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間違った事してないのに罪悪感がすごい

「ここの水族館、載ってた通り建物自体もでかいけど中はもっと広いんだな」


「うん、すごい、こんなでかい水族館初めて来たかも、なんでこんなに広いのに全然有名とかじゃないんだろうね??」


「さぁ・・・わかんねえ・・・」


俺と妹はあれから数分間抱きしめあっていたがあくまで周りに見られている事にすぐ気が付き急いでその場から離れた、そして俺達が今いる場所は丁度水族館の真ん中あたりで驚く事にこの水族館は地下でもあるのか二三階と下に降りられる階段があった、一フロアだけでだいぶ広いのに下もまだあった事に驚いている


「っとと!」


「兄大丈夫?暗いから気を付けてね、下あまり見えないし」


「広いのはいいけど、この階段すっげえ歩きにくいな・・・」


一段一段の間がほぼないためすぐに足が付いてしまい転びそうになった、慌てて手すりに捕まったはいいが捕まっていなかったら転がり落ちていた、そう思うだけで冷や汗が出る


「よいしょ、っと・・・」


なんとか下まで降りられた事に一息付き、妹は大丈夫かと後ろを見ようとしたと同時に何か悲鳴のような声が聞こえたかと思いきや妹が階段を踏み外し転びそうになっていた


「っ妹!」


そこで俺は慌てて走り妹を支えた、そして大丈夫かと妹を見た


「っふぅ~・・・ありがとう…兄…転ぶかと思った…」


「悲鳴が聞こえて見てみたらお前が転がり落ちそうになってるの見てな、間一髪だった、あぶねえあぶねえ、肝が冷えたぞ・・・」


「あはは・・・ごめん・・・」


「・・・いや、お前が悪いんじゃなくてこの階段が悪いだけだからな」


苦笑いしながら謝る妹に俺は階段を見ては睨み蹴るようにして足音を立てた、すると思った以上に響いたのか音が上まで響き渡った、そこで俺は少しだけ焦った、なぜ焦ったのか、それはわからない


「・・・とりあえずここの階段あぶねえから後でここの監視員の人とかに言った方がいいな・・・絶対誰か怪我人出るぞ・・・」


「うん、そうだね、こんなに暗くちゃ目が良くても絶対見えないよ、言いに行こう」


そして俺達はこの階段の事について監視員に注意するように言った、すると監視員の人達は謝ってはすぐに看板のような物を用意しては注意書きを階段の元へ置いていた


「・・・俺達って、別に特に悪い事して、ないよな??」


「・・・うん、してはないけど・・・」


「「罪悪感がすごい・・・」」


俺達が注意した所監視員の方々は頭を下げて謝ってくれた、しかも体の心配までされ、あげくには侘びにと飴までもくれる始末になった事に俺達は少し罪悪感を感じていた


「・・・とりあえず、ここの名物のでっけえサメでも見ていこうぜ・・・」


「・・・うん」


俺がそう言うと妹は先ほどもらった飴を出しては食べ俺の腕に抱き着いてきた、そこで俺も先ほど貰った飴を口に入れ、食べた

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