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第一話


ここはノルテン皇国、この世界の中でも非常に発達した魔法、魔術の知識を持った国だ。

しかし、この国は表面上の治安は保っていても、皇帝に不満を持つものが多く、いつクーデターが起きてもおかしくない。現皇帝は臆病者で、対外には弱く外交では全て下てに出て、不利な公約を結ぶ。その一方でで国民相手には強く、気分によって国民を集めて、殺し合いをさせる。こんな皇帝に対して国民は怒りを集めていった。








「アンナきて!こっちに花畑があるんだ!」

「そんなに走らなくても大丈夫よ、花は何処にも逃げないんだから」


こんなやり取りが一番幸せだった。




「2人とも10歳の誕生日おめでとう!」


2人の誕生日は近かったのでよく一緒に祝われた、この村では子供の数も少なく、僕たちの誕生日は村のみんなに祝われるような一大イベントになっていた。



「アンナ!みて!オレ手から炎が出るようになった!」


「それって魔法じゃない!あなた使えたの?私お母さんから、学校に入って教えてもらうって聞いてんだけど」

「うーん?なんか寒いから温まりたいなって思ったら火が出た」

「アンタ感覚派の人間だろうからなぁ…まぁいいんじゃない?どのみち覚えるなら先に覚えておいて損はないでしょ」

「そうだね!ところで炎が消えないんだけど……どうすればいい?」


「そんなの分かんないわよ!自分でつけたんだから自分で消しなさいよ!」

「なんで出たのかわからないやつに、そんな事求めてもできないよ!」

「分かったわ、コレ誰にも言わないでよね」

「え?言わないけど何をするの?」


「よいしょ」


彼女がそう言うと手からは大きな水の塊が出てきた、

その水は彼の手へと進み、その火を消火した。


「アンナも使えたんだ!」

「みんなには絶対言わないでね、私目立ちたくないから」

 「わかった!でも、コレからもなにかあった時のために手伝って欲しい!」


「………わかった、でも絶対に人に言わないのが条件よ!」


「うん!」


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