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第57話:寮長の理性が死んだ日 〜コウタの愛の熊狩り地獄〜
1. 予算崩壊と寮長の鉄槌
学園の生徒会室。生徒会長のセイジと寮長のキョウコが、積み上げられた経理書類の前で青ざめていた。
生徒会長セイジ
「信じられん!今月の食費が、通常の3000%を超過している!原因は、特殊専用ルーム寮のレイコとユウコの二名による非合理的かつ暴力的な食事だ!」
寮長キョウコ
「あの二人の愛の質量が、食費という論理的な枠組みを破壊したねぇ。このままでは学園の運営論理が破綻する。」
寮長キョウコは静かに立ち上がり、コウタを呼び出した。
寮長キョウコ(冷静沈着に)
「赤星コウタ。貴様のヒロインたちの愛の質量が、学園の財政論理を破壊した。よって、貴様に『理性の写経』を課す。今日から一週間、貴様一人で、レイコとユウコの二人分の給食(朝昼晩1日30kg)を手作業で調理しろ。そして、完璧な栄養バランスと美味しさを保て。貴様のスパダリの愛の論理が、食費の非合理性を解決できるか証明してみたまえ。」
コウタは絶望的な表情で、給食調理室へと向かうのだった。
2. 調理地獄と非合理な要求
巨大な給食調理室。コウタは業務用調理器具に囲まれ、一人で牛の塊肉15kgと米50合を前に立ち尽くしていた。
コウタ
「待て!俺の専門はロボットの論理演算と武装開発だ!なんでこの米の量が、俺の理性の許容量を完全に超えているんだ!」
そこへ、レイコとユウコが笑顔で応援にやってきた。
ユウコ
「コウタきゅん、頑張って!勇気のカロリーを込めてねぇ!」
レイコが塩を差し出してくる。その量は、通常の料理100回分である。
レイコ
「コウタ!レイコ特製『熱血の塩』だ!塩気は熱血に比例するんだ!全部入れろ!」
コウタは目を剥いた。
コウタ
「やめろおおお!そんなに塩を入れたら、人体における水分の論理が崩壊する!もはやこれは塩の塊だ!」
レイコは、コウタの絶叫を完全に無視し、塩を投入しようと腕を振りかざす。
レイコ
「うるせぇ!「まだだ、まだ足りん!」ってことだ!塩が足りないんだよ、コウタ!」
コウタ
「何を言ってるんだ!そのセリフは『愛の非合理性』の証明には使えるかもしれないが、調理の論理には適用できない!」
3. アイリーン乱入と理性の崩壊
コウタの理性の絶叫が響き渡る中、アイリーンが調理室に乱入してきた。
アイリーン(目を輝かせて)
「ひゅぅぅぅ!愛の論理による苦行!これぞ究極の献身だわさ!コウタ、私が合理的奉仕を行う義務があるわさ!」
アイリーンは、コウタが理性を保つために並べた調味料の瓶を手に取り、コウタに提案した。
アイリーン
「待て!貴様は論理的な手順で調味料を投入しているが、愛の論理はもっと非線形だ!私がランダムに調味料を投入することで、究極の味覚の論理を創出できるわさ!」
アイリーンは、コウタの制止を振り切り、砂糖と塩と醤油とタバスコを、理性を無視した最適比率で寸胴鍋に投入した。
コウタ
「わあああ!アイリーン、やめろ!俺の理性が!調味料の論理が、今、完全に混ざり合ったぞ!もはやこれは愛の化学兵器だ!」
コウタは、スパダリの愛の献身とヒロインたちの非合理な要求、そしてアイリーンの合理的邪魔に挟まれ、調理器具を放り投げた。
コウタ
「もう無理だ!俺の理性の許容量は、1日の愛の質量30kgとアイリーンの非合理性を前に、完全にオーバーフローした!理性の敗北だ!」
4. 熊狩りへ!非合理な食欲のスケールアップ
コウタが何とか調理を終え、給食を出し終えた午後。それは、焦げた部分と生の部分が混在し、塩味と甘味が極端な形で融合した、まるで最終兵器のような見た目の給食だったが、二人は一瞬で平らげた。
ユウコがコウタにそっと耳打ちする。
ユウコ
「ねぇコウタきゅん……実は……あの給食だけじゃ、夜まで勇気が持たないんだ……」
レイコ
「フン!俺もだ!漢気のカロリーが計算上20000kcal足りてない!学校の論理じゃ、俺たちの腹は満たせねぇ!」
コウタ
「何を言ってるんだ!あれで足りないだと!?じゃあどうするんだ!」
レイコは、にやりと笑い、巨大な狩猟用ナイフを取り出した。
レイコ
「決まってるだろ。愛の論理が足りないなら、自然の非合理性から頂く!熊狩りだ!学園の裏山のツキノワグマは、愛の質量が詰まってて一番いいやつだ!」
