表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/49

アーネル

「なんでお前はじゃまをするんだぁ!!!」


いきなり切れ出すババア。


「いや、だっていい歳したババアじゃないですか……逆に聞きますけど何してたんですか」


するとモジモジし出す。


「ナンパされたかったんだ!てかナンパされてたし!」


「自分の森でやってください、新たな犠牲者を出さないであげてください」


恐らくあの絡んでいた男達は今頃後悔をしている筈だ。可哀想に。


「だってみんなババア扱いするんだもん!」


もん!この歳でもん!流石に……。


「それが普通ですから」


確かにアーネルは5◯◯歳だが、容姿からは20歳付近だと間違われる、そしてアーネルは容姿端麗誰が見ても美人だと答える、もちろんグレイも美人だとは思うが、流石に恋心などは芽生えない、というか芽生えられない。


「んで、何のようだ」


がらりと雰囲気が変わる。


「私の封印を解いてください」


「何故だ」


「龍王の血を取り入れた者がいます、恐らく今の力では私では勝てない」


すると、アーネルは困ったような顔をする。


「流石に、封印を解いたらもう封印できないぞ?」


この封印はグレイの本来の力、元々グレイは龍種と人間のハーフと言ってもいい、もちろん上位の龍は人間に姿を変えれる、なのでたまに地上に降りて来ているものもいる。


なので父は二代前の龍王だ。


そして本来の力は明らかに危険だ、現龍王の力では到底敵わない。


もちろん皇帝に勝つのは簡単だ、だがその後だ強力な力のあまり、もっと良くないものが起きる可能性ある。


例えば、獣王、その名の通り獣だがその力は山を砕き、そのスピードは海をも渡る。


そして何よりの脅威……堕天使、現在は地中深くに眠ると言われている、だがこの強大な力により起きる可能性を考えると迷う、しかしグレイは覚悟を決めている。


「先程からデカい魔力がエルフの森に向かっています、おそらく皇帝です、そしてそれを止めるには今の力ではダメなんです、このままではエルフの森が……」


すべてを理解した上でアーネルは簡単な答えを言った。


「分かった、ただし、ヤツらが目覚めたら自分で責任を取れ!」


「では急ぎましょう。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