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第13話

晩餐会に集まった貴族は30家程だ。人数にして100人近く集まって居る。

それでもホールにはゆとりがある辺りこの屋敷の広さが伺われる。

晩餐会と言っても今回は交流を深めるため、子供達が主役である事から立食形式で行われる事になった。

いくつかテーブルが用意され、皆テーブルを囲って知己同士で歓談をしている。

しかしだ、初めての晩餐会、もっとも煌びやかではあるのだがいかんせ執事からメイドに至るまで筋肉隆々。何処かしら華やかさというものにかけている。




「この度は我が晩餐会に集まって頂き感謝するのである。今宵の主役は子供達だ、変に策をろうするでないぞ?堅苦しいのは嫌いであるから挨拶はこれくらいに、後は各々楽しんで欲しいのである。紹介したい人物もおるが先ずは腹を満たしてくれ!乾杯!!!」




公爵がこちらに目配せをすると皆の注目が集まった。

俺たちは公爵家と同じテーブルだが公爵の奥さんと娘さんは各テーブルに挨拶周りをしているのかまだ姿はない。

大人達はシャンパンやワイン、ビールを子供達腹を果実のジュースを。

精神的には酒を飲みたいがここは我慢だ。この国では15歳で成人として扱われる。15になれば酒もタバコもオッケーだ。

生前、タバコを吸っていたが転生してから吸いたいとか思わなかったな。脱ニコ厨出来たらしい。と言うより家族が誰も吸ってなかったからまずタバコに触れる機会も無かったのだが異世界のタバコ急に興味が湧いて来た。

酒も好きだ。特にドイツワインとクラフトビール、なんて俺の趣味はどうでいいか。

成人してからの楽しみが増えたと言う事で。

料理に舌鼓をうっていると公爵家令嬢と婦人が俺たちのテーブルにやって来た。





「皆様おひさしぶりでございます。そして遅れて申し訳ありません」




「ルイーズ様おひさしぶりです。相変わらずお美しく」




「あらやだオラフ様、お世辞が上手くなったんじゃなくて?」





「そうかしら?この人昔から貴女に鼻の下伸ばしてましたわよ」




「全くエリー、こう言う場ではしたない事を言うんじゃありません」




「そういう所も相変わらずよね」




「主人がああですから…せめて私だけでもしっかりしませんと」




「エリーもこれく「何かしらオラフ?」なんでもありません」




俺の母親がこんなにお淑やかなわけがない。悲しいかな父上。

変に貴族してるとこがないのはいいんだけど、さす脳筋である。

しかしまさに美女と筋肉ダルマ(野獣 )。この国は金髪系の比率が高いのだがあか

公爵家なのだからいくらでも縁談が、それも美人からくるのだろうか?

口ぶりから結構仲がいい様に伺える。



「ほら、エルス達も挨拶しなさい」




「申し訳有りません父上。私はワンアイズ家三男のエルスと申します」




「わたしはワンアイズ家長女のユリーです。よろしくお願いします」




「双子って聞いていたけどお兄さんの方がしっかりしてるのかな?両親に似て将来が楽しみね。紫の瞳が綺麗だわ」




「ユリーは天使ですから!!!!」




「お兄様、お恥ずかしいのでやめてください」




ふぁ!?(天使 )は偶に口調がしっかりする。謎である。照れ隠しかな?





「昔の私たちみたいじゃない?オラフ。ほら、アイナも挨拶しなさい」




「そうであるぞアイナ、我輩の親友の子だ。お前とも仲良くなれるに違いないのである」




おっとここでバロン公爵様のご登場だ。




「お父様、近づかないでください。筋肉が移ります!」




「なぬ!!!またそうやって筋肉を馬鹿にするであるか!ならば筋肉のすばらし「貴方もやめてください。今日は大勢の方が来ているのですよ?それにまた洋服を台無しにするおつもりですか?」




勢いよくサムズアップしていた筋肉もその鳴りを収めた。筋肉馬鹿め。

筋肉は移らないから安心して欲しい。いや、( あなが)ち一種の病的に伝染し、この屋敷は筋肉ダルマだらけになったと言われても疑いはないのだが。

しかし母親に似てよかったな。




「お見苦しい所をお見せしましたわ。私は次期エルグランティ当主候補のアイナと申します。別にお父様方が親友だろうと貴方達と特別仲良くするつもりなんてありませんから」




見事なツインテールドリルツンである。デレはあるのかな?|TDTD《ツインテールドルリツンデレ 》



「全くこの子はいつもこうなんです」


「そうであるな。公爵家令嬢であるからというプライドが邪魔をするのである。本当はものすごくいい子なのであるが....」



解説ご苦労!



