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襲来_2
それは連合国国境で
戦闘が起きる少し前のこと。
「本当にこれで行くの?」
「そうだ」
それは三人分の高さを持つ岩の球だった。
一ヶ所だけ穴が空いていて、
そこから中に入ることが出きる。
ラントは数人の魔術師に命じて
これを作らせていた。
本当にただの無骨な岩の塊だが、
現在、アイサに命令して
中に柔らかい布団を敷き詰めさせている。
「詰め終わったらお前も入れ」「はい」
「え? ちょっと!?」
言われるまま、アイサは岩をよじ登り
布団の中に潜っていった。
「ついでだ、お前も行け」「イヤ!」
ヒメは即答する。
これからこの球で何をされるかを
知っているからだ。
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