第一章完結記念:幕間 Mild season(後編)
こちらは第一章完結記念の幕間の続きになります。
多少一章の内容も含みますが、一章を読んでいない方でも楽しめる話となっていますので、ぜひ最後まで読んでいただけると幸いです!
二章で新たに出てくるキャラも含んでいますので、今後どんな展開になるかを予想しながら楽しむのも一つかもしれません!
「生物肥大化問題……迅速な対応求む……か……いや、それよりも……ん~どうすっかな~」
シャリオンは自分の目の前に山積みになっている資料の中から一枚手に取ったものの、先ほどのことを考えてしまい、仕事どころではなかった。
「剣をお披露目するか?いやいや、俺の剣を見たところで完璧というわけではないし、そもそも簡単に抜いていいものでもないしな……ん~」
先ほどからヴォレットに何をすれば謝罪と言えるのだろうかとずっと考えていた。
結論から言うと謝るだけでことは済むはずなのだが、シャリオンはそれだけじゃ機嫌は直らないと踏んでいるようで、謝罪に加え、何か芸などをしようと思っているらしい。
「そうだ、食事を……いや、俺は料理ができないんだった。じゃあ……」
ふと外を見ると、雪が降っていた。
「雪……あ、そういえば……歴史書でちらっと見た気が……確か雪の降る季節は……なんだっけ……プレゼントを、渡すんだっけ……」
次に、シャリオンはアリアドネ国の地図を見る。
まぁ、ほとんど地図なんて読めないのだが。
「……ここからだと……マンスマーケットが近いのか……」
外の雪と、地図を何回か見る。
「寒そうだな……ん……」
手のひらを上にして、少し集中すると、人の親指程度の長さの炎が出る。それをランタンの中に移し、自分はこのまま町に出ると騒ぎになるため、庶民に扮装するためのコートと帽子を着て部屋を後にする。
「ん~……なにがいいのかな……」
シャリオンは考えながら自室を後にした。
「やっぱ女性だから人形かな……あぁでも、あの感じをみてるとそんなの受け取らないかもな……」
自分の巾着型の財布の中身を見ながら一人、町へ向かう。
「えっと、つまり、ずっとお兄様のことが……?」
「は、はい……その、突然で申し訳ないんですけど……でも、今日のことでなにか悪印象でもあったらと思うと……居ても立っても居られなくて……」
もじもじしながらヴォレットが答える。
「悪印象だなんてそんな!逆にお兄様の印象が極端に下がったとばかり……」
そう言うと、すぐに顔をぶんぶん横に振る。
「いえいえ!そんなこと思ってもいません!なんなら、あの位の方が……接しやすいなぁって……」
思い出した、そうだ、このヴォレットは、元は普通の城下町に住んでいた者であった。
こちらに来た理由は家賃が払えなくなって、住むところがなくなったから、と聞いていた。
本来そんな人を雇うなんてことはしないのだが、アリアドネの独断でオリヴィア達に一切相談もせずに即合格にしたのだ。
まぁ、前のメイドがやめたのと、特に掃除などの家事をする人がいなかったのが相まってちょうどよかったのだが。
だからあんなに頬張って食べていても何も思わず、なんなら好ましいと感じたのかもしれない。
「そうなんですか……ん~でも困りましたね……」
「何がですか……?」
「この国の決まりとして、王女や王子が特別な理由でもない限り、王女や王子に仕えているメイドや騎士などは結ばれてはいけない決まりとなっているのです。アリアドネ様から直接ご教授されませんでしたか?」
「え、と、すいません、全てメモしたつもりなんですけど……そんなことは聞いた覚えがないです……」
おそらくアリアドネの指導不足であろう、こういうことはよくあることだ。もう慣れっこである。
「大丈夫ですよ。おそらくどこかのだれかさんの教え忘れでしょうし」
「そ、そうなんですか?」
不思議そうな顔をしているヴォレットを見ながら、考えるような仕草をする。
「ちなみにお兄様のどのようなところを好いていらっしゃるのですか?」
聞くと、ヴォレットは指を顎に持っていき、一つずつ答えていく。