ユウコ
「勇気の質量が詰まってて美味しいよぉ!」
コウタ
「待て待て待て!熊狩り!?ツキノワグマだって立派な猛獣だ!しかも、素手でいく気か!?」
レイコ
「フン!200kgの漢気の熱血パンチがあれば、熊なんて論理的な獲物だ!」
コウタ
「だめだ!俺の理性が許さん!せめて俺の作ったノビールサーベルを持っていけ!」
5. 山中での愛の熊狩り
学園裏手の山中。コウタはノビールサーベルを構え、レイコとユウコは笑顔で素手だった。アイリーンは記録用ドローンを飛ばしている。
レイコ
「行くぞコウタ!あれが愛の質量が詰まった獲物だ!」
藪の中から現れたのは、体長3m、体重500kgはあろうかという巨大なツキノワグマ!その異常な大きさは、この学園の非合理なエネルギーを吸収して育ったに違いない。
コウタ
「なんでツキノワグマがヒグマよりデカいんだ!この熊の存在が、この地域の生態系の論理を完全に否定しているぞ!」
ユウコは歓喜の声を上げる。
ユウコ
「わぁ!美味しそうだよぉ!ツキノワグマのいいやつだねぇ!」
ユウコ(勇気全開!)
→ 熊に向かって全力ダッシュ!→ 頭突き!
ゴォン!!
熊はユウコの勇気の質量に驚き、一瞬でひるむ。
レイコ
「フン!俺が仕留める!」
レイコ(熱血全開!)
→ 渾身のイグナイト・パンチ(I.P.)を熊の顎に直撃!
ドゴオオオオオオオオン!!
熊は悲鳴一つ上げず、熱血と質量で圧縮され、完全に調理済みの状態で倒れた。周囲には焼肉の美味しそうな香りが立ち込める。
コウタ
「待て!!一瞬で調理完了!?お前たちの非合理な攻撃は、物理法則と調理の論理を同時に成立させるのか!」
6. 熊のお肉とうまうまの論理
三人は倒れた熊を囲み、アイリーンはドローンでそれを記録する。
ユウコは肉をちぎって、キラキラした目で食べる。
ユウコ
「勇気のカロリーが、すぐに補給できたよぉ!熊のお肉、うまうまだよぉ!」
レイコ
「フン!熱血で調理された肉は格別だ!これで今晩は乗り切れる!」
アイリーン(ドローン越しに)
「ひゅぅぅぅ!愛の質量による食物連鎖の飛び級!これこそが、ヒロインズの究極の合理的生存戦略だわさ!」
コウタは頭を抱え、絶望的な表情でノビールサーベルを地面に突き刺した。
コウタ
「俺の理性が……!給食の非合理性が熊狩りの非合理性にエスカレートしただと!?俺の理性の写経は、どこへ向かうんだ!」
7. 熊狩り後の学園と寮長の完全敗北
その数時間後。学園の食堂では、レイコとユウコが持ち帰った調理済みの熊肉が、調理担当の教員によって生徒たちに振る舞われていた。
生徒A
「なんだこれ!めちゃくちゃ美味いぞ!これが愛の論理が詰まった熊肉か!」
生徒B
「レイコ先輩とユウコ先輩が、素手で仕留めたらしいぜ!勇気と熱血の味だ!」
食堂は空前の熊肉ブームとなり、生徒たちはさらに食欲を増進させた。
寮長キョウコは、生徒会室で新たな経理書類を見て、その場で静かに立ち尽くした。
寮長キョウコ
「給食費の予算超過は解決したが……生徒全員の愛の質量が刺激され、学園全体の食費が5000%に跳ね上がっているねぇ。」
寮長は、そっと書類を床に落とし、両手で顔を覆った。
寮長キョウコ(静かに、だが理性の全てを失った声で)
「ふむ。私の理性の写経は、愛の質量によって完全に無意味だったねぇ。むしろ、非合理性を学園全体に拡散させてしまった。……私の理性の敗北だ。」
第58話:テストの論理は熱血で破れるか? 〜期末テスト炎上編〜
1. 殺人ゲップと理性の気絶
場所は特殊専用ルーム寮の自室。前日の給食地獄と熊狩り(調理済み)を乗り越えたコウタは、朝食の準備を終え、ほっと一息ついていた。
レイコとユウコは、昨晩の
「勇気の質量」
が詰まった熊肉を大量に食べた後だ。二人はテーブルにつき、優雅に朝の紅茶を飲んでいた。
コウタ
「よし。これで朝食の論理的な準備は完了だ。今日は期末テストがある。お前たち、勉強の理性の写経を忘れるなよ。」
その瞬間、レイコが
「クプーッ」
と小さく可愛らしい音を立てた。
ユウコは、紅茶を一口飲み、満足げな表情でコウタを見た。
ユウコ
「ごめんね、コウタきゅん。勇気が満タンで……出しちゃった。」
ユウコが口元に手を当て、そっとゲップを一つした。
ズガァァァァァァァァン!!
