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接戦_2

少将の実年齢は大佐より少し年が高い。

しかし、顔の皴が少なく若々しく見える。

「いえいえ、少将の手を煩わせるわけには

まいりません。

ここは我々だけで対処いたしますので、

どうぞ楽にしていてください」

「あ、そう? なんだか悪いね」

「では、失礼いたします」

大佐はそそくさと少将の横を通りすぎる。

「ああ、そうだ。さっき答えた君、ちょっと。

ちょっと来なさい」

指名された青年兵士はうろたえて、

大佐と少将の顔を伺った。

大佐は嫌そうな顔をしたが、その大佐に

「ちょっとだけだから。すぐ返しますよ」

と手振りを加えて頼んだ。

大佐から小声で許可をもらい、

青年兵士が少将の前で直立する。

硬直する兵士に少将はポケットに

詰め込んだパンを渡した。

「そう硬くならないで。ほら。食べなさい。

さっき、食糧庫でくすねてきた。

あ、これ内緒だよ?」

「はあ」

身分のわりにみみっちい真似をする少将に

つい気の抜けた返事をしてしまう。

読んでいただきありがとうございます。


今後も掲載する予定です。


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