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学校をサボる!

俺の名前は兄、現在高校二年生でとても頭が悪く県の中でももっとも偏差値が低い学校に通っている、そしてそんなバカな俺にはとても仲がいい双子の妹がいる


「ねえ兄」


「ん?どうした~?妹?」


「・・・今日学校休んでどこか行こうよ」


「・・・あぁ、いいぜ!んじゃどっか行くか~」


そしてこの今俺の部屋に入ってきた者は俺と同じく現在高校二年生で同じ学校に通っている妹である、俺と同じくバカで常識を持っているようで持っていない楽観した俺の双子の妹だ、そして早速今から学校をサボってどこか遊びに行こうとしているバカな俺と妹である


「・・・普通ここ私を止めるところじゃないの??」


「ん?さぁ、そんな事は俺は知らん!ただ妹が誘ってきたから俺も行こうかなって思っただけ、というのは嘘で妹が行くから俺も行くみたいな?あはは!父さんと母さんにこんな会話ばれたらひっぱたかれるな!」


「ふふっ、今まで何回も学校サボって遊んできたりしたんだけどね、ちなみに私も兄と一緒にいたい、だから兄が学校に行きたいなら私も学校に行く事にするけど、どうする?」


「・・・せっかく妹から誘ってくれたんだから今日はサボって出かけよう!」


「!そう言うと思って朝ご飯作っておいたから食べて出かけよう!」


「っおぉ、流石妹、将来はいいお嫁さんになりそうだな~?」


俺はそう言いながら妹の脇に両手を突っ込み抱き寄せた、そして抱き寄せた事による反動でベッドへ尻餅付いた


「・・・私の夫は誰になるのかな?」


「ん?そんなの決まってんだろ、俺だよ」


「!はははっ、兄って面白い!」


「別に面白くはないと思うけど・・・って、お前好きなやついるの??」


「・・・兄が好き」


そう言うと妹はこちらに振り向き抱き着いてきた、部屋が暗いためどんな表情になっているのかよくわからない、ただ顔がとてもにやけている事だけはわかる、可愛いやつだ


「おぉ・・・物凄いド直球・・・!かわいいやつめ~!」


「っんぅぅぅ~・・・このやり取り何回目?」


「・・・さぁ?もう何回も毎日やりすぎて回数なんて覚えてない」


「・・・だよね~」


妹はそう言うと腹に回していた手を解いては今度は首に回してきた、ちなみにこのやりくりは朝の定番みたいなものである


「あぁ~妹暖かくて気持ちいい~」


「…眠くなってきた、昨日の兄とのゲームがまだ響いてる…ふぁ~ぁ…」


「昨日は夜中までやったしなって、今寝ちまったらせっかく作ってくれたご飯、冷めるぞ~」


俺はそう言いながら妹の背中をポンポンと叩き撫でる、すると妹はピクリと動いた


「…それは困る、せっかく早起きして作ったのに・・・そのせいで4時間しか寝てないのに・・・ふぁ~ぁ・・・」


「おぉ、それはご苦労!っと、仕方ないな~、んじゃ朝ごはんを作ってくれたお礼ということでお前を運んでやろう!」


「…うん、おんぶ」


首に回していた手を解いては俺の背後に回ってきては抱き着いてきた妹の足に手をまわしてやり、そして立ち上がった


「んしょっと、んじゃ下に行くぞ~」


「・・・うん」


いつもはもっと話すはずの妹はかなり眠いのかあまり話さない、そしてそんな妹を背負い下に降りては椅子に座らせた


「んしょっと、そういえば母さんと父さんはいつ家出たんだ??」


「・・・ふぁ~ぁ、30分くらい前・・・かな・・・??」


妹は寝惚けているのか箸を持ってはご飯を口に持っていこうとしているが机に落としている


「・・・兄、食べさせて~」


「・・・仕方ねえな~、ほらっ」


「・・・アムッ、モグモグ・・・」


「うまいか?」


「・・・おいしい~・・・」


寝惚けながら租借する妹に俺はニヤニヤしながら聞く、すると妹は頬を吊り上げニコニコとしている、そんな妹につい俺も微笑み


「ほら、妹~、あ~ん」


「あ~ん、もぐもぐ」


口を大きく開ける妹に箸を持っていってはご飯を食べさせる、するとまた笑顔を浮かべ租借する、そしてそんな妹を見ては俺もご飯を食べようとすると


「兄~」


「ん?」


「あ~ん」


「!おぉ・・・あ~ん」


かなり寝ぼけているのか箸を使わずに手掴みでご飯をつかんではこちらに持ってくる妹に驚きながらも俺は妹の手事ご飯を口に入れた


「アムアム」


「おいしい・・・?」


「アムアム、あぁ、おいしい、だけど妹の手は食べれないな~って」


「・・・あっ、ごめん・・・箸使ってなかった・・・あははは」


目を虚ろとしながら手に付いた残り粒を舐めてはニコニコと笑う妹に俺も笑った







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