分。

ガッツリスキル使われたら勝てる気はしない。



「生意気な野郎だぜ」




「俺からしたら武術とか剣術とか王道スキルもってるやつの方が生意気だよ!」




「っふそうかよ!俺には武術スキルがあるんだ、そんな貧弱な拳で止められると思うなよ!」



拳に込められた力が更に強くなった。

自然と込める力と魔力が増えていく。

互いに全力でぶつかり合っているため段々と袖がはち切れていく。

あぁ、これもう捨てるしかないな…

折角のお気に入りが台無しだ。少しムカつくから煽ってやろうと思います。




「なんだ、武術スキルはただの馬鹿力か?笑わせるなボケェ!」




「そんな訳あるかボケェ!これならどうだ!速連拳!」




繰り出される拳が速くなった。

だが速くなっただけだ。



「速くなっただけでさっきと芸が変わらないぞ?俺の身体強化は超えられないぜ!」




「くそがあああああ」




「悪いがもう1人いるからな。これで終わらせる!」



距離を取るため後ろへ下り、弓を錬成魔力の弓矢を形成し



「アローレイン!!」



放たれた魔力の弓矢が幾数に渡りラインに降り注ぐ。




「ラ、ラインはやらせないよ!シールド!」




「っち!ハムカツの癖に余計な真似しやがって!でもまぁ助かった、そのなんだサンキューな」




「いや、お前がデレても誰も喜ばねぇよ!」



しかし思わぬ所というか援護が入りラインを仕留め損ねる。

これで完全に2対1になったわけだ。ラインにも大したダメージを与えられてないし、ハムカツに至っては完全に蚊帳の外に居たからノーダメージな訳だ。




「形勢逆転ってか…」




「癪にさわるが俺1人じゃ負けてたからな。ハムカツ!ちゃんと援護しろよ!あとでちゃんとぶっ飛ばしてやるから!」



「ちょ!やっぱ僕は倒されるの!?」




「当たり前だろ!そして俺はあの天使を頂く!」



息を整えたラインが再び構え、突っ込んでくる。

こうなったら隠密作戦で行かせて貰いますか…



「な!?幻影だと?」



俺をめがけ振りかざされた拳は空を霞める。



「っち!隠密を使いやがったな!」




そしてクリエイトゴーレムを使いラインとハムカツをゴーレムで囲む。



「ゴーレムなんて姑息な真似しやがって!ハムカツ!俺を守り抜け!」




「む、無理だよ!僕も囲まれて!ひぃいい!シールドがもたないよ、ライン!」




「持たせるんだよ!ハムカツ、なんか攻撃系スキルないのか!」




「あるけど鑑定の儀が終わってから使い始めたから全然使えないんだよ」




「っち字のごとく使えねぇな!」




「ラ、ラインこそ!攻撃系スキルがあるんだからなんとかしてよおおお」




「わめくな!うるさい!」



ラインはシールドに守られながらゴーレムを攻撃するがなんせ10体で囲んだから何体か倒したところで変わらず包囲攻撃を受けている。

じりじりと追い詰めてはいるがあと一押したりない。




「さて今度こそ2人纏めて終わらせる!必殺!ただの魔弾幕!」




所謂ファイアーボールとかの無属性版だ。それを弾幕の如く幾数も放つだけである。

そう無属性…威力は格段に落ちる。そう普通ならね。

持ち前の魔力の多さを生かす事が出来るのは今の所こう言った所くらいだ。

一発に込める魔力を増やし威力を上げるしかない。

生産系スキルばかりと嘆いて居たが、レフィ先生のおかげで基礎魔法は使える。

基礎魔法さえ使えればある程度戦える事が分かっただけでも今回は充分だ。

だが所詮は基礎魔法。今後こいつらに追い抜かれるだろう事がものすごく辛い。




「うわあああああ」



ハムカツのシールドが破られる。

魔弾幕とゴーレムの攻撃をもろに受け続けているんだそう長くは持たないよな。

ゴーレムにタコ殴りにされ呆気なくダウン。



「何やってんだよハムカツ!こっちのシールドも切れたぞ!って倒れてやがる…」




「さて、こっちはゴーレムが後15体いるがまだ続けるかい?」




「くそ!今回は負けを認めてやる!だがな、俺はまだ強くなる!次は負けないから…な…」



と言いながらラインも力尽き倒れる。




「勝者、エルス!」



「いやー息を呑む試合展開になりましたね、公爵。つい実況を忘れてしまいましたよ」




「うむ、なかなか見ごたえのある試合であった!ラインはなかなかいい拳である。フライも今後に期待であるな」




「なんかものすごく無難なコメント頂きありがとうございます!さぁエルスの勝利に終わりました!皆様最後まで戦い抜いたエルスに盛大な拍手をお送りください!」



会場の皆からはち切れんばかりの歓声と拍手が送られる。

ユリーの元へ行くとユリーが走ってきて俺に抱きついてきた。

あぁもう死んでもいい。





そして余興も終わったとばかりに多くの貴族が散り散りに解散していくのだった。

7月初投稿です。

え?ブクマが増えてる!?6月更新2話と皆様の期待に添えなかったと思います。精神的に不安があるとなかなか執筆も手につかないんですよー(言い訳)

7月は最低でも週一以上目指してマイペースに更新して行きたいと思いますのでこれからもよろしくお願いします。また、新たにブクマしてくださった方、更新全然してないのにブクマし続けてくださった方本当にありがとうございます!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