表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
2/6

びょういん

バスを降りると目の前に大きな建物がありました。


「お母さん。あれ、なに?」


「あれは病院っていうのよ」


それは、とっても大きな病院でけいには

まるでお城のように見えました。


病院に入ると、


なかには、たくさんのひとでいっぱいでした。


大人も子供も、おじいいちゃんや、おばあちゃんくらいの人たちもいます。


けいや、お母さんのように普通の格好のひとたちにまじって…


まだ昼間なのに、もうパジャマを着て歩いてるひとたちがいました。


けいにはそれが不思議で、じーっと見ました。


それから、上から下までぜんぶ真っ白な服を着て、ニコニコと笑っているひとたちがいました。


けいには、そのひとたちがお母さんみたいにとても優しそうに見えました。


「あのひと、だれ?」


「あれは、ナースさんって言うの」


そう優しく教えてくれたあと、お母さんは

ナースさんのところにいって話はじめました。


しばらくして、お母さんが戻ってきました。

お母さんは、けいをトイレにつれて行きました。


お母さんは紙コップを出して、


「けい、ここにおしっこして」

と少し悲しい顔で言いました。


なんで?

とけいは心のなかで、思いながらも、

素直にそこにおしっこをしました。


紙コップは、赤いおしっこでいっぱいです。


お母さんは、それを見て驚きました。


なんで?

けいはまたそう思いました。

けいのおしっこは最近、ずっと真っ赤でした。

だから、いつも通りなのに…


お母さんが紙コップをナースさんに渡すと、


「けいくん、こっちにきてっ」


ナースさんがそう言いました。


お母さんは2回、うんうんって優しく頷いて、

ついていくように手を振ります。


でも…


けいは、ほんとはいきたくありませんでした。

なんだか、むこうに怖いものが待っている、

そう感じていたのです。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