それは、まるで熱核ミサイルの爆発音であり、無数の薔薇の香りと焼肉の匂い、そして濃縮された愛の質量が混ざり合った、非合理的な衝撃波だった。
コウタの全身に、その衝撃波と匂いが直撃する。
コウタ(目を大きく見開き、全身痙攣)
コウタ
「う、うわあああああああ!!この非合理的な嗅覚と聴覚への暴力!俺の理性の回路が……!!」
コウタの目から光が消え、彼はそのまま、テーブルに顔をぶつけて気絶した。
レイコ
「フン。またか。俺たちの愛の質量が強すぎたな。しょうがない、俺たちが学校まで運んでやる!」
二人は気絶したコウタを抱き上げ、200kg×2の愛の質量で、学園へと向かうのだった。
2. 期末テスト会場と愛の質量
期末テスト会場である大講堂。レイコとユウコは、気絶したコウタを抱いたまま、教卓の真横にある特殊専用の席に着席した。
試験官(教員)が困惑の表情で試験開始を宣言した。
3. テストの論理と非合理な解答
テスト科目は
「高度文明論理学」
。レイコとユウコは学園トップクラスのエリートであり、解答の論理は完璧に構成されている。
問題1: 物理法則における慣性の法則と、愛の感情における慣性の違いを、論理的に説明せよ。
ユウコはペンを握りしめ、学術的に完璧な解答を書き上げた。しかし、感極まって涙腺が崩壊。
ユウコ(涙目になりながら)
「コウタきゅんへの勇気の愛を論理的に説明したら、感動で涙が止まらないよぉ!」
ユウコの答案(物理的破壊):
涙の量が非合理的すぎたため、解答欄は水浸しになり、文字が完全ににじんで消滅した。
レイコは、学術的に完璧な解答を書き上げた。
レイコ
「非効率な要素の排除は、熱血という強烈な外的エネルギーを投入することで回路を最適化する!」
解答を書き終えたレイコは、熱血の証明を始めた。
レイコの答案(物理的破壊):
熱血のエネルギーが集中し、答案用紙の一部が炎上!炎はすぐに消えたが、解答欄は完璧な解答文字と共に、真っ黒な焦げ跡となった。
4. アイリーンの乱入とコウタのケアレスミス
その時、後方の席にいたアイリーンが、コウタに聞こえる大声で叫んだ。
アイリーン(目を輝かせて)
「ひゅぅぅぅ!私の解答では、愛の論理は100点、学術的な論理は80点だわさ!採点官は、愛の質量を加味して採点すべき!これがアイリーンの愛の論理採点法だわさ!」
この非合理な採点基準の提唱は、コウタの理性を揺さぶるには十分だった。
気絶から目覚めたばかりで理性が不安定だったコウタは、この余計な非合理な情報を処理しようと一瞬集中が途切れる。その一瞬で、問題4の論理式の符号を間違えて解答してしまった。
コウタ
(論理学は満点のはずが……アイリーンの余計な発言で計算が狂った!愛の非合理性が俺の論理を破壊しやがった!)
5. コウタの強制再起動と理性の絶叫
答案用紙が水浸しと焦げ跡という非合理な状態になった瞬間、教卓のコウタが
「ピクッ」
と動いた。
コウタ(勢いよく飛び起き、大講堂に響くツッコミの絶叫!)
