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2話 共に誘う神

国ってなんなんだ。

天沼矛を手に持ちながら俺、伊耶那岐命は立ち尽くしていた。ミナカさんから国づくりを任されたばかりで、全く国のことなど知らない。

「…っていうか、そもそも国ってなんなんだ。」

よく分からないことだらけだが、もしかすると国づくりを失敗してしまった瞬間に俺たち兄妹は死んでしまうのかもしれない。ミナカさんはおっとりとした神だけど、ああいうタイプは怖いんだよな…

「ねぇお兄ちゃん。とりあえずさ、私達が作業しやすいように足場を作らなくちゃいけないんじゃないかな?そうしなきゃ、いつまでたっても国づくりできなくなっちゃうよ。」

た、確かに。海ばかりだし、自分たちが降りる足場を作らなくては。

俺はイザナミと一緒に天浮橋に向かうことにした。ここからだと葦原の中つ国が良く見えて作りやすいからだ。

「うわぁすごーい!見て見てお兄ちゃん!水の中に変なぶよぶよが浮いてる!」

妹がはしゃいでる。超可愛い。そういえばイザナミは葦原の中つ国に来た時がないんだっけか。

「よし!いっちょ、国づくりしますかっ!」

ミナカさんに言われた通りに天沼矛で海をかき回す。すると天沼矛から塩が吹き出してくるのがわかった。塩はみるみるうちに固まって、島ができた。

あれ?!もしかしてこれで終わりか。思ったより簡単だったな。

「わぁ…そうだお兄ちゃん!この島に名前を付けようよ!オノゴロ島とかどう?!」

イザナミ、やけにハイテンションだな…そうだ。

「ああ。オノゴロ島にしよう!そしてさ、ここに俺たちが住むことにしよう。いいか?」

「いいよ、お兄ちゃん!」

こうして俺たち兄妹はオノゴロ島に神殿を作り、一緒に暮らす事になった。











神殿が出来上がって、俺は前々から思っていた疑問をイザナミに投げかけることにした。

「なぁイザナミ…俺とお前は一緒に生まれてきたはずじゃないか。普通ならそのまま同じ形の筈なのに、どうして形が違うんだろうか?」

イザナミは俺の疑問に悩んでいた。

「うーん…どうだろうね。」

わからないなぁ。しかしこのままでは寝れなくなってしまう…

「なぁイザナミ、イザナミはどうやって生まれたんだい?」

イザナミは少し顔を染めつつも、必死に話してくれた。

「えっと…その、なろなろ〜って感じで生まれたんだけど…」

「だけど?」

「その…私の身体、なろなろ〜って成りきらなくて、えっと…たりなぃ…部分があるの。」

そうだったのか。でも俺は足り過ぎてるんだよな。

「そうだったのか。実はさ、俺もなろなろ〜って生まれたんだけど、成りきり過ぎちゃって、余計な物が生えてるんだ!ずっと前から疑問だったんだけど…何でだろうな。」

(お兄ちゃん、それってそういう事だよ…!!)

「さぁあ??なんでだろうね、お兄ちゃん」

俺の気のせいか、イザナミがぎこちない。ん…?!待てよ!もしかして…!

「もしかして、俺の余計な物とイザナミの足りない部分を埋め合わせたらいい事が起きるんじゃない??」

「ええっ?!お兄ちゃん、ヤんのっ?!」

え?やる?何のことだ?

もしかしてこれって聞いちゃいけないことなのか…?だが俺は疑問があると解決しなきゃ気が済まない性格なんだ。済まない。

「やる?何をだ?」

「いやいやいやお兄ちゃん、女子の足りない部分を男子の余計な物で補う『アレ』って言ったら『あふん』しかないよ?!それに私達兄妹……あ、あれ?」

なんかイザナミが混乱してる。どういう事だ?

「アレ?あふん?何だそれ?」

「え、お兄ちゃん、ムビさんから聞いてない?まぐわいの事とか詳しく」

う、ムビさんの話は全然面白くないから聞いてないんだよな…

「まぐわい?なにそれ」

「そ、それは……まぐまぐする…」

まぐまぐ?分からない…

「そ、それをやるなら…ちょっとこっち来てね、お兄ちゃん」

こうして俺は、イザナミの待つ奥の方へ行くのだった。

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