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暗殺者は教えるのも得意?(番外編)

テスト前日なので小説がかけません、申し訳ないです、ですがせめてもの償いに小説で復習しながら勉強しますので許してください!

キーンコーンカーンコーン


「では授業を始めます、今日は世界史です」


教師の格好をしたグレイが教壇に立つ。


「いやいや!ちょっと待て!なんでそんな格好をしているんだ!」


「やはりそこが疑問ですか、実はですね、この小説を書いている主が、テスト前日ということで、少々特殊な勉強をするそうなので協力です……」


はい!すみません、読者の皆様にもご協力させていただきます!


「な、なるほど、それは反感を買いそうだな……まぁ、いいか!私も世界史に詳しくないついでに勉強をしよう!」


「ではスタートです」




「まずは中国の初期国家についてです」


「ふむふむ」


「まず古代中国では黄河文明や長江流域など異なるものが併存していました、で、初期国家は大きな部落、ユウを中心に華北で誕生しました」


「邑かテストの時に漢字間違いをしないように気をつけないとな……」


ルーシーがノートに書き留める


「そして紀元前十六世紀にはインが成立しました、そしてそこでは神の意思を占い政治をしその結果を甲骨文字で記録しました」


するとルーシーが頭を抱える。


「ま、また間違えそうな漢字がぁ!殷だな!よし覚えるぞ」


「続けますよ?

そしてその後、紀元前11世紀頃、周という国が殷を滅ぼしました」


「な、なんだとぉ!覚えた国が滅ぼされた!恐るべし周!」


「ちょっと、一々うるさいお嬢さんですね、まぁいいです。

そして周では王の一族や功臣コウシン諸侯ショコウに任命して封土として邑を与えました、諸侯は王に対してすべき義務を行いました、これを封建制といいます」


「ふむ、難しいな地球の物語は……」


首を傾げるルーシー、恐らく本当に分かっていない……。


「ルーシーには後で特別補修ですね」


「い、嫌だ!要は黄河文明などで大きな集落、邑がを中心に華北で誕生して、その後殷ができた、そこでは神の意思を占い甲骨文字で記した!で、そのあと周が殷を滅ぼして、周では封土として邑を与えて、諸侯は王に義務を果たした、それを封建制という!だろ!」


ルーシーは涙目になりながらも、必死に説明した。


「必死ですね、まぁ完璧です、では次は春秋・戦国時代についてやりましょう」


「分かった!」


「まず、周は紀元前8世紀に異民族にやられ東方の洛邑ラクユウに逃げました」


「やはりどこでも弱肉強食の世界なのだな……」


「そうですね、そしてそのせいで周の王の権威は衰え、諸侯が自立してお互いに争い始めました、それが春秋・戦国時代です。この時代は鉄製農具や牛耕ギュウコウにより、農業生産力が上昇しました」


「くっ!覚えることが多すぎる!」


「……まだ、主の教科書では1ページも進んでませんよ」


「くっ!殺せ!」


まさかここでそのネタを入れてくるとは……。


「いいからやりましょう、そしてこの時代には新しい秩序が模索されました、よって儒家、道家、墨家、法家など多くの思想家、諸子百家ショシヒャッカが現れました。」


「この四つの法家などの括りは大事そうだな……覚えておこう」


「では今回の話最後の説明に移ります、今度は長いですからね!」


「の、望むところだ!」


「秦漢帝国の形成についてです、まず西方辺境から生まれた新興国の秦は法家の制作を採用し、事実成功しました。

そして秦王の政は、初めて皇帝の称号を作りました、こいつこそが始皇帝です」


「たまに聞く名前だな、よくモン○トやゲームにいるな」


おおっとあぶない、あぶない。


「そうですね、そして始皇帝は全国を郡、県に分けました、これを郡県制といいます、またこの時には北方の遊牧民、匈奴という奴らがたまにちょっかいを出してきたので万里の長城を作りました、ですが農民反乱により15年で滅びました」


初めて知るような内容なのでルーシーは目をキラキラと輝かせている。


「なるほど!」


「そして紀元前202年に劉邦が中国を統一し、漢(前漢)を建国し、郡県制と封建制を合わせた郡国制を採用しました」


「頭良いな!なるほど、私も見習おう、ソニックスピアと炎系魔法で……いや今は勉強中だった!つ、続きを!」


この子はスピード重視の槍を燃やす気なのでしょうか……。


「はい、前2世紀の武帝の時に全盛期を迎え、匈奴をも破りました、そしてその後王莽オウモウが漢に変わって新を建てましたが反乱でそれどころじゃなくなり、劉秀が漢(後漢)を再興して整えました。

そして漢を中心に君臣関係をつくりあげました、これを朝貢・冊封関係と言います。

では今回はこれで終わりです!」


「フゥ、疲れた……これでやっと主の教科書の2ページが進んだな、まだまだ頑張らねば!ではグレイ先生ありがとう!」


「では皆さん、また後で!」



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