コウタ
「うわあああああああああ!何をやってるんだお前ら!なぜ論理的に完璧な解答を、非合理な手段で提出するんだ!そしてアイリーン!余計な採点論理を試験中に提唱して、俺の理性の集中を乱すな!」
ユウコ
「あ、コウタきゅん、起きたよぉ!」
レイコ
「フン!熱血で答案を燃やすのが、究極の解答の論理だ!」
試験官は、水浸しの答案、焦げた答案、コウタの絶叫、アイリーンの提唱という非合理な光景に、椅子から崩れ落ちた。
6. 試験官の報告と寮長の鉄槌(再び)
試験後。崩れ落ちた試験官は、震える声で寮長キョウコに報告した。
試験官
「寮長……空色さんと勇結さんの答案は論理は完璧でしたが……物理的に……破壊されました。コウタくんは99点、アイリーンさんは80点でした」
寮長キョウコは、ユウコとレイコの答案用紙(水浸しと焦げ跡)を机に並べ、静かに立ち尽くした。
寮長キョウコ(静かに)
「ふむ。理性が完璧な天才が、愛の非合理性で0点。そして、愛の非合理性を理論化した者が80点。……そして、論理を絶対とするコウタが99点。これは学園の成績評価の論理の崩壊だねぇ。」
寮長は、溜息を一つ吐き、
「理性の写経」
を続行する決断をした。
寮長キョウコ
「ユウコ、レイコ。補習を課す。貴様たちの非合理な行動原理を、もう一度理性の力で矯正する。今度こそ、論理的な答案を提出しろ!」
コウタは、満点なのに0点のエリートの補習に監視役として駆り出されることになった。
7. 補習教室の崩壊と理性の完全敗北
補習当日。コウタが目を光らせる中、ユウコとレイコは補習課題の答案作成に取り組んでいた。
ユウコは、コウタに見られていることに感極まり、またも勇気の涙を大量に答案に落とし、解答を水没させた。
レイコは、今度こそ論理的な提出をしようと試みたが、熱血が用紙の耐久論理を上回ってしまい、答案用紙が熱で蒸発して消滅した。
コウタ
「今度は蒸発かよ!消滅させるなああああ!」
その光景を、補習教室の隅から監視していた寮長キョウコは、静かに、そして完全に、理性を手放した。
寮長キョウコ
「ふむ。私の理性の写経が……二度目も、愛の質量によって完全に破壊されたねぇ。」
寮長は、その場で糸が切れたように床に崩れ落ちた。
寮長キョウコ(涙目で、遠い目をして)
「……もう、どうでもいい。理性が敗北した後の論理は、どうでもいい……」
コウタは、寮長という最後の理性の砦が崩壊したことに、新たな絶望を感じるのだった。
第59話:恐怖!400kgのいびき警報 〜愛の論理、理性を超えて〜(【最終リライト版】)
1. 理性の機能停止と静かな絶望
特殊専用ルーム寮のコウタの部屋。コウタはベッドに横たわっていたが、その瞳にいつもの
「理性の光」
はなかった。
コウタ(心の中で、極度に微弱な論理で)
「黄金覚醒の代償……理性の回路が極度に低下。ツッコミどころが100個以上ある状況だが……言語化の論理を構築できない……。俺は今、無防備な愛の受容体と化している……」
隣では、レイコとユウコが既に熟睡している。
2. 音響論理の破壊と物理的危機
ユウコの寝息が、通常の睡眠音とはかけ離れた超高周波を帯び始めた。
ユウコ
「ムニャムニャ、コウタきゅん、熊肉うまうま……ズィィィィィィィィ……」
コウタ(心の中で、微弱な理性を振り絞り)
「ユウコの勇気のいびきだ……超音波領域に達しているため、人間の聴覚は感知できないが、ガラスや金属の分子構造を直接揺さぶっているぞ……!」
それに呼応するように、レイコのいびきは超低周波へと沈み込んだ。
レイコ
「フン……熱血、最強……ドゴオオオオオオオ……ズン……ズン……」
コウタ
「レイコの熱血のいびきは、低周波振動領域!これは建物の基礎構造に直接作用し、耐震論理を崩壊させる……!二つの非合理な音響エネルギーの相乗効果だ!」
いびきの振動エネルギーが限界を超え、コウタの目の前で、窓ガラスが共振で溶け始め、壁がミシミシと音を立てる。
バキイイイイイ!!
壁の中央が大きく崩壊し、穴が開いた。真冬の冷たい外気が、コウタの部屋に一気に流れ込んできた
「う、ぐっ……音響の論理が崩壊している……窓ガラスが共振ではなく、溶け始めているぞ……!」
いびきの振動エネルギーが限界を超え、壁がミシミシと音を立てる。
バキイイイイイ!!
