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特典ブックレット(第1話から第26話までのあらすじ)

イントロダクション

 人類が宇宙に進出してから300年以上経過した。

 地球上に突然現れた機械生命体"ジャンク"、それは人々を襲い始める。

 その影響は宇宙まで広がり、人類の住むスペースコロニーまで侵食する。


第1話

 学園コロニーに暮らすリオンは親友のアルバとその妹ライカと共に、平和な学園生活を送っていた。

 しかし"ジャンク"と呼ばれる謎の機械生命体の襲撃にあい、コロニーは混乱状態に陥る。

 避難に逃げ遅れたリオンは、戦闘用巨大人型兵械"シュヴァリエ"を偶然見つけ、それに乗り込み、"ジャンク"と戦うことになる。



第2話

 コロニー内でリオンは“シュヴァリエ”に乗り込み、“ジャンク”と戦闘を続ける。

“ジャンク”による被害でコロニー全体が崩壊、リオンは“シュヴァリエ”もろとも宇宙に投げ出されることになる。

“ジャンク”との戦闘は続き、宇宙空間に慣れてないリオンはピンチを迎えるが、宇宙戦艦“リヴァイアサン”の登場と援護により、なんとか無事に終わる。

その後、戦艦“リヴァイアサン”内で、アルバとライカと再会する。



第3話

 戦艦リヴァイアサンには学園コロニーからの避難民を乗せ、人類の拠点の一つである月に向かうことになった。人手不足のため、避難民も艦の仕事を手伝うことに、さらにリオンは引き続き“シュヴァリエ”のパイロットに任命される。

 再び“ジャンク”の襲撃があり、リオンは出撃し、“ジャンク”を撃退する。そして戦闘後、推進機が壊れた脱出ポッドを発見する。

 脱出ポッドの中には、学園コロニーの学生、イッセイとアンドロイドのネメシスがいた。



第4話

 脱出ポッドを見つけてから一週間。イッセイとネメシスは戦艦リヴァイアサンに馴染み、リオンも戦闘で “ジャンク”たちを駆逐できるようになった。

 危機感や緊張感が薄れからか、艦内に小型の“ジャンク”の侵入を許してしまう。

 “リヴァイアサン”の乗員たちは、“ジャンク”の撃退に成功するが、リオンの想い人であるライカが死んでしまう。



第5話

 ライカの死によって、リオンとアルバの友情に亀裂が入る。

 リオンの行動が荒れはじめ、他の乗員に暴言で八つ当たりするようになる。

 “ジャンク”の襲撃でも艦長の命令を無視して、怒りに任せて“ジャンク”を破壊する。

 戦闘後、その怒りは同じジャンクであるネメシスにも向けられるようになり、暴力が振るわれる。



第6話

 ネメシスへの暴力を皮切りに、リオンは他の乗員にも暴力を振るうようになる。

 それを見かねたアルバはリオンを殴って注意するが、リオンは“シュヴァリエ”に閉じこもる。“ジャンク”の襲撃が起こってもそれは続き、戦艦“リヴァイアサン”は大きなダメージを負う。

 説得と交渉の末にリオンは出撃し、“ジャンク”をせん滅するが、帰還後、アルバに報復のため怪我を負うような暴力を振るう。



第7話

 三週間後、リオンは艦内で横暴に振る舞いは続き、乗員たちは不満と怒りを募らせる。

 “ジャンク”の襲撃で、いつものように出撃したリオンだったが、戦闘後に通信が途絶えてしまう。コックピットは閉じられ、整備士たちが開口作業をすることになった。

 そしてコックピットが開かれると、中にはリオンの死体となって発見される。



第8話

 リオンの死亡原因を話し合うが一向に特定できなかった。そして次の“シュヴァリエ”のパイロットとしてイッセイが任命される。

 イッセイはリオンが死んだ状況を推理して、犯人を突き止める。

 犯人は“ジャンク”となって意思をもった“シュヴァリエ”だった。



第9話

 リオンを失った艦内は不安で溢れていた。そんな状況で“シュヴァリエ”が“ジャンク”となっていることをイッセイは言い出せずにいた。

 戦いたくないという想いとは裏腹に、“ジャンク”の襲撃が行われる。

 イッセイは初めて戦場に出るが、思うように戦えない。戦艦“リヴァイアサン”の援護があって、なんとか勝利するも、周りからはリオンと比較するような視線を受けることになる。



第10話

 “ジャンク”の襲撃が続く。イッセイもがんばって戦うがリオンのようにうまくいかない。

 リオンとイッセイを比較するような陰口を耳にしてしまう。

 精神的に追い詰められ、疑心暗鬼になるイッセイはついに乗員に暴力をふるうが、ネメシスにかばわれ、彼女を殴ってしまう。イッセイは自分が兄と――リオンと似たような行動をたどっていることに気いてしまう。

