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イライラしている時

作者: 竹仲法順

     *

 ブラックのコーヒーを飲むと、少しはイライラが落ち着く。ボクも執筆の合間にコーヒーを口にするのだ。頻度は多いのだし、コーヒーは点滴に近い作用を持っていると聞いたことがあるので、積極的に摂取している。まあ、別にイライラすることはあっても、締め切りに追われながら、原稿を書いているわけじゃないのだし、疲れれば休む。

 考えてみれば、ボク自身、単なるネット作家で終わりそうだ。気にも掛けてない。別に売れないと悪いわけじゃないだろう。昔の文豪などでも、生前全くヒットがなかった作家も大勢いる。以前愛読していた太宰治など、たくさんの作品を残していても、存命中は全く売れてない。でも、歴史に名が残ったからいいじゃないか。そう思える。

     *

 ボクもネットの歴史には名が残るだろう。今、そういった人が多い。電子書籍やケータイサイトなどで作品を発表し続け、全然売れてない書き手が。だけど、別に関係ない。それに作家を人間性で見てはいけない。作品は素晴らしくても、人間としておかしな人などたくさんいる。おまけに、時の運とか。たまたま、対抗馬に実力派がいて、その実力派に勝てなかったとか……。そんなことはいくらでもある。珍しいことじゃない。

 さて、イライラしている時、どうしてもこういった雑感を綴ることが多いのは、ボクの読者の方ならお分かりいただけるだろう。フィクションを綴るのが小説家の仕事なのだが、気持ちが落ち着かない時は、どうしてもそうたやすく行かない。人間にも限界がある。いわゆるネタが一時的に尽きたという状態だ。

     *

 かなり昔、太宰を文庫で揃えて読んだのだが、今度は同じ文庫本でも全集を買って読もうと思っている。それぐらい、入れ込んだ作家だ。あの作家ほど、極端な人生を歩んだ人はいない。そう思える。一作一作が遺書代わりだ。無茶苦茶なことをしていたらしい。文壇では<堕落の作家>の烙印を押されてしまったのだし……。

 太宰の話はいいとして、やはりイライラしている時は、前述したようにコーヒーが一番だ。気持ちを落ち着けてくれる。それにブラックのコーヒーは成人病を予防する効果もあるようだ。単に眠気覚ましだけじゃなくて。頭をすっきりさせるのに、一日数杯のコーヒーはいい。

     *

 毎日、午後四時から四時半、遅くとも五時前には散歩に出かける。それ以降は一切原稿を書かない。ちゃんと時間の使い方を考えているのだ。もちろん、分刻みのスケジュールなどではないのだが……。一日中原稿を書いているわけじゃない。夕方からは自分の時間だ。最近、早起きするようになったので、午前中もパソコンを開く前に一定時間、読書しているのだが……。

 何かまとまらないのですが、ひとまず一筆書かせていただきました。

 ではまた。

                             (了)


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