壁の中央が大きく崩壊し、穴が開いた。真冬の冷たい外気が、コウタの部屋に一気に流れ込んできた。
ユウコとレイコは、無意識のうちに愛の質量を互いに寄せ集め、
「ムニャムニャ……寒いよぉ……」
と、幼い子供のように震え始めた。
3. 理性の敗北と本能の覚醒
コウタは、論理的な思考を完全に停止していた。ツッコミの理性は、二人の体を揺さぶって起こすという最も合理的な行動すら許さない。
コウタ(心の中で、虚ろに)
「論理的判断:ヒロインたちが寒さに震えている。取るべき合理的な行動:布団をかける、暖房をつける。しかし、理性の回路が機能しない……動け……俺の論理!」
動いたのは、論理ではなかった。
冷気に震える二人の姿を見た瞬間、コウタの脳裏に、理性を超越した
「スパダリの本能」
が閃光のように焼き付いた。それは、愛の論理における究極の保護衝動だった。
コウタ(微かに、低音のドス黒ボイスが漏れる)
「俺の……女に……指一本……触れさせない……。(理性ではなく、本能が発動)」
4. 黄金の愛と自己犠牲のシェルター
コウタは、理性の命令を完全に無視し、ベッドから勢いよく飛び降りた。
彼は、壁の破壊によって露出した外気の流入元、つまり壁の穴に向かって駆け寄る。その手には、ノビールサーベル。
コウタ
「愛の論理、起動……!」
* ノビールサーベルを極低温化:コウタはサーベルのエネルギー出力を絞り込み、ノビール部分を絶対零度に近い極低温へと瞬間的に変化させた。
* 身体をシェルター化:彼は、サーベルを巨大な壁の穴の周縁に突き刺し固定すると、自らの身体を壁の穴にねじ込み、冷たい外気が部屋に入るのを遮断した。
「うぐっ……冷たい……!」
外気がコウタの覚醒で疲弊した肉体を容赦なく襲う。コウタの髪や服の表面は、一瞬にして霜で白く凍り付いた。彼は、理性が停止したまま、愛の論理だけで、人間製のシェルターとなった。
コウタ(呻きながら、冷えた手で修繕を開始)
「……くそ。非合理的なヒロインたちのために、俺のスパダリの愛の論理が、建築の応急処置に回されるとは……。だが……この冷気だけは……許さない……!」
いびきが響き渡る中、コウタは冷気に耐えながら、サーベルの微細な振動波を制御し、壁の破片を再結合させていく。
5. 夜明けの発見と愛の質量MAX突破
夜が明け、いびきが静まり、レイコとユウコが目を覚ました。
レイコ
「……フン。よく寝た。朝だユウコ、コウタを起こすぞ!」
ユウコ
「うん!なんだかとってもポカポカだったよぉ!」
二人がコウタのベッドを見上げると、コウタの姿はない。そして、壁に大きな修繕痕があることに気づく。
二人が壁の穴(既に修繕済み)の前に立つと、白く凍り付いた巨大な物体が、壁に寄り添うように倒れ込んでいた。それは、霜で完全に覆われ、ノビールサーベルに寄りかかったコウタだった。
ユウコ
「あ……コウタきゅん……!体が冷たくなってるよぉ……!」
レイコ
「……壁が壊れたのか。コウタは、俺たちを冷気から守るために……自らを盾にして、一晩中、修繕を……」
二人は、理性を失ってもなお、本能で自分たちを守ったコウタの純粋で能動的な愛の論理に、全身の熱血と勇気が溶けていくのを感じた。
ユウコ(泣きながら、コウタを抱きしめる)
「コウタきゅん、バカ……!愛情値が、もう上限を超えちゃったよぉ……!」
レイコ(顔を真っ赤にして、震える声で)
「フン……!理性がなくても愛は存在するのか……。コウタ……俺の熱血を、全部、貴様に分けてやる!」
二人の400kgの愛の質量が、凍り付いたコウタの体を、非合理的な熱量で包み込んだ。
6. 寮長の最終宣告
その時、壁が修繕されたコウタの部屋のドアが、静かに開いた。
寮長キョウコは、修繕された壁、抱き合う三人、そして部屋に残る極低温の空気の痕跡を見て、静かに微笑んだ。
寮長キョウコ(完全に理性を手放した、慈愛に満ちた声で)
「ふむ。非合理的な破壊を、非合理的な愛の論理で修繕する。これで学園の論理は完璧に循環したねぇ。これ以上の理性の写経は不要だ。」
そして、寮長は二人に告げた。
寮長キョウコ
「ユウコ。レイコ。コウタは、自己犠牲の愛の論理で、極度の低体温になっている。今すぐ看病の論理を発動せよ。……愛の質量で、看病だ。」
コウタは、愛の論理で自分を看病する400kgのヒロインたちという、新たな地獄へと送り込まれるのだった。
【第59話「400kgのいびき警報 ~理性が死んだ朝~」】
1. 朝6:00 特殊専用ルーム寮
(部屋は前回のチーズ牛丼の匂い+熊肉の匂いで充満)
ビリビリビリビリ!! ズゴゴゴゴゴゴゴ!!