 そんな気まずい雰囲気の中、戦艦“リヴァイアサン”は月基地にたどり着く。



第11話

 ついに一行は月基地(ルナベース)にたどり着く。

 しかしそこは他のコロニーからの避難民であふれ、艦から降りることはできなかった。

 そんなとき、“シュヴァリエ”のデータを運ぶため、地球に降りるという指令が下ることになり、乗員たちはそれぞれの想いを新たにする。

 一方、月基地の外では、“シュヴァリエ”と似た白い機体が現れ、月基地を襲撃しようとしていた。



第12話

 月基地が突然襲撃され、“リヴァイアサン”と“シュヴァリエ”は出撃することになる。

 敵は“シュヴァリエ”と似た白い機体、しかしコックピットが透明でパイロットの姿が露出している。黒いヘルメットとパイロットスーツを身に着けた謎の人物、そいつからは強い怒りと憎しみの感情を感じる。

 地球の重力圏ギリギリの戦い、イッセイは白い機体に負けて、“シュヴァリエ”もろとも地球に落下してしまう。



第13話

 地球への落下途中、もうろうとする意識の中、イッセイの脳裏に過去の記憶がよみがえる。

 それは学園コロニーが、“ジャンク”によって襲撃された日、避難の途中にイッセイは一人の少女と出会う。名前はネメシス、彼女はアンドロイドだという。

 イッセイが師事する教授から、彼女こそ、人間と“ジャンク”の戦いを終わらせるためのカギだと託され、教授が自ら犠牲になり、イッセイは脱出ポッドに乗りこむ。

 この戦いを終わらせるためにネメシスを守りきらなければならない。



第14話

 地球の砂漠地帯に降り立った“シュヴァリエ”と“リヴァイアサン”。次の目的地である海洋研究所に向かうために、砂漠地帯を横断することになる。

 その横断の途中、“ジャンク”となったシュヴァリエシリーズの機体“ネイト”が襲撃にあう。慣れない砂漠での戦闘をこなしながら、相手を行動不能にして、逃げることに成功する。だが、戦闘終了後、イッセイは体調を崩して倒れてしまう。



第15話

 砂漠の中の都市を見つけ、そこで補給を行うことにした“リヴァイアサン”一行、その都市では水不足に悩んでいた。水不足の原因はオアシスに出没する“ネイト”の存在。水を手に入れるために、作戦を立てる。

 一方、イッセイは高熱を出し、感情を暴走させ本音を暴露する。それを聞いて乗員たちは、イッセイに期待や責任を押し付けすぎだったことに気づく。その後の看病でイッセイは健康を取り戻すが、自分が感情を暴走させたことを覚えていなかった。



第16話

 “シュヴァリエ”と“ネイト”の再戦。その戦いの中、モニカ艦長は“ネイト”の不審な動きから、オアシスにある水を汲み上げる機械が壊れたことを見抜き、それを動かすことに成功する。

 すると“ネイト”は動きを止める、ずっと機械を直してくれる人を待っていたのだ。

 砂漠の都市では河に水が流れたことで祭りが行われ、“リヴァイアサン”一行ももてなされる。そして乗員たちがイッセイに責任を負わせすぎたことを謝罪し、和解する。



第17話

 砂漠地帯を抜け海に出た“リヴァイアサン”一行。宇宙育ちで初めての海にはしゃぐ学園コロニーの面々。

 海洋研究所に向かうために海に潜るが、潜水艦が“ジャンク”に襲われているのを発見する。“シュヴァリエ”で救助に向かい、“ジャンク”と海中戦を行って、撃退することに成功する。潜水艦からの通信で思わぬ人物に出会う。それはイッセイの父親だった。



第18話

 潜水艦は海洋研究所“アトランティス”の調査艦で、イッセイの父親はそこの研究者だった。潜水艦を助けたことで、“リヴァイアサン”一行は研究所で歓迎を受ける。

 イッセイは父親から自分が改造された特殊な人間であることを知る。フロントラインチルドレン――戦闘用に改造・教育された人間であり、イッセイは薬物投与による強化人間、兄のリオンは海難事故から体の半分が機械となった改造人間であることが明かされる。



第19話

 ネメシスを解析した結果、彼女には特殊な回路があることが判明する。それは情報エネルギーを膨大に蓄積できることと、そのエネルギーを増幅・拡散できること。この回路を組み込めば“シュヴァリエ”は飛躍的に強化されるということだ。

 さらに地球連合軍からの通信が入る。“ジャンク”たちの発生場所がわかったというもの。それは隕石や宇宙ゴミ(デブリ)で構成されている塊――、ひとつの天体のように宇宙に存在し、そこから“ジャンク”や“アンノウン”が発生している。

