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自己紹介

なんかグダグダになった気がする。


今回はだいたいのメンバー紹介。

「「ただいま〜」」


 俺と棗が家に戻ると、待っていたのは温かい朝食。


 食卓では、叔父さんが新聞を読んでいた。朝食を食べないで待っていてくれた様だ。


「ごめん、早苗さなえさん、叔父さん。待たせちゃって」


「あぁ、それはいいよ。僕も今起きたばかりだからね。それよりも言うことがあるだろう?」


 言うこと?あぁ、


「おはようございます。早苗さん、叔父さん」


「はい。おはようございます、紅くん」


「おはよう、紅」



「「「「いただきます」」」」


 朝食が始まった。「そういえば、今日から高等部か。宿題は終わってるのか?」「なんとか。美空みそらみこと姉さんには感謝です」「そう言えば、今朝は凄かったのよ。お兄ちゃんがいない!って」「やめてよお母さん!」


 ここで少し、整理しておこう。


 俺の隣に座っているショートヘアーが紺野こんの棗。今年で中3で俺の従妹になる。ちなみに陸上部。


 その前に座っている、少しおっとりとした人が早苗さん。棗の母で俺の母さんの妹。叔母さんと呼んだ時の笑顔が忘れられず、それ以来早苗さんで通している。紺野家の影の支配者。やる時はやる人。


 俺の前に座っている人がいわおさん。紺野家の大黒柱。名前に似合わずメガネの理系な人。頼りになります。


 もう分かっていると思うけど、この家は俺の家ではない。今は誰も使っていないが、本当の家はここから10分程度離れた所にある。なぜ誰も使っていないかといえば、10年程前に母さんが死んでしまったからで。なんでも、死因は仕事中の事故だそうだ。子供を助けようとしたんだとか。それを聞いた時俺は、あぁ、母さんらしいなと思った。何せ昔、何の仕事をしているのかと聞いたら、世界を守る仕事だよなんて言っていた人だ。(警察官とかとは違うらしい)ちなみに、朝に行った展望台も母さんとの思い出の場所の1つだ。


「そう言えば、お兄ちゃん。部活はどうするの?」


「ん、あ〜。多分去年と変わんないと思う。命姉さんに誘われてるから、生徒会かな」


「ふーん。じゃあ、陸上部は?」


「時間が空いたらまた雑用しにいくよ。打ち上げにまで参加させて貰ったからな。やれることはやるさ」


 始めは棗の練習風景を見学していただけだったのだが、棗や美空から暇なら手伝えと言われ、タイム計測などをしている内に準マネージャーの様になってしまったのだ。


「「「「ごちそうさまでした」」」」


 朝食が終わり、俺は部屋から鞄を取ってくる。


「じゃあ、行ってきます」


「行ってらっしゃ〜い」


 棗に見送られて家を出る。


 八百万学園は家から20分の所にある。中学から大学院まである、かなり大きな学園だ。


「おっす、紅。元気にしてたか?」


「よう。お前は…………聞くまでもないか。小夜さよちゃんは元気か?」


「元気にやってるよ。つーか、妙にお前に懐いてんだけど、本当に何もしてねぇんだよな?」


「お前に愛想尽かしただけじゃねーの、シスコン?」


 こいつは沖田光一おきたこういち。中1からの友人。軽々しい言動とは裏腹に、しっかりとした一面もあるシスコンで帰宅部。


 沖田小夜。光一の妹で棗のクラスメイト。おとなしく、いつも本を読んでいる日本人形の様な子。文芸部のマスコットで図書室の主という噂。


「お、あれじゃねぇ?」


 と光一が指すのは掲示板。


「あぁ、そうみたいだな」


 えーと、あっ


「「あった」」


 最初の1組でお互いに発見出来て良かった。流石に最後のクラスまで探したくはない。


「また一緒だな、って藤牧ふじまきもか」


「あ、本当だ。っていうか、殆ど顔ぶれが変わってない気がする」


 修学旅行があるからかな?なんて言いながら1−1に到着。


「おはよっ、紅に光一。また一緒だね」


「おう、藤牧も変わんねぇなぁ」


「おはよう、美空。このあいだは助かったよ」


「お互い様でしょ?命さんって戦力は、正直助かったわ」


 藤牧美空。陸上部でこちらも中1からのクラスメイト。活発な言動とは裏腹に弁当は自分で作っているなど、家庭的な一面も。


「なぁ、それって何の話?」


「宿題を終わらせるための勉強会」


「いつ?」


「小夜ちゃんが家に来た時」


「メンバーは?」


「俺と棗、美空、小夜ちゃん、命姉さん」


「…………」


「…………」


「裏切り者ーーーーっっ!!俺も呼べよ!!」


「いや、だってお前、デートだったんだろ?」


「えっ?」


「いや、俺もお前に彼女が出来たなんて知らなかったよ」


「ちょっと待て!何の話だ!?」


「いや、だってお前に電話しようと思ったら、小夜ちゃんが『今、兄はデート中なので電話は掛けないであげて下さい』って。今まで聞くタイミングがなくてさ。で、どうなんだよ」


