ゆかいなワナビちゃん
スコップちゃん「今日も転生内政チートの新しいやつ漁るかー(極めて自然な導入)」
ドタドタドタドタ・・・ドーン!
ワナビちゃん「大変だよ大変だよ、あ、てえへんだよスコップちゃん!」
ス「どうしたんだいワナビちゃん。底辺こじらせすぎてSAN値直葬かい?」
ワ「私、内政チートもの書きたい!」
ス「うんよかったね」
ワ「書いてもいい?」
ス「何故わたしに聞く」
ワ「だってスコップちゃん、いつも冷静で的確なアドバイスくれるじゃん!それでいつも私思ってるんだよ、なんという冷静で的確な判断力なんだ!!って」
ス「イヤミか貴様ッッ」
ワ「なんで!?」
ス「的確なアドバイスの結果召喚物が一本、転生が二本エタってるじゃねえか。不遇オッサンと悪役令嬢も更新頻度落ちてるし」
ワ「え・・・エタってねえし!ちょっと立ち止まって自分を見つめ直す時期なだけだし!」
ス「そんな時期に新しいのに手を出すとか世界に轟く盛大なエタフラグじゃねーか。しかもよりによって内政物とか」
ワ「内政ダメッスカ」
ス「いやー、書き出す勢いやクソ度胸は実際大したもんだと思うよ?でもワナビちゃんの今までの小説で躓いてるのって基本的に頭を使う展開よね。バトルシーンはすぐ書き終わるのに頭がいい人同士の交渉とかのシーンはそうでもない。そこへ来て内政物って頭を使う場面のデンプシーロールみたいなもんでしょうが」
ワ「だからそこはさあ、なんか面倒な所をいいチートでブワワワーーーーッと」
ス「こういうジャンルのカタルシスは今あるカードの組み合わせで困難な状況を打破と言う、そう言う知的ゲーム部分にあるでしょ。で、チートはどれだけ強力でもそのカードの一つに過ぎないの。ワナビちゃんの得意なバトル要素も同じっちゃ同じだけど、勢いで何とかなるし実際しちゃってるからね」
ワ「なんだーやっぱ私結構イケテンジャーン」
ス「やだこの子話聞いてない」
ワ「やっぱこれからはNAISEIで多くの人をSIAWASEにするのが来ると思うんだよ」
ス「内政ジャンルいつからあると思ってんだこいつ。まー、コメディ的な要素に相当振ってるならワナビちゃんでも意外とハマらなくはないと思うけどさあ」
ワ「イケテンジャーン」
ス「壊れたレコードかな?でも多分ワナビちゃんの事だから」
ワ「うん、なんかこう、スッゲー本格的なのやりたい!ハードな世界観で人とか容赦なく死ぬやつ!」
ス「言葉の無力さを噛み締めるわたしがいる」
ワ「でもさでもさー!考え付いちゃったんだよ、すごい設定!」
ス「一応聞こうか」
ワ「内政ものってさー、普通に戦うチート以上に『何で主人公が一般人なのに簡単に大勢の人を率いるとかそんなこと出来るんだよ』ってツッコミ多いじゃん?」
ス「うん」
ワ「だからさー、現世である程度出来た人を転生主人公に据えたらいいんじゃないかなって」
ス「ほう、経営者とか?」
ワ「うんにゃ、内閣総理大臣!」
ス「・・・」
ワ「アメリカ大統領でも面白いんだけどロボットで無双しちゃいそうだからね。でも総理だったらその辺、何ていうか丁度良くない?」
ス「ふーむ。設定だけ聞いてる時点の感想ではあるけど、読みたいか読みたくないかと言えば・・・読みたい」
ワ「でしょー!?」
ス「でも自分が小説とか書く人だとして、それを書いて発表したいかと言うと限りなくNOに近い慎重になるわね」
ワ「何で?勉強しなきゃいけないことが山ほど発生するから?」
ス「勿論それもあるよねー。リアルの日本の政治をエッセンスとは言え入れるなら、作家自身が政治家に成れるレベルは要らないにしろ読者を誤魔化せる程度の知識は必要だからね。ネットの世界にはパソコンで政治の勉強してるたかし君が一杯いるし」
ワ「たかし君ってなんぞ」
ス「更に問題はそのたかし君たちが右なり左なり政治思想を持ってる事だよ(ワナビちゃんに伝わるように極限まで噛み砕いた言い方)。書き手の思想出したら左または右から殴られる事になるんよね。そしてPV伸びれば伸びるほど多分問題は大きくなって消火不可能になるし、最悪おかしなのに実家の特定もされちゃうわ」
ワ「たかし君やべー。多分シリアスなほどせいじ・・・しそう?の入り方が危険水位になるし、諦めてコメディ風内政にしようかなあ」
ス「危険水位が漢字で出るのに政治思想が出ないお前の脳がわからない」
ワ「あ、でもコメディだったらちょっと冒険できちゃうね!ダメ総理として選挙で負けて失意のままに死んじゃって、異世界で一念発起とか!」
ス「テーマは悪くないんだよなあ」
ワ「で、そのダメ総理のモデルが鳩「おっとこんなところにスズメバチがああああ!」夫と菅「ゴキブリもいたああああ!」人を合わせた感じの人だって分かるように面白おかしく描いて」
ス「・・・ゼェ・・・ハァ・・・地雷原である事を懇切丁寧に説明された場所でピンポイントに運動会を開催するんじゃぁないッ!」
つ づ か な い