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【完結】サバイバル奮闘記 転生悪役令嬢の逆転劇  作者: 多々野行人
第一章 メイン(乙女ゲーム編)
20/73

19.サバイバル生活 二日目 ルシエル④

まずは湖に歩いて向かった。

湖の水辺から一日に三回程度かけられる中規模の鑑定(60m~80m)程度をかけると

洞窟の前まで範囲が切れるので湖までは直線距離なら100m程度であろう

 


洞窟の裏側は切りたった岩山なので

人があの洞窟には来るのであれば前方から来る事になる


聖女リリーナ達も日が暮れてから活動するとは思えないので

もう一人協力者が現れるまでの間は

①日の出前に着替えなどの支度

②日が昇った直後に一回広範囲の『鑑定』をかけて

前日日が暮れてからからの状況変化の確認

③湖までの間で一回中規模の『鑑定』で採取

④湖で水汲みと罠とか出来たら魚等の収穫を30分程度行う

⑤拠点に着く前に中規模の『鑑定』で周囲の警戒を行う

⑥残りは拠点が目視できる程度で少しずつ採取


上記の様な行動プランで行こうとお義兄様と話し合った。

行動時間や範囲に制限がありすぎて

備蓄も含めて食料が足りなくなる可能性が高い


聖女達と同盟を結ぶかルシエルが一人で自衛出来るか

もう一人仲間が出来るまでは仕方ない


あまりにも私に対する聖女の殺意が高すぎる・・・

恐らく自分が悪役令嬢だからであろうが

悪役令嬢がヒロインの殺意から逃げ惑う乙女ゲームって酷すぎる。


乙女要素が皆無ではないだろうか・・・

絶対売れなかったろうな、奇をてらい過ぎだと思う。


運良く?遭難した時期が夏だったので冬までに何とかすれば良いだろう

冬になってしまったら活動範囲を広げないととても食材を確保出来ない

そこまでに自衛手段が用意出来なければ争いもやむなし

話しが通じない相手から一方的に防衛だけでやり過ごせる訳がない


「今日はお水を汲んで、帰りに少し採取して帰りましょう」

「・・・ふむ」


「お義兄様?」

お義兄様は湖を見つめると急に呪文を唱え出した。

結構長い呪文なので下手したら高位魔法かも知れない


呪文を唱え終わると湖から水の龍が現れてこちら側に来ると上空に向かい

しばらく旋回すると呪文の効果が切れて水が降ってきた。

少し離れた地面にビチビチと魚が五匹程度跳ねている


「どうだ、お義兄は凄いだろう」

「・・・はい、そうですね・・」


物凄く凄いんだろうけど、私が見たサバイバル動画とちがう

根本が違う、ガッチン漁法より酷い


その後ワイン樽を洗って水を汲み

洞窟までの道中で一回『鑑定』をかけて、採取を行なった。

人間や動物が光点なのに対して、植物はモヤの様に表現される。

恐らくであるが緑色が食用可な植物であろう。

ちなみにコンテナや鉱物などは、生物と違いキラッキラッと明滅を繰り返す。

光も温かみを感じない光だ。


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