「そうですね、まず、あの王子であるのに、シェフや、私たちメイドにも優しく接してくださるところ、それに、どんな食事に対しても、必ず一言おいしいと、言ってくださるので……」
一つ一つ言う度にヴォレットの顔が赤くなっていくのが見て取れたので途中で止めた。
「驚きましたね……お兄様のことを好いている方が存在するなんて……」
「今までのメイドさんはそうではなかったんですか?」
「えぇ、今までは、高貴な方がメイドを担当していましたので、ああいう態度や、食べ方は忌み嫌われていましたね……なんで学習しないのか不思議で仕方なかったんですが……それがいい方向に向かうなんてことは初めてです」
思い出すだけで頭が痛くなってくる。何度注意してもやめないシャリオンに何度青筋を立て、喧嘩をしたことか。
「やはり、私は庶民ですから……違うんでしょうか……」
少し寂しそうな表情をしたヴォレットを見て、オリヴィアは優しく微笑みかける。
「庶民?私の目には、高貴なお方に見えますが……その恰好こそ、その証では?」
コーヒーを飲みながらそう告げると、ヴォレットが驚いたような顔をし、こちらを見る。
「そ、そんなこと、言われたの初めてです……」
コーヒーカップをお皿に戻しながら話を続ける。
「安心して、堂々と、私は高貴な人なんだ、と。そう、思って構いませんよ」
するとヴォレットは両手を腰に当て、胸を張る。
「こう、でしょうか?」
「ふふ、そうかもしれませんわね」
その様子をみて、オリヴィアの中で決心する。
「ヴォレット」
「はい」
「ふふ、そんなに硬くならないでください。私は、オリヴィアは、あなたのその恋路、応援したくなりました」
「ほ、ほんとですか?」
オリヴィアはそれを肯定するように肩に手を置き、頷く。
「もちろんですわ」
肩から手を放し、顎に手を当てながら考える。
「でしたら……どうしましょう……」
ふと、窓の外を見ると、ちらほら雪が降っていた。
それに倣いヴォレットも窓の外を見る。
「わぁ、雪、ですね……」
「あ、そういえば……」
何度か歴史書で読んだことがあった。雪の降る季節には、何かを渡す日だと。
『プレゼント……』
「あ、」
「すいません……」
少しオリヴィアも顔を赤くしながら手を振る。
「いえ、お気になさらず……」
気を取り直すように顔を上げ、続ける。
「では、まずはお兄様に何が好きか、聞く必要がありますね」
「い、いいんですか?」
扉に向かう足を止め、振り返り、ガッツポーズをして見せる。
「言ったでしょ?これは大事な乙女の恋路。張り切っていきますわ!」
そう言い、オリヴィアはヴォレットに待っててと一言告げ、シャリオンの部屋へと向かった。
「うっ……やっぱ城下町はさみーのな……」
シャリオンは外の寒い空気から身を守るように身を縮こめながら目当ての店に向かっていた。
「えっと確か……」
「お兄さんイケメンだねー!どう!うちの商品見ていかないかい?」
突然近くを通った雑貨屋のおばちゃんに呼び止められた。
シャリオンはこういうお世辞にはめっぽう弱く、店の場所を聞くためにとその店に足を運んだ。
「えぇと、すいません、俺マンスマーケットってとこに用がありまして……」
「あらそうなのかい!すまないねぇ!彼女さんへのプレゼントかい?」
おばちゃんは一瞬申し訳なさそうにした後、すぐに冗談めかして明るく言う。
「あぁ、いえ、彼女ではないんですけど……まぁ、女性に何かプレゼントしようかなと……」
そう言うと肩をどんと叩かれ、ついよろけてしまう。
「なーに弱気になってんの!あんた顔もいいし、足も長い!これだけで女はメロメロってもんだ!応援してるよ!」
絶対なにか勘違いしている。別に片思いというわけではないのだが……
「あぁ、はは、はい、ありがとうございます……」
その後、なんとかその場を切り抜け、マンスマーケットへの道を教えてもらった。
「たっか!」
つい大声を出してしまい、周囲を驚かせてしまった。
「お客さん……そんな大声出されちゃこまるよ……」
「あぁ、すみません……」
だが、それも無理はない。あれからマンスマーケットについたはいいものの、プレゼントによさそうなものは全て高級にもほどがある品物ばかりだったからなのだ。
