悪魔、襲来
2週間も遅れて申し訳ございませんでした
森の出口周辺で休憩しているとき、目の前に一人の悪魔が現れた。
黒髪だがほんのわずかに赤みがかかっている。
目はカラコンを入れているように赤かった。
ホントこういうのってびっくりするからやめてほしいよね─
なんて思っていると、しゃべりかけてきた。
「こんにちは。吉本健也様。わたくしは、炎悪魔臣といいます。以後、お見知りおきを。」
え?今なんて言った?炎悪魔臣だって?そんな高貴な存在がなぜ俺に...
まさか、イラついたから始末しに来た、とか!?
「あ、安心してください。あなたに危害を加えよう、とかそんなことは思ってないです。」
「じ、じゃあなんで俺に?」
「あなたがこの世界に来てから、少し興味を持ってまして...
そんな中、あなたがいくつもの魔獣を使役しているのも見まして...
こうして会いに来た次第でございます。」
どうやら俺に興味があったようだ。
確かに、狂暴猪以外にも仲間にはしているが...
まさかそこに興味を持たれるとは...
「それで...何かご用件ですか?」
「はい。わたくしもあなた様の配下に加えていただきたく...」
「え?俺の配下に?」
「はい!」
満面の笑みでそう言われてもなぁ...まあいいか。
「よし分かった。お前を配下に加えよう。」
「ありがたき幸せ。」
あとは名前だが、今回はすぐに思いついた。
ファイアとディアボロ(ハワイ語)の合わせ技だが、手抜きとは言わせない。
「よし!お前の名は今日から『フィアボロ』だ!」
「はい!」
ということでフィアボロが仲間になった!そのうえで、相談役としても役に立ってくれる。
結構いい人材なのではないだろうか。魔法の補助もしてくれるしね。
流石は炎悪魔臣だ。炎系の魔法は一番強い。新しい技も開発できそうである。
ついでに、魂入筒へも慣らしておいた。そこまで違和感はないそうだけど。
悪魔は無実体生命体と言われているので、幽霊のようにすり抜けることも可能なようだ。ただ、受肉しないとこの世界では暮らせないので、受肉する必要があるようだが、そんなに短い間でもないらしい。
ここで、無実体生命体の解説をしておこう。悪魔や天使、精霊は無実体生命体といい、すり抜けたりすることができる。ただ、短時間で消えてしまうため、ほかの実体生命体に受肉・憑依しなければならない。
無実体生命体の中には、自ら憑依体を作り実体生命体になることができる者もいて、フィアボロなんかがそうなんだそうだ。
すり抜けることができるということは、空に浮かぶことができるかと言われたら、答えはNOらしい。普通は、地上50mまでしか上がることができないようである。
最も、上位種になると重力操作で限界突破できるらしく、今度重力操作の方法を教えてもらおうと思った。
やってきたのは炎悪魔臣で、自分は水系魔法を得意としているため、二つ合わせたらとんでもないものができそうな気がしたのは心の中にしまっておこう。
そんなこんなで、炎悪魔臣、もといフィアボロが仲間になった!
...そこまでうれしいことではないけどね...




