妹の胸、すごく、安心できる
そしてそれから電車の中の暖房のおかげか妹は寝てしまった、そこで俺はスマホを取り出し各駅の町に何があるのか調べた、今日は運よく雲ひとつない快晴、つまり気分的にはかなり晴れ晴れとした気分、何が言いたいのかというと・・・
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「こんな晴れた日、しかも久々の快晴!そして朝!ならやる事は一つだろ、なぁ?」
「・・・まぁ、一回はやってみたかった事だけど・・・これって普通休日とかにやる事だよね・・・?」
二人が来ていた場所、そこはカフェテリアだった、そして二人が今いる場所はそのカフェテリアの外のベンチだった、購入したカフェオレを飲んでは道を歩く人々をどこか見下ろしたかのような目で眺めていた
「…妹、それは違うぞ、こうやってずる休みして一生懸命会社に通っている勤勉な大人の人達をこうやってコーヒー、カフェオレを飲みながら眺める、これがどれほど愉快な事か・・・」
「…フーフー…今の兄の言葉、すっごいドクズの発言に聞こえるんだけど・・・スゥ~・・・あっ、美味しいね、これ」
「・・・悪い妹、言い方が悪かったな、勤勉に働く社畜の皆さんをこうやって眺める事で将来俺達もこうなるんだなって、想像できて得だって、その事を伝えたかったんだ・・・スゥ~・・・あ、ほんとだ、うまいなこのカフェオレ」
俺はは妹に向き合っては熱々のカフェオレをそっと口の中に入れてはそう言った、そんな兄に妹は苦笑いした
「…確かにそうだね~…こうやって遊べるのは子供、じゃなくて学生の内まで…大人になったらずっと働き詰めで遊んでる暇なんてない…帰ってきたらご飯を食べて、そして好きな事をやる事なく風呂に入って寝て、また仕事が始まる・・・」
「妹、俺が悪かったからそんな死にそうな顔しないでくれ、全部俺が悪かった、後そんな顔してるとせっかくの可愛い顔が台無しだぞ、スゥ~…旨い」
「…ふふっ、兄って本当素直じゃないよね~?」
妹はそう言いながらカップを掴んでは兄の隣に座った、座ると同時に木の椅子がメキメキと心地が良いような、そんな音を鳴らした
「・・・俺はかなり素直な方だと思ってるんだけどな~・・・」
「確かに途中までは素直だったけど最後のがね~?」
妹はニヤニヤしながら俺を上から目線で眺めてくる、そんな妹に俺は目を細めじーっと見ながら一口カフェオレを飲んだ
「・・・飲まないなら俺が飲んじゃうけどな~?」
「!それはダメ、せっかくこんな遠い所まで来たんだから」
カップに手を触れようとする所でチョップを食らい妹を見るとべーっと舌を出してはマグカップの中の物を全て飲み干した、そして何故かドヤ顔
「・・・っははは!」
「っなにかおかしい所あった??」
俺が突然笑った事におろおろと困った顔をしながら聞いてきた、そんな妹に俺は
「いや、別に、どっかの小さい子供が食べられないように全部食ったみたいなの思い出してな、それがまるで今のお前だったからさ、うん、可愛かった」
「っ・・・!」
俺がそう言っては妹の頭を撫で抱き寄せた、よほど恥ずかしかったのか、または嬉しかったのか俺の腹に手を回してきては顔を俺の腹に埋めた
「…おいおい、妹こんぐらいで恥ずかしがるなよ、逆にこんな所見られてる俺の方が恥ずかしいぞ」
「…自分で想像してみたら凄い気持ち悪かった・・・」
妹は顔を持ち上げたかと思いきや目に涙を溜めそんな事を言った
「・・・大丈夫だ妹、お前より俺の方が黒歴史は多いからな」
「・・・それ、ただ単に兄が自分で自爆してるだけだったじゃん・・・」
俺はそう言われ小中と振り返った、すると確かに自爆したものばかりだった
「・・・確かに自爆したものばかり、ってなにしてるんだ・・・?」
「ハンカチ忘れたから兄の服で拭いてるの」
「・・・おい」
抱きついてきたかと思いきやごしごしと顔を擦りつけ涙を拭ている事に気づき俺は溜息を吐いた
「んんっ、あっ」
「?どした?って・・・」
「・・・あはは!」
「・・・お前じゃなかったら怒ってる所だぞ」
笑みを浮かべ笑っている妹に俺は苦笑いしながら自分の服を見た、そこには先ほど飲んだカフェオレが付いていた、おそらく口の周りに付着した液体がそのまま付いたのだろう
「っごめんごめん、あっ」
「こんどはどした・・・」
「・・・ハンカチ、入ってた」
妹はそう言いながら舌を出しごめんね、そう言った、そんな妹に俺はをカフェオレを思いきり乱暴に口に含んでは飲み込み妹の胸に思いきり顔を押し付けるように抱き着いた
「っうにゃぁ!!?」
「っ・・・」
やり返しとして妹の服も汚してやろうと思ったが予想外の事に妹の胸が思った以上に大きく気持ちよかった事につい顔を埋めてしまった
「っ・・・あ、兄・・・っ…」
「っ・・・も、もうちょっとこのまま・・・」
「っう、うん・・・」
俺がそう言うと妹はそう頷き言ってはそっと抱きしめ返してくれた、そんな妹に俺はとても安心できる胸だなと、思った