ユウコ(寝ぼけながら超音波いびき)
「ムニャ……コウタきゅん……もっと……勇気……注入……ズィィィィィィィィ!!」
レイコ(寝返りで超低音いびき)
「フン……熱血……最強……ドゴォォォォォォォ!!」
→ いびきが共振
→ 窓ガラスがビリビリ震えて分子レベルで溶ける
→ 壁がミシミシ→ドカーン!!
壁に直径3mの穴が開き、真冬のブリザードが直撃
コウタ(一瞬で全身霜まみれ)
「うわああああああああ!! いびきで壁が消滅したぁぁぁ!!」
2. 理性ゼロ・スパダリ本能100%
コウタ(理性完全停止、瞳が金色に光る)
「……俺の女が……寒がってる……」
→ ノビールサーベルを巨大な壁パッチに変形
→ 自分の体を壁にねじ込んで穴を塞ぐ
→ 外気-30℃が直撃→コウタが一瞬で人間アイスキャンデーに
コウタ(凍りつきながら低音ドス黒ボイス)
「この……冷気だけは……許さねぇ……
俺の女を……震えさせるんじゃ……ねぇ……!」
3. 朝7:00 ユウコ&レイコ起床
ユウコ(ポカポカで目を覚ます)
「ん~……なんだか超暖かかったよぉ……」
レイコ(伸びしながら)
「フン! 最高の朝だぜ……」
→ 二人が振り向くと
壁に人間型アイス像が完全に凍りついてる
(表情は「俺の女は泣かせねぇ」ポーズのまま)
ユウコ&レイコ(絶叫)
「「コウタきゅぅぅぅぅぅぅん!!!」」
→ 二人が400kgで抱きついて解凍開始
→ コウタの体からバキバキと氷が剥がれ落ちる
コウタ(解凍されながらボソッ)
「……次は……いびき対策……頼む……」
4. 甘々地獄
ユウコ(涙と鼻水でコウタにスリスリ)
「ごめんねコウタきゅん……! 私が勇気いびきしちゃって……!」
レイコ(真っ赤で頭をわしゃわしゃ)
「くそっ……俺の熱血いびきが……お前をアイスにしちまった……!」
→ 二人が同時に「看病だ!!」と決意
→ コウタをベッドに押し倒し
→ 400kgの体温でサンドイッチ状態
→ ユウコ「勇気のホッカイロ♡」
レイコ
「熱血の湯たんぽだ!!」
コウタ
「待て待て待て!! これ看病じゃなくて蒸し殺しだろ!!」
5. アイリーン乱入&鼻血大噴射
アイリーン(ドアぶち破って登場)
「ひゅぅぅぅ!! 凍ったスパダリを400kgで解凍する愛の論理……!!
私の論理が……完全に溶けてるわさぁぁぁ!!♡」
→ 興奮しすぎて鼻血ブシャー→氷の床でスライディング
→ コウタの顔にダイブ
→ コウタ「アイリーンまで!!」
6. 寮長の最終降伏
寮長キョウコ(部屋に入ってきて絶句)
「……壁が消滅して……人間アイスが……400kgでサンド……
もう……理性の写経は……完全に無意味だねぇ……」
→ その場で座り込んで諦め笑い
寮長
「好きにしろ……もう何も言わん……」
7. エンディング
コウタ(400kg+アイリーンに完全に埋もれながら)
「……次こそ……普通の朝を……くれ……」
ユウコ&レイコ(満面の笑みで)
「「だいじょうぶ! 明日はもっと愛の質量で暖かくするよぉ!!」」
コウタ
「やめろおおおおお!!」




