またですかぁ!
鬼畜想像第4!
鼻に鉛筆を深くさされる。
バンっという音ともにルーシーはやってきた。
「あのですね…もうちょっと静かにしてもらえませんかね。」
「グレイ!出来たんだ!魔力操作!」
慌てた様子が少しばかり可愛らしいように思えたグレイは少しばかり口角が上がってしまった。
「もうですか?」
「そうそう、あのグリフォンが掴んで丸めるのだみたいな事言ってて、真似をしていたらできるようになったんだぞ。」
忙しなく動いているので、まぁ見に行ってあげましょうか
「なるほど、じゃあ特訓の成果を見せてもらうために外に出ましょう。」
庭に出て準備をする、もちろんグリフォンは今は召喚されていない。
「ではいいですか、私が魔法を放つのでちゃんと魔力操作して下さいね。」
「ふふ、分かった!かかってこ」
ヒュン。
ルーシーの顔の横を何かが通った。
「…しまった…、グレイは無詠唱だぁぁぁ!」
その後も当てられはしないがギリギリでソニックスピアを撃ちまくられ、いじめられたルーシーは拗ねて端に座り込んだ。
「貴女は何をしてるんですか?」
「グレイがいじめたからだ!」
「そうじゃなくて、なぜ無詠唱を使わないのですか?」
さも当たり前のように言ってくるグレイに疑問しか湧かなかった。
「へ?だ、だって無詠唱なんて高度過ぎるし魔法の威力が落ちるし、下手すれば詠唱魔法より遅くなってしまう!」
「何を勘違いしてるんですか?詠唱魔法が使えないというイメージだけでやったことは無いんですか?」
呆れたように言う。
「ま、まぁ師匠が…。」
「ではあなたは師匠に騙されているのか、それとも師匠がダメダメなのかですね。」
見下した目でルーシーを見ると涙ぐんでいたが、事実を言っただけなのだ。
「師匠を悪く言うな!貴様よりも師匠の方が……弱い。」
へ?
「…師匠を裏切りましたか、ふふ。まぁいいでしょう、貴方に正しい無詠唱魔法を教えてあげます。」
ちょっとツボに入ってしまった。
「正しい?」
やはりルーシーは必ずと言っていい程ハテナを浮かべる。
「はい、詠唱魔法はもういらないのです、イメージが正しければ。」
「イメージが強ければいいんだろ?」
流石にそれぐらいは知っている。
「んーまぁ、そうなんですが、皆さんイメージがダメなんです、何が飛ぶとかではなく、どうやったら出来るかなのです。」
「ど、どういうことだ。」
わぁ、めちゃくちゃ混乱してますね。
「要するに例えばソニックスピア、詠唱魔法であれば勝手に調整されます、ですが詠唱魔法は自分で組み立てるのです。なので空気抵抗を無くすイメージや逆に加速させたりなどやり方次第ではスピードアップや威力向上します。」
「な、なるほど。」
「なので、それを踏まえた上で関係ありそうなものを想像し自分のモノにしてください。
では、フェルお願いしますね。」
そう言って召喚したのは金色の鬣などが混じった白狼だ、もちろんサイズは大きめの5m越えである。
「ちょ、ちょっと待ってくれ!」
「フェルは無詠唱が得意なのです、じゃあフェル頼みましたよ。」
『分かりました。』
そう言って何も聞かずにまた部屋へ帰って行った。
「またかぁ!!!!」




