耳がぁぁ!
寝起きは辛いです…。
朝からシリアスだったんでちょっとホンワカにしましたです…。
あっそれと感想などいただけると嬉しいです
「貴方の部屋は二階に上がってすぐの部屋を使ってください、あ、罠とかはないですから。」
唖然としたルーシーを、銀髪の美青年は何事も無かったかのように置いていった。
そして銀髪の青年はベッドに横になる。
「はぁ、私と対抗できるほどのものはいないのでしょうか…。」
この美青年は世界で強いものを、ずっと探し続けている。
時にはユニークスキル創造でドラゴンを創り出したりもしたが、ぬるかった。
「寝るか…。」
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屋敷の中でこそこそと動き回るものが一人。
ルーシーだ。
ルーシーは何かを探していた、そして隙あらばすぐにそれを…。
「どこ…どこに…。」
その眼は、恐ろしく、慌ててもいた。
そしてある部屋を見つけた…。
「ここだ!」
そして駆け込む。
トイレへ…。
「助かったわ、まさかこんな遠くにあるなんて。」
そして自室へ戻って行った。
布団へ潜った時なにかに気付いた。
「寝てる間に殺せばよかったのでは…。」
まぁもう布団から出たくないからいいや。
そしてみんな寝静まった。
「ほら、起きてください。」
「うーん、もうちょっとねかせて~。」
ルーシーは完全に寝ぼけていた…。
すると銀髪の青年は音響弾を取り出す。
「三秒だけ待ちましょう。感音性難聴等になっても知りませんよ?」
その声には迷いが無い。
「なにがぁ〜。」
「三、二、一。終わりです。」
そして銀髪の青年は消えそこには音響弾が…。
銀髪の青年が庭に現れた瞬間、キィーンと屋敷の外まで音が聞こえてきた。
その瞬間
「ぎゃあああああああああああぁぁぁ!!!!!!!」
そして悲鳴までもが。
「耳鳴りがぁぁ。」
「知りませんよ、あなたが起きないからでしょう。」
その青年の雰囲気はローブを着ている時とは違い気軽に話しかけてしまそうになるぐらいだ。
「別に貴女の通常体で話していいですよ。私は犬を殺しはしませんから。」
ニコニコと話しかけてくる青年は何とも愛嬌がある、言ってることはおかしいが。
「は、はあ。」
「あ、それと毎日ギルドへ行くので貴女も行きますか?」
「行きます…。鍛えたいです…。」
「脳筋ですか…見た目はお嬢様ですのにね。あっ、それと耳はどうですか。」
「ちょっと耳鳴りが…。」
すると青年はパチンと指を鳴らす。
「どうです?」
その時ルーシーはこの人にだけは逆らってはいけないと改めて思った。
「治り、ました…。」
「なら良かったですね。」
「で、でも無詠唱魔法で再生系呪文なんて…。」
「秘密ですよ。」
青年はウィンクして答える。
「貴方の名前は…。」
「グレイ・ムルア、またの名を朱の刃…暗殺者です。よろしくお願いしますね、ルーシー・アダマントさん。」
ニコリと笑った。
明日から後書きで「鬼畜想像」という企画やります。
鬼畜想像とは、あーあれね、想像するだけで痛いよねってやつを1日1回出します、もちろんアドバイスなどコメントくれてもいいんですよ!
待ってまーす!