「……軽く魔導書三冊は買えるぞ……」
ちなみに魔導書一冊の値段は現代で言うところのブランド物のバッグが余裕で買えるぐらいである。
仕方ない、ここで買わないというのも迷惑かけた上に失礼だ。何か安いものをいくつか買って帰ろう。
「きゃあああああ!」
適当な商品へ伸びる手が止まる。
まわりがなんだなんだと向かう場所に目を向ける。
「なっ……」
そこには、簡単に言うと大きな鳥の怪物であった。
確かあそこはアクセサリーなどが売っていた店だったはずだが、もはやその原型を留めていない。
以前シャリオンに届いた調査依頼の中に確かそれはあった。
「さっき見てたあれって本当にあんのかよ……」
シャリオン自身本当にその現象が起こるとは思ってもいなかったようで無視をしていたのだが、その事案が今目の前で起こっていた。
王子として、これを見逃せば国の危機と感じたシャリオンはすぐにマンスマーケットの店主に一言謝罪をしたのち、現場に向かう。
「どうしました?」
「急に……窓から入ってきた鳥が……大きくなって……今こんな状態に……」
完全に怯え切っている女性の肩を優しく持ち、現場から離れた場所にある椅子に座らせる。
「まずは落ち着きましょう。ゆっくり紅茶でも飲んで、気を休めてください」
「ど、どうも……あ、あなたは?」
そう聞かれ、一瞬戸惑ったが、すぐに答える。
「ちょっとばかし魔法が使えるただの一般人です」
「い、いない……」
オリヴィアはあれから城のあちらこちらを探し回ったが、どこにもシャリオンの姿が見当たらなかった。
「もしかして……い、家出……?いや、そんなはずはありません……ではなぜ……」
一瞬嫌な予感がして足を止める。
「やはり……私が言いすぎたせいで……」
オリヴィアは、自分が怒りすぎたからと責めるが、今は考えるのをやめ、一旦自室に戻ることにした。
「ヴォレット、ごめんなさい、今、お兄様はいらっしゃらないようです」
すると少し残念そうな顔を浮かべたヴォレットだったが、すぐに笑顔を見せる。
「いえ、大丈夫です。きっとシャリオン様もお忙しいのでしょう」
「だと、いいのですが……」
「どういうことですか?」
「あぁいえ、気にしないでください」
困惑の表情を浮かべていヴォレットは何か思いついたように人差し指をピンと立て、オリヴィアに提案する。
「であれば、いっそ私自身でプレゼントを探してくるというのはどうでしょう」
「え、でも、それだとお兄様の好みが……」
するとヴォレットは首をゆっくりと横に振る。
「私、プレゼントを考えながら思ったんです。本当のプレゼントは合わせるのではなく、与えることに意味があると」
「……そういうものなのですか?」
ヴォレットが微笑みながら頷く。
「きっと、そうだと思いますよ」
ヴォレットは、その後、オリヴィアの部屋を後にし、プレゼントを探しに行った。
「くそ、こいつ……しぶといな」
シャリオンはあの後、偽の魔法科学校の卒業証明書を皆に見せ、鳥の怪物の処理を任された。
鳥の翼に対抗するように、手を前に掲げ、魔法を唱える。
「炎魔法・太陽!」
太陽のように燃え盛る大きな球状の炎が鳥の翼にあたり、一部が塵と化す。
「おお!あの兄ちゃんやるな!」
「あなたたちは下がってください!……くそ、野次馬どもめ……」
後ろの野次馬達のせいでうまく立ち回れない。
翼から生まれる風圧に圧倒されながらもなんとかよけ、太陽で焦がし、またよける。
「このままじゃ、俺が負ける……!となると……」
これしかないとシャリオンは身をなるべく低くし、一気に鳥の背後に回る。
「炎魔法!焼き印!ここで決める!」
狙ったのは翼の付け根。ここをやればまず飛ぶことは叶わない。
「ピギャアアアアア!」
甲高い鳴き声と共に翼が炎の拳により焦げ落ちる。
ふと下を見ると元の大きくなる前であろう鳥が寝そべっていた。
「うおおお!兄ちゃんがついにやったぞ!」
「はは……ど、どうも……」
(ちっお前ら俺が何回も下がってって言ったのに下がらなかったせいで時間かかったじゃねーか……!)
