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『未来の科学者の手によってタマゴは生み出されたらしいんだ』
そこは沖縄地方、だ円形のタマゴの物体が介入した世界。
人々はタマゴの出来事やそれが何処から来たのか
奇妙な事だと、常識から考えてそれを認めてしまったら
歪んだ世界になってしまうのではないかと
自覚している者が多いから、
その歪みを正す事に人びとは躍起になるばかりだ。
そこには沖縄ドームシティと
沖縄ドームタウンの基礎となる
誠心が脈々と受け継がれているのだが、
その建設にはその歪みと相反して世界観の
構築に、企画の段階で常識を疑う事ばかりの
市からの提案書だったので、先々について波乱が含まれていた。
だけれどローカル番組、YouTubeや
その関連のネット番組の
政府内の出演者が権力の悦に浸る事に
なれてしまった為の人格破たんした者
ばかりなので、歪んだ現実を歪みとして
気付かせない風潮がある。
その沖縄の街の上空には紫色の
タマゴ形のフルーツボールがいくつも浮かんでいて
沖縄駐屯地の戦闘機に何度となく目撃されている。
その沖縄ドームシティ企画と建設会社、直属の
ドームレンズ社の下請け会社の人員が
素行の悪さを世間に広まらないのを良い事に
欲々しい事が人間本来の美しさだと見定め、
日々焦ることに気付かない感情で
そんな日常を正しさと見なしがちな為、
沖縄でのドームタウンの国立試験研究機関を
相次いで独立行政法人化する事に対しては
危険が見えがちになっているとの県の見解である。
みんな巨大なドーム型の街の建設には
社会性の構築に提案書が至っているのか
沖縄県民は不安で、その建築には
前途多難の様子を見せていた。
国は県民の意思をくみ取り着工に
抗っているのだが、政府の一部のもの達が
主権を取り、独立行政法人を立ち上げて
それをドームレンズタウン計画と称した。
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そこは自国のドームを他のドームが操作していた事実を
認めやすい世界であるのだが、その世界に
ドームの支配人を生み出すような人としての
本質的な正しさは、今は社会性としては未だ
備わっていない。
だからか、所々も何処かしら犯罪者もで易い。
沖縄とは社会性が多国籍文化のように
おける可能性のある土地だから、
色とりどりな価値観を認めやすい風潮もある。
アメリカ軍の駐屯地が幅をきかせる土地柄だから
その世界では常識と不思議な世界の
人生を他人の領地から学習するドームシティが
建設される事を望んでいる人びとも割りといる。
それは危うい束縛から、健康なルールの規約に
のっとって沖縄という土地を平和に変える次の段階である。
それを世界の人は知ってか知らずか、
その日本、沖縄上空の卵の善良なる
息吹きがそうさせているようだった。
空の上には真っ黒な宇宙
もしかしてその世界も
フルーツボールが
生み出したのかもしれない。
その下には海と大地が見える。
生命はいまも動き出している。
歩く、走る、泳ぐ、羽ばたく。
大地のある世界には昔っから、
色々な生物が住んでいたんだ。
空の上には雲があり
そのまた上には宇宙がある。
宇宙には銀河系を拠点とした
さまざまな大世界の逸話がある。
そこに誕生した地球によく似た
世界の記憶倉庫がある。
それは頭脳を持った機械仕掛けのタマゴ。
知り尽くしたフルーツボールといった
記憶は塚を辿り墓守の少女がいる。
少女は未来から猫を連れて遣ってきた。
【そこは草花といったものたちは
健気だけれど、困った世界なんだよ。
なんてったって惑星のくせに色々なもの
があるんだもの】
宇宙で分かり易い
動物といった生命体もいる。
かがやかしい物理現象も
雨や雷の渦巻く世界が
何億年も生じている
不思議な世界なんだ。
生命のいる惑星のような星と雲に
守り人が住んでいるって噂を聞いて
少女は未来からそれを探しに遣いできた。
少女と、うちのペットの猫のミケは
たぶん頭が良いからきっとミケの先祖が
この色あざやかな世界を
作り出したんだと思っている。
さてタイムマシンにのって
西暦といった年号の時代に来た。
人間がペットの気持ちを大事にし始めた
21世紀という時代にきたんだ。
次回からポエム調です。
※また読みに来てください。