マネージャー
どうしても気になる一也の態度が・・・
何で話を遮ったの？それに海斗君は何者？エースって何？県大会って何？頭がぐちゃぐちゃだよ。
「 明高は女子サッカーが無いので、男子のマネージャーになりたいと思っています。興味のある人は話し掛けて下さい。よろしくお願いします。」
えっ顔を思わす見ちゃったよ、男子サッカーのマネージャーだって・・・考え事してたから名前聞いてなかった、でも顔は覚えたから。
マネージャーか、いいかも、何か部活に入ろうと思ってたから、話し掛けてみよう。
「よし、全員終わったな、まだ名前は覚えられないだろうけど、すぐ覚えられるさ、少し時間か余ったから、みんな他のクラスの邪魔にならない様に自由にしていいぞ」
一也がすぐに椅子を付けて来た
「俺はサッカーだけど、お二人さんは部活入るの？」
「まだ、決めてないんだけど、何かやりたいんだよね」
「私は入らないよ、バイトしてお金ためるんだ」
「結香はサッカーのマネージャーになれよ！、美人だからモテるぜ」
「運動全然興味ないし、高校生にも興味ありませーん」
「なんだよーその言いかた」
「そういえば、さっきいたじゃんマネージャーやりたいって子」
「あー居たいた、暗い感じの真面目眼鏡」
「酷いこと言うなよ、女子の悪口言うやつ最低」
珍しく結香が強く言い返したのでビックリしたのは私だけじゃなかった、
「冗談だよ、ごめん」
へー一也も良いところあるじゃない。
チラッとさっきの女の子を探して見た、一人で座ってるところを見ると、一人で明高にきたのかな？
「そうだ、午後部活紹介があるけど、野球部に入部希望者居るか？入れてやるぞマネージャーも簿募集中だ、上重良と松橋空がいるぞ、」
またまた名前がでてきた、誰だろう？
二人の名前を聞いたら女子がザワザワしている。
この明心高校は文武両道をうたい文句にしているから運動部は全国レベルなのは知っている。
サッカーと野球は別格らしい。
「ねえ、さっきのアッキーが言った二人知ってる人？」
「七海さん・・・野球は知らなくても二人はだいだい知ってると思いますけど？」
「知らないから聞いたんじゃない、もー」
「上重と松橋って言ったら県内の高校じゃ有名で全国でも最強イケメンバッテリーって野球雑誌にも出てるよ」
結香まで知ってるんだ、チョッとビックリ。
やっとチャイムがなった。
午後の部活紹介がたのしみになってきた、でも私の頭の中は上重、松嶋よりもサッカーが気になってた。
