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空色の魔法使い  作者: 乃口一寸
幕間 ラルフの修行道中編
85/132

人物紹介&簡易時間軸

主な登場人物の紹介と、物語の流れを把握しやすくするための時間軸です。

<人物紹介>


〜エーデルベルグ家の家族〜


ソラ・エーデルベルグ(鳴神空矢)……本作の主人公であり、不幸にも事故死した後に女の子へと転生してしまった元男子高校生。現在は白い髪に空色の瞳をした絶世の美少女だが当然のごとく気苦労が絶えない。また、理論上だけで存在しないと言われている「魔法使い」でもある。


マリナ(鳴神優海(ゆう))……ソラと一緒に事故に遭い異世界へと転生したひとつ下の妹。現在は金髪碧眼の姉に勝るとも劣らない美しい少女で、明るく奔放な性格から姉や周囲を振り回している。幼くして魔導剣を駆使するなど驚異的な才能を秘める。


トリス…姉妹にとって最愛の弟。さらさらの髪に母譲りの青い瞳をした可愛らしい男の子で、姉のソラやトーマスなどは目に入れても痛くないと公言するほど。末っ子らしく一家のアイドル。


マリア……ソラたちの母親でふわふわした金髪と青い瞳のとんでもない美人。慈愛溢れる性格の持ち主だが意外と頑固な面があり、娘のために可愛らしい服を衝動買いしてしまう癖もある。「エーデルベルグ家の聖女」の異名を持つ卓越した治癒術の使い手。


トーマス……マリアと結婚してエーデルベルグ家に婿入りしたソラたちの父親。どこか頼りないが優しい性格で、とりわけ子供たちを溺愛している。有望視されている魔導技術の研究者。


ウィリアム……エーデルベルグ家当主にして元魔導騎士団団長である祖父。厳格を絵に描いたような人物だが娘や孫には甘いところも。元冒険者でクオンらと組んでいた。


ウェンディ……とても五十過ぎとは思えないほどに若々しい祖母。いまだ現役の冒険者で、世界にも数人しかいない「十星(ディカプル)」の称号を持つ。家にはたまにしか戻ってこない。



〜エーデルベルグ家の使用人〜


アイリーン・アスラ……史上最年少でメイド長に就任した有能な女性。ある事情から幼い頃にエーデルベルグ家に引き取られマリアとは幼馴染の間柄。常識人で母を諌められる数少ない人物なので、ある意味ソラが最も頼りにしている御方。


バートン・バトラー……半世紀近くエーデルベルグ家に仕えている執事長。片眼鏡(モノクル)をかけた好々爺で、ソラたちを実の孫のように可愛がっている。


ジーナス・バトラー……バートンの孫で祖父同様執事の職に就いている。隙のない好青年でメイドたちの中でも人気が高いが、本人は小さい頃からアイリーンを慕っている。


ミア・ハミルトン……黒目黒髪のしっとりとした雰囲気の和風美人。ソラ付きのメイドを務めており、いつもさりげなく気遣ってくれる。父親が東方出身。


メアリー・キャディック……ボブカットでくりくりした猫目が特徴なマリナ付きのメイド。好奇心旺盛で主と同じく騒動を起こすタイプ。ミアとは同期。


ゲンさん(ゲント)……大ベテランの庭師で執事長とは茶飲み仲間。エーデルベルグ家の庭を完璧に管理しているが、大切に育てている木をマリナやメアリーにポッキーよりも容易く折られている可哀相な老人。



〜日常編の主な登場人物〜


マーガレット・サーディン……ソラの同級生で友人第一号となった少女。当初魔導学校への入学は乗り気でなかったが、ソラに助けられて以来憧れを持ち、不断の努力の末に同じ一組へと入ってみせた。大の男嫌い。


ノエル・オリヴィエ……おかっぱ頭の小動物じみた女の子。入学式後に不運にもバートルに絡まれていたところをソラに助けられ友達になった。オリヴィエ家の令嬢で一人称は「ボク」。後にミアの姪っ子であることが判明。


アラン・フレイムハート……緋色の髪が目立つぶっきらぼうな男子生徒。成績は優秀だが学校生活にはあまり興味を示さない。実家はソラやグレイシアと並ぶ魔導の名門。


グレイシア・ローゼンハイム……金髪に水色の瞳をした涼しげな美少女。魔導の名家に生まれついたことを誇りに思っており、何かとソラにはライバル心を剥き出しにしてくる。


バートル……エレミアに留学しているゴルモア王国の王族。初等学校の生徒とは思えないほど身体が大きく俺様気質な性格。故郷を離れてイライラしていたが現在は少し落ち着いてきた。


ダグラス・グリフィス……エルシオン魔導学校の校長を務める巨漢の老人。驚異的な身体能力を誇り生徒たちから恐れられている。


レヴィン……ソラが所属する一組の担任にして学年主任。いつ見ても後頭部に寝ぐせがついている。



〜一章の主な登場人物〜


クロエ……ソラの父方の祖母。ホスリングで啄木鳥(きつつき)亭という温泉宿を経営している。優れた魔導士で、かつてウィリアム、ウェンディ、クオンらとチームを組んでいた元冒険者でもある。


