お弁当
「オーイ海斗昼飯どうするぅ~」
「購買」
「俺も行く っていってんじゃん」
海斗君は聞いてないのかスタスタ歩いていっちゃった、
ガダンッ
「イってー待ってよ~海斗~」
バカみたい机にぶつかりながら、そんなに急がなくってもいいのに、一也は海斗くんの事好きなんだなぁでも海斗君は行っちった、あれは片思いだな!
さっお弁当お弁当っと私は結香の机に自分の机をくっつけた。
「一也はうるさいなぁ~あんなに大声出さなくても聞こえるって」
「だね」
でも少し羨ましかった、ずっと仲良しの友達がいるなんて・・・
「食べようお昼、私はコンビニ弁当だけど」
「コンビニなの?結香のママは働いてるの?」
「そっコンビニ弁当好きなんだよね」
って答えた結香が一瞬話を遮ったような気がした。変なこと言っちゃったかな?
チラッと結香の顔を見たら何時もの結香だ、考えすぎなか?考えすぎだな私の。
そうだ男サカのマネージャーの子はっとやっぱり一人だ・・・
「結香、一人誘って良い?」
「良いけど誰?」
結香の返事も聞かないでその子の所に走ってた、
「一緒にお昼食べよ」
ビックリして、その子は顔を上げた、そりゃあそうだよね、急に話しかけられたら誰だってビックリするよ。
「えっと・・・」
「あっちで、皆で食べようよ」
そう言って振り返ってこっちを見ている結香に手をふった。
「あの子と他に購買に行ってる子と ねっ」
「は い」
「じゃあ行こ」
ちょっと強引だったかな、でも一緒に食べたかったし、男サカのマネージャーになりたいってのが気になるし。
「結香連れてきたよ」
「この子が男サカのマネージャーの子ねぇ」
「はぃよろしくお願いします。」
「ハハハッ、よろしくお願いしますって、おっかしい」
「結香笑いすぎだよ、ねぇ」
ってその子の事を見たら案の定下向いちゃってるじゃん。結香ったら~。
「ごめんごめん、だって同じ年じゃない宜しくお願いしますって変じゃん、無しねそうゆうの、結香でいいから、私は上松結香、よろしく」
「はい、結香ちゃん」
「食べよ食べよ一也が戻って来るとうるさいから」
「えっ男子なんですか?購買に行ってるって人は」
「そう、さっき言わなかったっけ?」
「言わなかったですよ!、私・・・戻ります。」
「大丈夫だよ一也は」
「ごめんね、男子苦手だった?」
「苦手って訳じゃないですけど」
って話してる間に結香はもう食べ始めてるし、
「大丈夫だって、座って」
またまた強引だったかなぁ~、私の強引にまけてやっと座ってくれた。
マネージャーの話が聞きたくて引っ張って来たけど、悪かったかなぁでも此から仲良くなれば良いよね。