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怨念の炎

作者:りゅうのすけ
僕は兄が嫌いだ。
兄といっても双子の兄で正確には同い年の兄だ。
僕たちは元々産まれてすぐに孤児院に入れられ2人はバラバラの親に行くはずだった、なのにあいつが「一緒じゃなきゃやだ!」なんて言ったせいでずっと同じ場所にいる。
兄は何でもできる。
ゲームで勝ったこともない。
チェス、将棋、オセロ、花札、ポーカー、テレビゲーム、なにをしても勝てなかった。
あいつは勉強も運動も何でもできた。
テストは学年一位だし走れば学年一位、出来ないものなんてなかった。
同じ小学校、中学校と進むと周りの態度もすぐに分かる。
先生も友達もみんなあいつに行く。
僕も出来ないわけじゃない。
テストなら全教科平均ぐらいだし三十位には入ってる。
運動だって出来ないわけじゃないしどのスポーツでもある程度はできた。
それでも兄と比べられてしまうと
「何でお兄さんにできて君にはできないの?」
「何でお兄さんはあんなに出来るのに君はできないの?」
もううんざりだ。学年が上がると絶対言われる。
先生だってそうだ。
「あー、お前かぁ〜お兄さんが良かったのにな〜」
「お前かよ〜お兄さんなら楽だったのにな〜」
それでみんなが笑う。
もう分かってたことだ。僕が兄さんに勝てないのも、みんなも兄さんといる方が楽しいって事も。
分かってたはずだった。
それでも



一章
2017/05/31 23:33
二章
2017/05/31 23:38
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