マルク……クロエの孫でソラたちの従兄弟。マリナと歳が同じでよく突っかかっているがいつも子供扱いされている。将来は祖母のような冒険者を目指している。


マーカス……髭面に巨体なマルクの父親。熊に似ていると言われるが、手先が器用で宿では厨房を担当。


オーレリア……おっとりとした雰囲気のマルクの母親。宿では主に接客を担当している。マルクが冒険者になることは基本的に反対らしい。


ラルフ・マイヤーズ……熱血気味なホスリングの若き警備隊員。幼い頃にクオンと出会って以来強い男を目指すようになったが、先の事件において改めて未熟さを痛感し、その後は己を鍛え直す一大決心をした。


ボールドウィン……ホスリング警備隊総隊長。己のプライドや保身しか考えないタイプだったが事件後に改心した模様。


クレッグ……頭の毛が寂しいラルフの上司。中間管理職で日頃から苦労している。


ジャック……不良じみた警備隊の隊員。素行は悪いが腕はたしか。正義感の強いラルフを毛嫌いしている。


エイビス・フォーチュン……エビス顏の食えないオヤジで最近勢いに乗るフォーチュン商会の会長。



〜二章の主な登場人物〜


ブライアン・グッドマン……酒、女、ギャンブル好きのどうしようもないオッサンだが、実は「八ツ星(オクタプル)」の称号を持つ経験豊富な冒険者。四十を過ぎて老後のことを考え始めている。


コレット・マーシー……孤児院出身の穏やかな神官少女。眼鏡をかけており小麦色の髪を三つ編みにしている。トロそうな外見とは裏腹に高位の治癒術を駆使するほどの実力者であるが、裏で小説を書いていたり、やおい本を好んでいたりとツッコミ処が満載な人。


アンディ……とにかく元気のいい少年冒険者。後先考えずに行動するのでよくピンチに見舞われるものの運には恵まれているので最後にはなんだかんだで助かっている。エリザとマリアンは同郷の幼馴染。


エリザ……アンディ、マリアンと冒険者チームを組んでいるマイペースな魔導士。ふんわりとした雰囲気の美少女だが、美形に弱いのでよくアンディをヤキモキさせている。


マリアン……後髪をポニーテールにしている男前なお姉さん。上記の二名がノリで動くのでいつも苦労している。エリザとは姉妹のように仲が良いがアンディに関しては密かなライバル同士。


フラド……謎めいた白皙の貴公子。長身でマントをはばたかせるのが好き。


カーライル・ラムゼス……愛想の悪い一流魔導士。ブライアンとは同期の冒険者でもあり日頃から口喧嘩が絶えないが、内心では互いを認め合っている。


アルファベット戦士団……男五人組で構成される気鋭の冒険者チーム。でも、ソラやマリナからは名前をアルファベット一文字に省略されている哀れな人たち。



〜間章の主な登場人物〜


アイラ・リエル・ジブリール……南大陸にある密林の部族出身で双剣の使い手。赤毛の凛々しいお姉さんだが妹には頭が上がらない。ある事件を経て現在はエーデルベルグ家で働いており、助けてくれたソラとマリナに恩義を感じている。


ライラ・リエル・ジブリール……しっかり者のアイラの妹。姉と同じく現在はエーデルベルグ家でメイド見習いとして働いている。マリナとは性格が似ていて歳も同じなので仲が良い。


サーシャ……砂色の髪にグラマーな体型のゴルモア王国王女。その底抜けに明るい性格と笑顔から「太陽の姫」の異名をとり国民から慕われている。ソラと同い歳でバートルは腹違いの弟。


シーダ……若くして「弓聖」の称号を受けた男勝りの女弓使い。歳の離れた弟がいる。


アスベル……ゴルモア王国の若き親衛隊隊長。シーダとは同じ集落の出身。


ボヤン、オリガ夫妻……ソラがゴルモア滞在時にお世話になった小太り夫婦で、クオンとは若い頃から面識がある。息子たちが巣立った後は二人でジャルガム商会を切り盛りしている。


ピエール・A・ガスコーニュ……薔薇と美しいものを好む放浪の騎士。とある国で名を馳せる三騎士のひとりとの噂もあるが真偽のほどは定かでない。



〜その他〜


クオン・タイガ……ソラが師事する寡黙で渋い東方武術の達人。ソラの鍛錬に一区切りついたあとはまた修行の旅に出た。基本的に金欠気味。


キース・ランデル……ハンサムかつ天才肌の魔導騎士だがキザなフェミニストでもある。女性の美しさに年齢は関係ないと公言してはばからないので、一部からはロリコンではないかと疑われている。サボり癖あり。


スベン・クリフォード……キースと並ぶ魔導騎士団の若手ホープ。真面目で堅実な性格のため上司の信頼も厚いが何故かキースと馬が合うらしい。


シロー(風見士郎)……ソラが男だった時の悪友。事故後の安否は不明。


鳴神大地……ソラとマリナの前世での弟。兄と姉にべったりだった。




<簡易時間軸>

※ソラの年齢を基準としています。


0歳:ソラ(空矢)転生

1歳:マリナ(優海)転生

4歳:マリナのカミングアウト

5歳:弟トリス誕生

7歳:ソラ東方武術の修行開始

8歳:ソラ魔導学校入学←幕間「魔法使いの日常編」〜徐々に時間が経過

9歳:マリナ魔導学校入学

10歳:ソラ修行終了←間章「魔法使いと武術大会」

   シローと再会する←間章「魔法使いと奇妙な隣人」

11歳:エルシオンで同時多発テロ勃発←間章「魔法使いと傭兵の少女」

12歳:ソラ、アイラと共に冒険者資格を取得

13歳:ソラが魔導学校を卒業して現在に至る←本編(一〜四章)、幕間「ラルフの修行道中編」

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