現れたのは…~大御龍之介~
「大和…!」
そこにいたのは、レイと一緒にイベントに来ていた友達の犬飼大和だった。
「龍ちゃん、風邪引くで?どないしたん?こないなところで佇んで。」
「…俺、、、レイを…」
「あ~、あれなぁ~。…まあ、こないなところにいてもしゃあないし、家おいで」
案内されたのは、学校近くのアパートだった。
「え、お前一人暮らしなの?」
「せやで~、おとんやおかんと離れて上京して来てんねん♪」
「…お前、意外とすごいなぁ」
「それほどでも~♪って、それ褒めとるんか!?」
___ピロリン♪お風呂が沸きました_____
「おっ、風呂沸いたでぇ。わいはあんま濡れてへんけど、龍ちゃんビッチョビチョやけ、入ってきーよ」
「あぁ、悪い…。」
_______
「お風呂、さんきゅーな」
「あいよ~。服入った?w」
「うーん…悔しいくらいにぶっかぶかだw」
「これだと、レイレイが着たら彼シャツ状態やなw」
…レイ…。
「あぁあ、地雷踏んでもーた…」
「なぁ、何で大和たちはイベント来てたんだ…?」
「あー、わいが誘ったんや。丁度、チケットが2枚ゲットできてな!」
「そうだったのか…」
「しっかし、自分も水くさいやないの~」
「え?」
「声優だってこと!なんでもっと早くに言ってくれへんかってん?その調子やと、レイレイにも言ってへんのやろ?」
「!?」
「図星やな☆」
「ああ、…言ってない。」
「やっぱりな…。何か、理由でもあるん?言ってない理由とかさ。」
「いや…ただ俺が臆病なだけなんだ…。」
「まぁ、わいも聞きたいけど、そういう理由とか直接レイレイに話したほうがええんやない?レイレイも聞きたがってるんやない?きっと。てか、絶対w今頃、発狂してるんやない?w」
「…wほんっとに、何もかもがお見通しみたいな感じだな!!w」
「いやいや、そないなことないでw…ところで…」
「ん?」
「お願いがあるんやけど…ええ?」
「ああ、風呂や着替えとかも用意してもらったし、何でも言ってくれ!」
「あの…、大神龍輝さん!!サインください!!!」