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†プロローグ†

 ‡プロローグ‡


 あるいは、二人の関係に意味などなかったのかもしれない。

 どうしようもなく人間味に欠け、しかし実像だった少年。

 どうしようもなく人間味に溢れ、しかし虚像だった少女。

 その出会いは必然であり、故に別れもまた必然だった。

 

 冷酷に判ずるならば、全ては偽りだったのだから。

 伝え合った言葉も、繋ぎ合った手のぬくもりも、分かち合った時間も。

 だけどそれを―― 一片の価値もなかったと、誰が笑えるだろうか。

 弱さ故の依存だったかもしれない。辛さ故の逃避だったかもしれない。

 それでも。

 今にも崩れ落ちそうな日常を保とうとした、崩れ落ちてしまった正常を取り戻そうとした、彼らの、彼女たちなりの、精一杯の抵抗だったのだ。

 どんなに無様でも。どんなに愚かでも。

 墓標のように整然と打ち立てられた生の証を、一本一本慈しむその作業は、灯篭流しと例えるには残酷過ぎる現実の中で。



 願わくば。

 この終わりに臨む少年少女にどうか、人間らしさに満ちた祝福を――――



相当久しぶりの投稿です^^;

なんていうか、プロローグを見ていただければおわかりなると思いますが、タイトルのように爽やかな作品にはならない方向です。ミスマッチの妙というには、あまりにも対極です。ねじれの位置です。

そんな感じで、不特定に更新していく予定ですので、どうか生暖かい目で見守ってやって下さいm(_ _)m

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