暗殺者は教えるのも得意?3(番外編)
「まさか今日中に3話も書くことになるとは思ってもいませんでした……、ルーシーごめんなさい」
「さ、流石に許さないぞ!」
「今度グレイとデートさせてあげるから!」
「し、しょうがないなぁ」
ってことで3話目書いちゃいます。
「では、中国の分裂と北宋による統一についてです、まず唐の滅亡後、華北や長江流域などで多くの国が興亡しました、これを五代十国といいます、そして10世紀、趙匡胤が宋(北宋)をたて、中国をほぼ統一しました。宋は文治主義の方針をとりました。」
「こんがらがるぞ!」
「次は東アジアの再編成についてですね」
「全部切り捨ててやる」
「雲南ではタイ人が大理を建国しました、そして中国の東北部ではモンゴル系の契丹が渤海を滅ぼし、国号を遼と称し、西北部ではチベット系のタングートが西夏を建国しました。
そして朝鮮半島では高麗が統一を成し遂げ、宋や遼の冊封を受け、金属活字や高麗青磁などをつくりだしました。」
「時代が進化しているな……」
「北宋は対外的に弱体で、毎年、遼や西夏と講和を結んだ。後に財政難から王安石が富国強兵を目指す改革を進めたが、反対にあい、政治は混乱しました」
「私が混乱している!」
「金と南宋について、十二世紀にツングース系の女真は金を建国し、遼を滅ぼした。その後十二世紀には朱熹が宇宙の原理や人間の本性を探求する朱子学を打ち立てました」
「グレイの本性……」
「教えませんから!では次です、モンゴル帝国の成立と展開です、これで東アジアは最後です!頑張ってください」
「分かった!頑張るぞ」
「十三世紀初め、モンゴル高原を統一したチンギス・ハンがモンゴル帝国を作り上げました、そして第5代フビライは国号を元と称し都をカラコルムから大都に移しました、さらに帝国内ではジャムチ(駅伝)が整えられ、東西貿易に活躍しました、はいこれで終わりでーす!」
「つ、つかれたぁ!」
「では皆さん今度こそ本当にまた明日!」
「懺悔する自由人!(主)約束は守るんだぞ!」
「了解です、ニヤニヤ」




