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魔術・魔法_2
「誉めてはいない。
それぞれの性質を言ったまでだ。
俺としては魔術より魔法の方が
相性がよくないのは確かだが」
「それはどういう意味?」
その答えを聞く前に、
アイサがラントに話しかける。
「ラント様、準備が出来ました」
「ん。分かった。
じゃあ行くか」
ラントはヒメの横を抜けて
部屋を出る。
「ちょっと!」
その後をヒメが慌てて追いかける。
「準備って、まさか本気でアレで
行くつもり?」
「そうだ。問題あるか?」
「ありまくりよ!」
ヒメは憤り、何度も小言をぶつけまくる。
そんなものを露とも感じていなかったが、
急にラントが立ち止まる。
止まった背中に鼻をぶつけて
痛がるヒメに向けて、誘った。
「暇ならついてくるか?
どうせやることもないだろう」
余計なお世話と返してやりたかったが、
ヒメはしぶしぶその招待を受けた。
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