↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
1/1

入部編

ほぼノンフィクションですが名前は変えてあります^^

厳しい暑さがまだ続く9月あたま。

ホテルから貸切バスに乗ること30分。

バスが止まり、部員がいっせいに降(お)りだす。

「うわぁ…」

目の前には、石レンガ造りの建物が。

そこは、隣の県の大きな音楽ホール、ミュージックテルサ・ラピス。

ここで演奏できるんだと思うと、なんともいえない幸福感がこみ上げる。

ずっとここを目指してきたのだった。

思えば長い道のり、しかしあっという間だった気もする。

この部活に入ろうと決めてから2年5ヶ月、か…



―中学入学

中学に入学して、部活を迷っていた私、鈴波(すずなみ)ハルカ。

美術部にしようか、吹奏楽部にしようか…。

登校途中はそのことであたまがいっぱい。

迷いに迷っていた。

あと少しで学校だ…

と思ったら、なにやら音楽が聞こえる。

放送している音じゃないなぁ…

何だろう、この引き込まれるようなハーモニー…

前庭に着くと、そこに現れたものに目を奪われた。

数々の打楽器。

きらきらと光を反射する、管楽器。

それに負けない、演奏…

まさしく、吹奏楽部の勧誘ステージだ。

この音が、学校の近くで聞こえていたのだ。

ほかの部活動の勧誘が、目に入らなくなるくらい魅力的だった。

そこで私の意思は決まった。

「吹奏楽部に入ろう!」

4階の1年生教室まで響いてくる、美しいフルートの音色。

力強い打楽器・低音楽器。

明るい音色のトランペット。

旋律をリードする、中音楽器。

その虜になってしまった。

体験入部、仮入部と日々は過ぎ、とうとう本入部申込用紙が配布された。

親には、「3年間続けられるんだったらいいよ」と言われた。

「もちろんつづけるよ!」そう答えた。

そして、本入部。

顧問の伊藤先生。

足が長くて細くて、うらやましいくらいのスタイル。

ショートカットの黒髪。

大きな瞳。

「この部活は、キツイ部活です。仮入部の際、3年間続けられますかと言いましたね。

それを話しても、あなたたちはやり通すんだという覚悟を持って入部しましたね。

すばらしい。3年間、がんばって下さい」

そう先生は言った。

楽器を決めるテストを各楽器でして、いよいよ担当楽器発表。

伊藤先生から発表を全部員の前でされる。

「では、発表をしていきたいと思います。呼ばれたら変事をして、そこのパートへいくこと。担当することになった楽器の先輩に挨拶をするように。フルート、白井(しらい)香苗(かなえ)」

「はい」

「諏訪(すわ)亜佐美(あさみ)」

「はい」

「クラリネット、波田(はた)香奈子(かなこ)」

「はい」

「吉田(よしだ)那美(なみ)」

「はい」

「金子(かねこ)香織(かおり)」

「はい」

「テナーサックス、弦槙(つるまき)麻子(まこ)」

「はい」

「バリトンサックス、小柳(こやなぎ)冬子(とうこ)」

「はい」

「ホルン、岩美(いわみ)菜々子(ななこ)」

「はい」

「樋口(ひぐち)由真(ゆま)」

「はい」

「トランペット、近藤(こんどう)藍子(あいこ)」

「はい」

「鈴波ハルカ」

呼ばれたぁぁぁぁぁー!!

「はい」

トランペットパートの先輩の下へと早足で歩く。

マジか、トランペットなのか・・・

「ハルカ、よろしくね」

となりの数代(かずしろ)夏輝(なつき)先輩が声をかけてくれる。

「よろしくお願いします、夏輝さん」

そうして全員の名前が呼ばれていった。

「では、パートで自己紹介などをしてください」

と、指示が出されると、

「「「はい!」」」

部員全員の息が合った返事。

そして、パートの時間になった。

パートリーダーは岡村(おかむら)有美(ゆみ)さん、2年生の先輩は山崎(やまざき)朱音(あやね)さん、金子(かねこ)秋穂(あきほ)さんの2人。

トランペットパートは全員で6人。がんばろう!

これからの部活、楽しみだなぁ。




つづく

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。