「…………それ、小夜が言ったのか?」


「そうだけど?」


「それ、全部小夜の嘘だ」


「は?なんでだよ」


「小夜が楽しみにしてたケーキを食べてしまいました」


「あ〜、それは絶対にやっちゃダメよ」


「小夜ーーーーっ!!」


 …………あの時、小夜ちゃんの機嫌が妙によかった理由がわかった気がした。


 キーンコーンカーンコーン


「おーい、みんな席に着けー。おーい、沖田。何泣いてんだ、しっかりしろー」


 …………今度、何かおごってやろう。


「これからお前等の担任をする事になった、斉藤綾香さいとうあやかだ。担当教科は現代文。よろしく」


 斉藤綾香先生。男勝りな性格で男女共に人気が高い。中1からずっと担任はこの人だから、他の先生と比べる事は出来ないが、とてもいい先生だ。


「えー、見知った顔も多いとは思うけど、知らないやつもいると思うので、まずは自己紹介から」


 という先生の言葉で自己紹介が始まり、光一の彼女募集中です!発言を聞きながら、何を喋ろうか考えていると、隣の席から聞き覚えのある声がした。


二宮舞にのみやまいです。中学は違う学校に通っていたので、慣れない事も多いと思いますが、よろしくお願いします」


 長い髪をリボンで腰の辺りにまとめた彼女は、自己紹介を終えて席に座り、俺に笑いかけた。


「また会えたね」


 そう、彼女は今朝会った巫女さんだった。


「おい、蓮水!ぼけっとすんな!」


「うわっ!えーと、ただの人間にはーーーじゃなくて、すぅ、はぁ。蓮水紅葉です。中学では生徒会に所属していました。よろしくお願いします」


 その後はスムーズに自己紹介も終わり、今は教室の掃除中。


「さっきはごめんね。」


「大丈夫、気にしないで。少し驚いただけだから。えっと、二宮さん」


「舞でいいよ。蓮水くん」


「じゃあ、俺も紅でいいよ。えっと、…………舞」


「はい、紅くん」


「で?どういった知り合いなの?」


「手を出すの早くねぇか、お前」


「っ!お前等いつからいた!」


「「最初から」」


「あ、俺は沖田光一。光一でいいよ、二宮」


「私は藤牧美空。美空って呼んで、私も舞って呼ぶから」


「えっと、光一くんに美空。よろしく」


「それで、2人はどういったご関係で?」


「関係って、別に今朝たまたま知り合っただけだよ」


「それだけか?本当に?」


「しつこい!」


 別れ際の彼女の含み笑いは、俺が同じ学年だという事を知っていたからだったのか、なんて事を今更ながら理解して、友達が増えた喜びを胸に、俺達は笑い合った。


舞「おまけコーナー!」


紅「ここは不定期に始まる、おまけコーナーです。本編とは関係ありません」


舞「いやー、やっと私の名前が出たねぇ」


紅「そうだな。で、今回は何をやるんだ?」


舞「えーとね、本編を改造して遊んでみようかと」


紅「改造?」


舞「そ。では私達が出会ったシーンから。どうぞ」




「何をしてるんですか?」


 俺は――――――


【1.正直に言う】


【2.はぐらかす】


【3.突っぱねる】




紅「ちょっと待て!」


舞「どうしたの?」


紅「なんだこれは!」


舞「紅くんのギャルゲー化計画」


紅「止めろ!」


舞「じゃあ、エロ――」


紅「違う!そこを止めろって言ったんじゃない!って言うか、お前、俺と…………その、そういう関係になりたいのか?」


舞「えっ!いや、…………まぁ、紅くんとだったら、別にいいよ?」


紅「…………そうか」


舞「あ、照れてる」


紅「うるさい!お前だって顔赤くしてるじゃねぇか!」


 ぎゃーぎゃー




小夜「終わります」


紅・舞「「取られた!」」





開き直ってはっちゃけてみた。



次回は生徒会のつもり。

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