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1日1エッセイ  作者: ツクツクホウシ
2/6

2026.2.16

 前日の文章を見直した。なんて恥ずかしい文章か。分かりにくい。深夜テンション(と言っても十時すぎだが)のせいにしてしまいたいが、推敲しなければまあこんなものだろう。推敲したってそうかもしれない。


 ともかく無事二日間続いたので、記念に三日坊主の話をしたいと思う。


 私は日記帳を持っている。もっともこれはエッセイではないので、とりとめのない感情の記録だ。プライベートなものだから人様に見せられた内容ではないし、何より字が汚い。


 その日記だが、書き始めたのは小学校4年生のころだ。はるか昔、それが未だ机の上に残っている。テスト期間中、息抜きに再開しては、全く手を付けられずにホコリをかぶる。そういう日記帳である。


 そしてなんと、未だ十ページも埋まっていない。まあ、私としては瞬間的なその年代年代の考えや感情や、雰囲気のようなものをなんとなく残したいと思っているので、一年に一度開かれればそれでいいのだが。


 ただ、そう……小学校四年生の当初は、毎日書くつもりでいた。確か誕生日だったかクリスマスだったかのプレゼントだ。それでやる気を出したわけである。


 ところがこれが、続かなかった。


 私は反抗期のようなものをこの小学校四年生の時に経験していて、世にいう中二病のようなものも、まあだいたいこの時期だった。


 そしてそんな十歳の私が、アンネの日記の影響か、小学生らしい幼さと、自意識の詰まった話し言葉で要らんことをペラペラと、よくもまあこんなに恥を詰め込んだものだというように書き連ねたのが、私の日記帳の一、二ページなのである。


 この暗黒の冒頭を、より見るに堪えないものとしているのは、書いている私自身が何やら恥ずかしがっていることだ。当時構想していた小説の事を、なにやらぼかし、照れ、フニャフニャと書いてあるのだ。読んでいると色々な記憶が掘り起こされ、その時の感情も呼び起こされ、いたたまれなくなる。


 この日記が続いていないのは、おそらくだが翌日になって見直して、私が耐えきれなくなったのが原因だろう。その後、本当に久しぶりに開いてみたら、その最初の見開きのページだけ、なんとテープで封印してあった。それを忘却の力を借りて開いてみたが、まあ結局は過去の自分に倣った。


 さて、私の痛々しい思い出ではあるが、この経験は、私に日記をつけるモチベーションを与えた。どれほど恥ずかしいものであるにせよ、この日記は私自身を克明に記録できていたのだ。これを使わない手はない、と、再び歴史を封印した私は思った。


 そしてまあ、2ヶ月か3ヶ月、時には半年に一度、数日間だけつけられるこの日記は、未だ机の上に鎮座しているのである。


 えー、本来ならここで上手いことまとめて終わる予定だったのだが、まとまらないうえにもう一つトピックが出てきたので、少し記録しておこう。どうやら日記の話題を経て、このエッセイも私の感情記録装置の要素を帯びてきたようだ。


 先日……本当についこの前、一昨日だったかな、母親と一緒に母方の家を訪ねた。祖父と祖母と、叔父が暮らす家である。ああ、叔父と伯父、叔母と伯母の使い分けのできる人間になりたい。


 そのありきたりな事実を、何をわざわざ記録するのかといえば、その時に別の家庭の雰囲気というものを感じられて、興味深く思ったからだ。


 末っ子で唯一のガールである母は、あの家に帰ると少しわがままになる。長兄である叔父にコーヒーをねだる様は、まるでお姫様……というのが、我が家の評だ。


 母の実家には、アフタヌーンティーのような習慣がある。3時頃に到着すると、あれよあれよという間に紅茶やコーヒーが淹れられ、ケーキが出され、お菓子をが出され、ケーキが出され、最終的には加えてアイスとみかんも頂いた。


 我が家の空気のほうがテンポが速い。母の実家に久しぶりに訪れた末っ子娘のいる空気感は、もう少しおっとりしていて、穏やかで、時折笑い声が上がる、そういう感じだった。


 家庭には色々あるものだなぁ、と、思った。面白い、と、思った。そして少し運動しなきゃと思いつつ、スイーツで膨れたお腹を撫でた。

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