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陥落_4
連合国の上層部全体に
ある砦からの報告が入った。
そこは今、問題とする敵と
戦っている場所のため、
すぐに応対した。
「24番要塞からの映像、
入ります」
映像を伝達する水晶玉から
名前も覚えていない配下が
壁に映ると思っていたが、
軍服すら着ていない男が現れた。
「おお、映った。
これは向こうからも
見えてるのか?」
初めて道具を見つけた猿のように、
ペタペタと水晶玉を触ってきた。
「お前は誰だ」
この映像を見ていた幹部の一人が
水晶玉を通じて男に話しかける。
「そんなこと聞くまでもないだろう」
男は強気に笑う。
「敵だ」
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