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空が青い  作者: 海
4/14

上手

上履きに履き替え教室に向かって歩き出した、3階まで上がるのって結構キツイ、春休みダラダラしすぎたかな?フーッやっと3階、毎日じゃ痩せるかな?なんて考えていたら窓から、桜の丸が見えた、キレイだなぁ、桜の円の中にグラウンドがあるから、まるでピンクのドーナツみたい。

「えっ」

自分の声にビックリして回りを見渡してしまった、なんて上手なんだろう、朝から一人で練習してるなんて上級生なのかな?

「七海ちゃん、おはよう」

私の事七海ちゃんなんて誰だろう、

「なぁーんだ、結香ちゃんか、私の事知ってる人なんて居ないはずだから、誰かと思った」

「何見てたの?」

「桜」

「どれどれ」

結香ちゃんがグラウンドを覗いて振り返った

「綺麗な桜だね」

「でしょう」

「って、桜なんか見てないでしょ?あの人見てたんでしょ?」

「違うよ、桜、桜が好きだからこの高校に決めだんだから」

「結香ちゃん、おはよう」

声の方を二人で振りかえったら、知らない男子が立っていた、

「あっ一也君、おはよう」

「えぇぇぇ、結香ちゃんの友達?」

「そう、昨日ライン交換したんだよね」

結香ちゃんはそう言って一也君の方を見て笑った

「そうそう、んで、七海ちゃんでしょ?」

「そうだけど、なんで知ってるの?」

「だって席隣だもん」

なんだ、隣の席かぁ、でも不思議だなぁ、これだけ見事に初日から制服を着崩してたら、昨日だってこんな感じなら覚えてるはずなんだけどなぁ、

「何してたの、外見て話し込んで、どれっ」

結香ちゃんと同じことして・・・

「七海ちゃんがあの子の事見てたんだよねぇ」

「だから、違うって」

「あいつ知ってるよ!」

「えっなんで、同級生なの?サッカーやってたの?」

あっ、我にかえった、バレバレじゃん質問しすぎてるし、最悪ぅぅぅ

「だって中学一緒だし、上手いに決まってんじゃん、特待だもん」

「そうなの?すごーい上手いはずだね」

「あいつ中山海斗つーんだ俺と中学で部活一緒」

朝から2度ビックリしてるの間にチャイムがなつった、

「やば」

それを合図に3人で駆け出した

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