 地球連合はそこに総攻撃をかけるため、全部隊の招集を呼びかけるものだ。


第20話

 “リヴァイアサン”一行は総攻撃作戦に参加するため、発射場を目指すことになる。

 そのために豪雪地帯を越えるが、シュヴァリエシリーズの機体、“フェイトン”が立ちふさがる。“ジャンク”となってひたすら破壊を繰り返す“フェイトン”に戦いを挑むが、高火力兵器で、撤退しなければならなかった。

 “フェイトン”を倒さない限り、先へは進めない。ネメシスは自分の犠牲にして回路を使うように提案する。


第21話

 ネメシスの提案を却下し、イッセイはこのまま戦うことを宣言する。“リヴァイアサン”のみんなで作戦を立てることになる。“フェイトン”の弱点は高火力だからこそ、エネルギー切れの発生。それを狙って戦うが、核エネルギーを搭載していることが判明する。

 しかし、艦長の機転で“フェイトン”を雪崩に巻き込み無力化することに成功した。

 そして“リヴァイアサン”一行は、ついに地球連合軍の宇宙への発射場にたどり着く。


第22話

 発射場に到着し、再び宇宙に戻ってくる。

 そこでは“ジャンク”や“アンノウン”の住処であり、発生場所である――“デブリネスト”への総攻撃の準備が進められていた。

 現在“デブリネスト”には多数の“ジャンク”、さらにイッセイを一度負かした白いシュヴァリエ――“ニビル”が守護している。その強力な“ニビル”に対抗できるのは“シュヴァリエ”しかおらず、イッセイはもう一度、“ニビル”と戦うことになる。


第23話

 ついに“デブリネスト”総攻撃が開始された。イッセイと“シュヴァリエ”の役目は“ニビル”を引きつけて戦うこと、その間に他の部隊が“デブリネスト”を破壊するというのだ。

 “ニビル”のコックピットには前回と同じく黒いずくめのパイロットがいて、彼に通信で呼びかけるが全く反応はしない。

 “シュヴァリエ”は“ニビル”の圧倒的な力の差で劣勢に追い込まれる。追い詰められた“シュヴァリエ”の苦し紛れの一撃があたり、“ニビル”のパイロットのヘルメットが外れる。パイロットの正体は、死んだはずのリオンだった。


第24話

 リオンの体は半分機械でできている。リオンの死体の機械部分に“アンノウン”が取り憑き、“ジャンク”として彼を復活させたのだ。

 強烈な怒りと憎しみの感情を原動力にして、イッセイに襲いかかってくる。

 イッセイは“ニビル”のパイロットの正体がリオンであることに動揺するが、“リヴァイアサン”の援護でなんとか体勢を立て直す。

 そして小型機で駆けつけたネメシスが自らを犠牲にして、“シュヴァリエ”をパワーアップさせる。


第25話

 ネメシスの記憶・感情をすべて犠牲にして、強化した機体“シュヴァリエ・ネメシス”。性能は格段に上がったが、パイロットの技量の差で“ネメシス”と“ニビル”は互角の戦いを繰り広げる。

 戦いの速度は加速し、互いに互いの傷つけ、壊し合いながら決着のときに近づいていた。

 そして互いの全力がぶつかったとき、わずかな差で勝利したのはイッセイだった。

 しかし、リオンと“ニビル”に勝利したが、まだ終わらない。

 “デブリネスト”の破壊は失敗し、さらには地球に向かっていることが判明する。


第26話(最終話)

 “デブリネスト”は知性のない存在であり、ただ本能的に高密度な情報エネルギー、感情と記憶を求めて、人が多く存在する地球に向かっているらしい。

 もし“デブリネスト”が地球に落ちたら、地球は生き物が住めない星になってしまう。なんとか止めようとするが、いずれも失敗する。

 イッセイは提案する、高密度の情報エネルギーを囮にして、地球とは別方向に誘導すればいいと。そして高密度の情報エネルギーを増幅・拡散することができる“シュヴァリエ・ネメシス”が囮になると。

 “シュヴァリエ・ネメシス”は太陽に向かう。イッセイは自分と“シュヴァリエ・ネメシス”を犠牲にして、地球を救うことを決意した。しかし“シュヴァリエ・ネメシス”の人工知能(AI)が勝手に動き、イッセイを脱出させる。そして“シュヴァリエ・ネメシス”は自らが犠牲となって、“デブリネスト”と共に、太陽に向かって消えていった。


 “ジャンク”の発生元凶である“デブリネスト”は消えて、人類と“ジャンク”の争いは終息していくだろう。そんな予感を感じさせながら、イッセイを迎えに戦艦“リヴァイアサン”が向かってくる。


END

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

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