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家ちゃんの天下取り

第二話「今川 桶狭間に散る」


徳川と織田は大胆な作戦に出た

桶狭間で前と後ろから挟み撃ちの奇襲をしようというのだ

一見常道な作戦だがそれを徳川軍のたった500で行うというのだ

相手は恐らく小城を攻め落とした帰りであるとは言え

今川軍は約15000

500ではあまりに無謀だ

だが颯太はその策でやってみせると言い張るのだ


「私は信じるで!颯太ならやれると思う」


と忠勝が立ち上がる


「解りました…軍師颯太にそれは任せますわ…で私達織田軍はどうするんですの?」


と綺麗な金髪で紅い目の少女

これがあの尾張のうつけもの

織田信長だ


「織田軍には武田を攻めて貰います…というか攻めるふりをし途中で同盟してください…武田にはすでに手配済みです」


「颯太さんって本当に凄い軍師ですね…私にはもったいない位です」


っと少し不安げな顔をする

黒い綺麗な髪がしゅんと垂れる

緑色の綺麗な瞳に涙が零れそうになる

だが颯太はその涙をそっと拭う


「家康様…私は家康様を絶対裏切りません…死ぬ最後の時まで貴女の為に策を立てます」


家康は嬉しくてやはり泣いてしまう


「そちらの軍師は頼もしいですわね…では早急に策にかかりましょう…今川が気づく前にね」


いよいよ始まる

颯太の大胆でとても危険に見える策が…


「うふふ…今日も勝ち戦…これなら天下も近いもんよーうふふ」


っと蒼い髪を手でなびかせて颯爽に帰って居る今川軍


「今だ!!!突撃!!!」


崖の上から奇襲を行った徳川軍

そして後ろからも200程度の伏せていた兵が押し寄せる


「ええい!たったこんだけに何を手こずってますの!?」


狭くて思うように動けない今川軍


「そらそら私が一番乗りやで!!」


っと忠勝がどんどん今川軍に迫る


「こんな所で死にたくないわ!!」


っと足掻くも結局捕われてしまう

今川の部下がほとんど見捨てて逃げたのだ

そう…

今回は立場が逆転した


「颯太さん!!やりました!颯太さんー」


っと抱き着く家康

だが颯太の肩から血が流れていた


「怪我したんですか!?」


「まぁな…これくらいは大丈夫だ…さぁ帰って宴会だ」


っと笑っていう

織田軍も武田との作戦は成功したらしく

大宴会になった


「颯太さん…徳川の主になりませんか?」


涼みがてら一緒にブラブラ散歩していた颯太にいきなり家康は持ち掛ける


「家康様…その願いは駄目です…」私も忠勝様もほかの皆も家康様の天下が見たいのですよ?」


「すみません…弱気になっていました…颯太さん…あの私を家康と読んで下さいませんか?私は颯太と呼びたいのです」


家康の目は真剣だった

颯太はなんとなく悟りにこやかに頷く


「二人の時だけですよ…家康」


「はい♪颯太」


月が手を繋ぐ二人の影を綺麗に写していた

そして颯太は新たな目標への計算を始めていた


今回第二話でした

感想やアドバイスくれたら嬉しいです

楽しんで頂くのが目的ですので頑張ります

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