はじめに・体調不良
当時のことを、すべて正確に覚えているわけではありません。けれど、いくつかの感情だけは、今でも心の奥に残っています。それを、思い出せるところから、少しずつ書いていこうと思います。
2025年年9月下旬、発熱はないけれど頭痛と吐き気があり、「風邪でも引くのかな」と思っていました。当時、私は大学1年生で吹奏楽部に入っており、講義と学園祭の準備に明け暮れていました。症状が病院へ行くほどではないと考えていたこともあり、吐き気よりも頭痛が辛かったので市販の鎮痛薬を服用しながら日々を過ごしていました。
そして、症状が一向に良くならないまま学園祭当日を迎えました。学園祭当日、吹奏楽はお茶やコーヒーを飲みながらライブ演奏を聞ける"ライブカフェ"を運営していました。部員を等分し、ライブチームを編成、自分たちの出番以外は、任された係の仕事をすることになっていました。私はチラシ配りの係になっていましたが、吐き気と頭痛が続いていて体調が思わしくなく、自分の出番以外は控室から動けない状態でした。当時の私を振り返ると「この時に先輩や他のメンバーに断りを入れて病院に行っておけばよかった」と後悔が頭をよぎりますが、当時の私は「同じチームのメンバーに迷惑をかけてはいけない。初めての学園祭を楽しみたい」という気持ちが強かったことで、自分の体調不良を言い出せずにいました。