「あ、あの……」
野次馬の群衆の中から一人、女性が姿を現す。
「あの、本当に、助けてくれてありがとうございます!」
その女性は先ほどシャリオンが落ち着かせて座らせた女性であった。
「いえ、でも……あなたの店が……」
慌ててその女性は首を横に振る。
「いえいえ!そんなのいいんです!店なんて建て替えればいい話ですし!」
それよりもと、女性が話を続ける。
「あなた、確か向かいの店でプレゼント、探してましたよね?」
シャリオンは少し照れながらも頷く。
「あぁ、はい、まぁそうですね……」
それを聞いてぱぁとその女性が顔を上げ、シャリオンの手を引き、店とは言い難い建物の中を案内した。
「あの、もしよければですけど……まだ商品としてはいい状態ですので、よかったら……」
お店の中がめちゃくちゃになって、これから立て直すのにも時間がかかるだろうに、見たところかなり高価そうな見た目のアクセサリーや指輪があった。それをお礼にとくれると言うのだ。
さすがに悪いと思ったシャリオンは首を横に振る。
「さすがにもらえません、私はただでかい鳥を退治しただけですので……」
「いいえ、あなたは私の命と、この商品達を守ってくれました、私にとっては、これらがかけがえのないものですから、なんとお礼を申したらいいか」
「なら一層もらえません!かけがえのないものなんでしょう?私なんかが……」
いうと、すぐに女性は首を振る。
「いえ、だからこそもらってほしいんです。私はこれらの商品が、あなたの大事な人に届くことが、今の私の幸せなんです」
そこまで言われては断るのは失礼に値するだろう。
そう思い、数少ないアクセサリーや指輪を一つずつ見ていく。
そこで、シャリオンが一番最初に目についたものを手に取る。
「……あの、これ、いいですか?」
「……!はい……!もちろんです」
女性は、これまで以上に明るい表情をし、元気に答える。
プレゼント用に丁寧に梱包してもらい、丁寧に手渡す。
「これ、私の夫と初めて作ったものなんです」
「そんな大事なもの、よかったんですか?」
それを聞いて女性は、一筋の涙を流した。
「はい!もう、うれしくて、たまらないんです。最初に作った傑作だったのに、全く売れなくて……夫も悲しんでいました。ですがあなたは一番最初に手に取ってくれた……」
「そう、だったんですね……」
「夫もきっと遠くで喜んでいます。ですから……」
少し言葉に詰まったが、すぐに言い直す。
「ですから、ちゃんと、届けてくださいね?」
涙を流しつつも、真剣な表情に敬意を表し、シャリオンは商品を片手に丁寧なお辞儀をした。
「はい、必ず」
「帰ったぞ~」
「帰りました……」
『え?』
シャリオンとヴォレットは二人して何かを背中に隠した。
その声を聞きつけ、オリヴィアが早歩きで玄関に来る。
「あら、二人そろって……それよりもお兄様!どこ行ってたんですか……!」
そういうとシャリオンは顔を背ける。
すると、胸にどすっと何かが当たった。
「……え?」
「もう、心配したんですからね……!」
当然怒られるものだと思い覚悟していたのだが、なんとオリヴィアが抱き着いてきたのだ。
しかも少し泣いている。
「お、おいおい、そんな泣かなくても……」
「お兄様のバカ……妹を心配させないでください……!こんな夜遅くまで……」
そういわれ、少し微笑みながら頭をなでる。
「ごめんな、オリヴィア。もう泣くな、王女だろ?ん?」
オリヴィアはハッとし、ヴォレットの方を見て、すぐに離れる。
