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第十五話 刀工
明けましておめでとうございます
僕はわずかな護衛を連れ、とある工房へ入る。
「失礼する。」
「うちに何の用だ。」
「新しい刀を作ってもらいたくて参った所存」
そう、訪ねているのは刀工、初代正宗さんの工房だ。
タイムスリップ前の家にも正宗さんの包丁があり、切れ味抜群だったなぁ。
「どんな刀が欲しい?」
「刃渡り1mほどの長い剣を頼みたい。」
「了解だ。2週間ほど待ってろ。貴殿の名は」
「関東庇番の兵、辻堂和音だ」
「おぉ、三浦を討ち取ったあの辻堂か。作ったら書状を送る。」
「よろしく頼む。」
こうして刀を作ってもらえることになった。大切にしないと。
次回をお楽しみに。