「別に気にしませんよ。権力に下手に媚びを売る輩が多くてうんざりなんでしょう(キリッ。アイナ様、ワンアイズ家三男のエルスと申します、よろしくお願いします」



俺は分かってますよアピールをして見る。



「わたしはユリーよ、アイナ様よろしくお願いします」




「はぅううなんて可愛い抱き締めていいかしら!!!」




っふ( 天使)の笑顔の前にツンなど通用せんわ!守りたいこの笑顔。

ひとしきり妹を堪能したのか


「っんん、失礼しました。つい、ついですからね!貴方達の事はお父様から聞いてますわ。なんでもかなりのスキルをもっているとか。それにギフトもお持ちなんでしょ?」



そこにはただし生産系に限る、ただ生。うんゴロが悪い。

説明しよう!ギフトとは最初からスキル熟練度がMAXというチート仕様のスキルのことを言う。

神が与えてくださった授かり物なんだとか。神(笑)

戦闘系スキルであれば最初から強力な技を放つことが出来るぞ!

え?生産系?最初から強力なアイテムが作れたり豊作だったりするぞ!やったね!





「ギフトね、確かにあるけどただし生産系スキルに限るですけどね」




「あらそう。天使様、いえユリー様はギフトはお持ちなんですか?」



なんだこの扱いの差は?俺にだけツンとは。いつかデレの皮はがしてやるからな!!!



「ギフトはないけどユニークスキルならある」




「まぁ!きっと素敵なスキルなんでしょうね。ついでにエルスのスキルも聞いてあげるわ」




「聞いて驚け見て笑え!これが俺の所有スキルだ!」




俺はステータス魔法を発動させた。

実はこのステータス魔法、最初は仰々しく発動させてたが一度それをしてしまえば自由に呼び出すことが出来るというなんて都合のいい魔法なんだと思わなくもなかったよ。



「え、ステータス高!でも本当に生産系スキルばかりなのねエルス。逆にどうしたらこんなに生産系スキルがあるのか聞きたいくらいだわ」




「そりゃそうでしょうね。俺もどうしてか知りたいくらいですよ」




そう、俺の魂は何故戦闘系スキルを身につけようとしなかったのか。もしくは身につかなかったかだ。




「ユリー様は逆に戦闘系のスキルばかりですわね。双子でもこんなに違うものかしら?」




「お兄ちゃんは死なないわ、わたしがまもるもの」




「むきぃーっ!こんな可愛い子に守ってもらえるなんて兄名利につきますわね」




「本当俺には過ぎた妹さ、多分」




たまにこういうネタ発言をするのも俺のせいなのかね!



「お二人共今後共よろしくお願いしますわ。ついさっきは仲良くするつもりなんてないなんていいましたけど、なんだか面白そうですもの。それと私のステータスですわ。エルスは鑑定があるのだからいつでも観れるのでしょうけど!勝手に鑑定しなかった点は褒めてあげるわ」





_______________________________________________________


名前:アイナ 種族:ヒューム 年齢:10


Hp:1500/1500

Mp:400/400


【アビリティ】

Str:300

Vit:280

Int:100

Men:240

Dex:180

Agi:250

Luck:300


【スキル】

火魔法、土魔法、身体強化EX、武術EX、鍛治

【称号】

公爵令嬢、筋肉少女?、次期当主候補、TDTD、天使( ユリー)の僕


______________________________________________________


少なくともあの父親の血は受け継いでいるという事はわかった気がする。

鍛治スキル持ちってところに少しだけ親近感が湧いたがどちらかと言うと身体強化と武術とあからさまなファイターだな。



「なんか新しい称号があるんだけど…それとラックがものすごく上がったわね」



流石天使()。僕になった事でラッキープレゼントされたんだろう(適当)



そして晩餐会も中盤に差し掛かり


「皆そろそろ腹も膨れたであるな!この度新たに我がエルグランティ領の伯爵となった一家を紹介したいのである」


公爵の一声により会場の注目が一手に集まり、ついに俺の社交界デビューが訪れた。



投稿遅くなりました。月末はバイト始めたり、星ドラとか色々忙しくてなかなか手がつけられず申し訳ありません。

ブクマ100超えました!皆さんいつもご覧頂きありがとうございます。

さらなるブクマ、評価いだだけると泣いて喜びますのでよろしくお願いします。

2人目のヒロイン?登場ですけどなんかキャラ薄いなーて書いてて思ったので少し手を加えたいと思います。


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