「次から、ちゃんとどこに行くか事前に言ってから外出してください……心配になりますから……」
それだけ言い残し、スタスタと自室へ戻ってしまった。
ヴォレットと二人だけの空間が生まれ、少し気まずそうにしていたが、その空気を最初に破ったのは、ヴォレットだった。
「あ、あの、シャリオン様……」
「なんだ?」
「渡したいものが……あるんですけど……」
「……!奇遇だな、俺もだ」
お互い最初は俯きがちでしどろもどろになっていたが、やがて顔を上げ、明るい表情になっていく。
「……えっと、どっちからにします?」
「はは……そうだな、俺からにしようか」
そういい、先ほど梱包してもらった箱を手渡す。
「わぁ、これ、開けていいですか?」
「あぁもちろんだ」
素直によろこび、まるで子供の用に興奮した表情で包みを開けると、
「これは……ネックレス、ですか?しかもブルームーンストーンじゃないですか……綺麗……」
シャリオンが照れながら頷く。
「あぁ、えっと、それと、ごめんな、今朝は……」
微笑みながらヴォレットは首を横に振る。
「いいえ、むしろ気楽に接してくれて、そして、おいしそうに食べてくれて、うれしかったです」
「ほ、本当か?」
「はい!」
元気に答えると、次は私の番だと気づき、慌てて背中にしまってあった物を手渡す。
「私からはこれを……喜んでくれるかわかりませんが……」
そういいながら手渡したのは花だった。
「花?なんていう花なんだ?」
「ベゴニアという、花です。たまたまお城の近く生えていまして、綺麗だなと思いまして……」
少しの間その手渡されたベゴニアを見て、照れながら微笑む。
「ありがとう……本当に、綺麗だ……」
「……!あ、ありがとうございます!」
一瞬お互いの目が合い、少し固まったが、すぐに目を背けてしまう。
「えへへ……」
「はは……」
そうだ、とシャリオンがヴォレットに聞く。
「今日の晩はどんな料理を考えているんだ?」
聞かれて、びくっとしてしまった。
当然だ。なぜなら何一つメニューを考えていなかったからだ。
「す、すいません!花を探すのに夢中で……!」
「ははは!いいよいいよ!ん~じゃぁ何を頼もっかな~」
「何がいいですか……?」
少し考えたのち、シャリオンは何か思い出したように口を開く。
「そうだ、じゃああれつくってよ、ハンバーグだっけ、あの、肉を……こう……するやつ!」
「ふふっ、わかってますよ。少し難しそうですが、シャリオン様のために頑張ります!」
二人は、仲睦まじく笑いながら、食卓へ向かった。
ヴォレットは、自室の窓際に座っていた。
赤く染まった空を見て、ネックレスに付いている石を握りしめる。
「……シャリオン様……もう、一か月も帰ってきていません……」
ヴォレットは布団にくるまり、枕に顔を埋めた。
「……シャリオン様……まだ、あの花は枯れておりません……」
私がいつも花の世話を欠かさずしているから。
ヴォレットは一筋の涙を流す。
「私はいつでも、帰りを待っております……どうか、ご無事で」
Mild season-END-
皆さんこんにちは!隠岐供契です!
今回の話も読んでくれてありがとうございます!
Mild season・2、いかがでしたでしょうか??
二話に分けたのはいいものの、やはり長くなってしまいましたね。
最後まで読んでくださり誠ににありがとうございます!
よければコメントやブクマお願いします!してくれたら作者が飛んで喜びます!
「別界勇者」は毎週金曜日の20時投稿です!乞うご期待ください!!




